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-128号--ISO改訂が予定されている- プリント メール
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2015/02/19 Thursday 12:30:16 JST

経営に役立つISOシリーズ 128号  根橋弘行

-ISO改定が予定されている-

 

食品製造業A社のISO9001の更新審査の終了会議で社長からISI9001の改訂について質問が出ました。

社 長:ところで、ISOの規格が近く変わるという話ですが、いつ変わるのでしょう?

審査員:ISOの規格の改訂ですが来月3月に規格の最終案(FDIS)が発行される予定です。そして、この内容でISO化して良いかの世界的な投票を経て、今の状況では9月に正式にISO90012015版が誕生する予定になっています。その後、日本語に翻訳してJISとして発行されるのに2ヶ月くらいかかるようですから、私たちが日本語になったISO90012015年版を読めるのは11月になると思います。

社 長:それから、私たちは当社のISOの改訂作業に入らなければならないのですね。いつごろまでに改訂を終えなければならないのでしょうか?

審査員:ISOが発行する20159月から3年以内に移行審査を受けて頂く必要があります。特別な審査を受けるのではなく通常予定されている定期審査や更新審査の場で移行審査を受けて頂くことになります。御社ですと毎年2月に審査を受けていますので、20162月、20172月、20182月の3回のチャンスがあります。改訂作業が終わり運用も定着した段階となると、20162月は日程的に厳しいと思いますので、20172月か20182月のどちらかになるのではないでしょうか。

社 長:それなら、日程的には余裕がありますね。ほっとしました。それで要求内容は大きく変わるのですか?

審査員:基本的にはマイナーチェンジでISO9001固有の要求事項について大幅な追加はないと考えて頂いて良いと思います。だから、特別な審査を行わないで、通常審査で移行審査を行うということです。

社 長:例えば、どういう点が変わるのですか?

審査員:一つは、規格の構成が変わります。すべてのISOが同じ構成になることが決定されましたので、ISO9001も構成が変わります。項目の順番がかわるので見た目は大きく変わりますが、内容に大きな変化はないです。二つ目は、社長以外の項目については、新規の項目はありませんが、事業プロセスをしっかり行うためにISOを経営と一体化させていなければなりません。つまり日常業務とISOが分離していたら2015年版ではアウトです。三つ目には、経営者の役割が強化されます。事業の目的・目標(ISOに取り組む目的)を達成するのに影響する外部・内部の課題を整理することが要求されます。それから、事業の目的・目標を達成するに当たってのリスクを整理することが求められます。大きくはこの3つです。

社 長:なるほど、規格改定の大枠は理解できました。新規格は11月頃日本語になるということですから、勉強は来年からを始めることになるのでしょう。今のうちにやっておくことはありますか?

審査員:先ほど言いましたように、「これはISOのための記録、これは従来からの記録」というような二重構造は、2015年版では不適合です。先ずは、内部監査で現実の業務とISOが一体化できていないところの拾い出しから始めてはどうでしょうか?

社 長:そうですね。

 

経営とISOの分離は2015年改訂ではアウトになります。先ずは二度手間の箇所や「わざわざISOのためにやっていること」はないか内部監査で調べることから始めましょう。

 

 

以上

最終更新日 ( 2015/02/19 Thursday 12:31:12 JST )
 
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