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2015/03/18 Wednesday 12:56:55 JST

No.859 ≪愚者は経験にまなび賢者は歴史に学ぶ≫-2015.3.18 目加田博史

 

ドイツ帝国の初代宰相をつとめたオットー・ビスマルクの有名な言葉に「愚者は経験にまなび賢者は歴史に学ぶ」というのがあります。実際の演説では「愚者だけが自分の経験から学ぶと信じている。私はむしろ、最初から自分の誤りを避けるため、他人の経験から学ぶのを好む」といったそうです。それが、時代とともに解釈が加わり、「私は・・・他人の経験から学ぶ」というフレーズが「賢者は歴史に学ぶ」という風に変化したそうです。

また、一方では「歴史は勝者によって書かれている」ともいわれますので、歴史は事実を記録していますが、それは真実であるとは限りません。世に「七不思議」とか「三大謎」などと呼ばれているものは事実ではあっても真実ではないものが多いのではないかと思っています。それでも歴史は多くの教訓を含んでおり、価値があります。

今起きていることを過去の歴史に当てはめると、酷似していることが多いものです。「いつか来た道」「デジャブー(既視感)」ともいわれますが、この感覚はとても大事で、この感覚をもって今起きている現象を見る必要があります。最近の出来事でいえば、ロシアのクリミア・ウクライナ問題は、クリミア戦争(1853-1856)を想起させ、ヨーロッパがロシアと英・仏・トルコ連合軍に分かれて戦い、勝者不在の状態の中でドイツ・オーストリアが仲介しパリ条約を締結することで終止符をうちました。ヨーロッパのこの混乱に乗じてアメリカはペリー提督をして日本に開国を要求し明治維新を誘発しました。産業革命を経験していなかったロシアの後進性がクリミア戦争で露見したことで、その後のヨーロッパにおける発言力が低下し、日露戦争の敗戦を経て帝国の崩壊、ロシア革命、共産主義の台頭を許すきっかけになりました。

歴史を学び、その教訓を生かすことはとても大切なことです。企業においても同様で、創業者の思いを継承者がいかに引き継ぎ、発展させるか最近の話題でいえば、大塚家具の派手な親子喧嘩は勝者不在の無益な戦いに見えます。ファンドによるTOB闘争なら社内の結束を固めるチャンスにもなりますが、会長派と社長派に二分された闘争は、終結後、どのように修復するのでしょうか。2006年に起きた京都のブランドバッグ会社の一澤帆布の相続トラブルがどのような終結を見せたかは良く知られているところです。

常に謙虚に原点に戻り、素直に人の話に耳を傾けられる「賢者」でありたいものです。

 
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