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No.850 ≪会社が廃墟になる瞬間≫-2015.1.14 プリント メール
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2015/01/14 Wednesday 14:05:04 JST

No.850 ≪会社が廃墟になる瞬間≫-2015.1.14 目加田博史

 

新春恒例の伊勢修養団主催の初詣に行ってきました。伊勢の神宮(正式にはこう呼びます)は125の別宮摂社末社があり、内宮にはご正宮の外に10の別宮、27の摂社、16の末社、30の所管社、8の別宮所管社の、合計92社、外宮にはご正宮の外に4の別宮、16の摂社、8の末社、4の所管社の、合計33社、全体では125社で構成されています。

昨年(2014年)の新春参詣の時は、内宮ではご正宮とその別宮である荒祭宮(あらまつりのみや)、御稲御蔵(みしねみくら)、外幣殿(げへいでん)、滝祭神(たきまつりのかみ)、外宮ではご正宮と多賀宮(たがのみや)が真新しい社殿に遷宮が終わっていました。その後、順次別宮の遷宮が進められ、昨年の神嘗祭(10)のころには別宮の倭姫宮(やまとひめ)、伊雑宮(いざわのみや)の遷宮がおわったところでした。

今年(2015年)の新春参詣では内宮の中にある別宮の一つである風日祈宮(かぜひのみのみや)の遷宮が終わっていました。その風日祈宮(かぜひのみのみや)は真新しい社殿と今までの社殿がとり壊されずにそのまま並築されていました。その姿をみて、とても驚いた事がありました。

なんと今までの社殿はまるで廃墟のようなボロ屋に変わっていたのです。遷宮は神様が旧居から新居に御移りになるので、旧居は言ってみれば魂の抜け殻です。神様がおられる社殿は「お宮」として生き生きとしていますが、神様が離れられると朽ちてゆくただの建物、入れ物にすぎません。昨年の新嘗祭(11)の時にお参りした時は生き生きとした清々しさにあふれていたのですが、たった数カ月でまるで見る影もない姿に変わっていました。ご一緒した経営者の方もその変わりように驚いておられました。このような姿を今度見ることができるのは20年後になりますが、あまりの変化に驚きました。

魂が抜けるだけでまるで廃墟のようになる。これは住宅でも同様で、築年数が古くても、人が住んでいる限りは100年以上持ちますが、空き家になるとたとえ新しい住宅でも数カ月から数年で廃墟のように魔物が住んでいるような姿に変わるのとよく似ています。

人も同じで、いままで元気だった人がやることがなくなるとまるで「腑抜け」のように廃人のごとくなる姿をよく見かけます。肉体は魂の入れ物ですので、肉体と魂が言ったとなっている時は生気のある人間ですが、魂の抜け殻になった肉体は腐敗こそしないものの老化が一気に進んでしまいます。必要とされなくなると人は一気に老いるものです。中でも、中小企業の経営者は仕事が命で会社経営が人生そのものですから、仕事から離れて何もしないでいると一気にふけ込み、あっけなく亡くなってしまいます。中小企業の経営者は生涯現役でいるべきだと思います。事業承継後も、イライラとストレスをためながらも必要な役割を持つことによって生き生きと人生を全うすることができます。

会社も同様、魂といえるモノが希薄になったり無くなったりすると、あっという間に消滅してしまいます。
伊勢の神宮の風日祈宮(かぜひのみのみや)の姿を見てそう思いました。何事も、魂や志、思い、念という目には見えないけれども大事なものを持っているものだと実感しました。

 
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