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129号-形式主義のISOから実務中心のISOへ- -2015.3.13 プリント メール
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2015/03/13 Friday 11:54:02 JST

経営に役立つISOシリーズ 129号-形式主義のISOから実務中心のISOへ- 根橋弘行

 

製造業A社のISO9001の更新審査で管理責任者が審査を受けている時にISI9001の改訂の話題が出ました。

管理責任者:
内部監査はかなり充実してきたと先ほどコメント頂きましたが、2015年の改訂では要求事項は大きく変わるのでしょうか?

審 査 員:
ISO9001の改訂作業は現在進行中で、今年の9月に正式に決定する予定です。その後2ヶ月ほどかかると思いますが、日本語に翻訳したJISが発行されます。それを見てみないと正確なことは言えないのですが、いまのところ内部監査についてはほとんど変わらない予定です。

管理責任者:
なるほど、当社の規格への対応は11月頃からになりそうですね。規格が改訂されると、色々とマニュアルを変えなければならないので、また現場がバタバタします。

審 査 員:
私はそんなに心配することはないと思っていますよ。

管理責任者:
どうしてですか?

審 査 員:
2015年版の改訂は、簡単に言うと規格の構成が変わるということと経営者に対する要求が新たに加わるということです。マニュアルの変更はしなければならないかも知れませんが、現場については影響ないでしょう。

管理責任者:
現場に関する要求は変わらないのですか?

審 査 員:
量的に増えることはないでしょう。しかし、質的にはレベルアップをしていく事が必要かもしれません。

管理責任者:
質的にレベルアップするとはどういうことでしょう。

審 査 員:
現在の規格の序文にも書かれているのですが、「プロセスアプローチ」という考え方が重要になってきます。「プロセスアプローチ」とは、簡単に言うと製造現場の工程(プロセス)をしっかり管理して目的を達して下さい、ということです。工程1つ1つもそうですし、全体の工程の流れもしっかり管理しないと目的は達しないでしょう。目的は何かというと御社の「不良をなくして顧客満足と売上を向上させる」という方針です。そのために現在不十分なシステムは充実させていくことが必要です。

管理責任者:
なるほど。今までのISOは形式的なことが多かったですが、実務的になっていくということですか?

審 査 員:
そう言っても良いでしょう。私たちの審査も今までは規格要求事項に焦点を当てて、「規格要求事項7.4の購買管理やっていますか?」という審査をやっていましたが、今後は、御社の工程の流れに焦点を当てて審査をしていく事になります。例えば御社工程の流れを確認して、検査工程で不適合の検出が多くて歩留まりが基準以下になっている状況があったならば、再発防止のために規格要求事項の不適合管理の仕  組みはどのように行っているかをチェックする、ということです。

管理責任者:
なるほど、ISOの質が変わりますね。それでは、当社は何をしたらよいでしょう。

審 査 員:
2015年版の切り替えは今年9月から3年間の内に行えばよいですが、その前に品質保証体系図、QC工程表、製造マニュアル、作業標準などの現場の手順が現場に合っているか、変更する必要がないかを内部監査などの仕組みを使ってチェックしていってください。作成してからかなり時間が経っていて改訂もされていない文書が色々ありましたが、現状と不整合を起こしているものがあるはずです。実務的に質を高めるためには、先ずそこを直していきましょう。

管理責任者:分かりました。

  

以上

最終更新日 ( 2015/03/13 Friday 11:54:13 JST )
 
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