トピックス
No.391【今時のイギリス】-2006.2.1
更に読む...
 
Home arrow FAX情報 arrow No.830~859 arrow No.846 ≪見えないものを大事にする経営≫-204.12.10
No.846 ≪見えないものを大事にする経営≫-204.12.10 プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2014/12/10 Wednesday 12:03:23 JST

No.846 ≪見えないものを大事にする経営≫-204.12.10 目加田博史

 

あなたは「光」を見ることができますか? 「光」は「影」があることで見ることができます。「影」は「光」によって存在することができます。「光」と「影」はコインの裏表のごとく、密接不可分で本質は一つです。
光だけが存在している場では、光そのものを認識できません。方向も強さも感じることができないそうです。影があることで、様々な変化や造形を創りだし、感動し、成長することができるのです。

同じように、人の「長所」は「短所」によって特徴づけられ、「短所」は見方によっては「長所」以上の得難いものになります。長所と短所が一人ひとりの個性を輝かせ、無限の可能性をもたらしてくれます。地球上に暮らす70億人以上の人々の全てが一人ひとり違うDNAをもち、価値観をもち、個性を持っています。その個性の組み合わせが組織や企業を発展させもし、衰退もさせます。同じ波長の人を周囲に集めれば、組織経営は楽ですが発展は阻害されます。異質な個性を集めればそれを調和させて共鳴させる度量を持ったリーダーが必要になります。何が良くて何が悪いかではなく、どのようにありたいかが重要な志になってきます。

ワンマン経営を長所ととらえれば、リーダーシップがあり、決断と行動が早く、著しい成長を実現できる可能性がありますし、短所とみればトップの顔色ばかり見て人が育たない可能性があります。SWOT分析を行う時に使用する外部環境分析の「機会」「脅威」、内部環境分析の「強み」「弱み」もどのような視点で見るかによって、どちらともいえることが多々あります。外部環境は「わが社にとって」という基準を持つことによって、「機会」と「脅威」が明確になります。内部環境は「同業他社に比べて」という基準を持つことで「強み」「弱み」が特徴づけられます。どのような視点で何を見るかによって景色は変わるものです。

「人間(じんかん)万事塞翁が馬」(出所:『淮南子』人間訓)という中国のことわざも、表面的、近視眼的にとらえると物事の本質を誤ることを教えています。一時の災いを嘆いて、長い目で見た幸福を失うことはいかに愚かなことか、このことわざを知ることによってわかります。同じような意味で、「禍福はあざなえる縄のごとし」というたとえも同様です。

会社を経営するということは、ヒト・モノ・カネのバランス、社会・お客様・社員・仕入先のバランス、短期・中期・長期のバランス、ベテラン・中堅・新人のバランス、大きなマーケット・ニッチマーケットのバランスを取らねばなりません。円安が順風になる会社もあれば逆風になる会社もあります。一時の現象を表面的、近視眼的にとらえて経営判断すると、長い目で見たときに致命的な禍根を残すことにもなりかねません。
年末の師走を迎えて、1年を振り返り、社員を幸せにし、会社を発展させる上で、何が大事で、何を磨いて、何を伸ばすか、そのために何に力を入れねばならないのか、静かに見えないものを見る時間をとっていただきたいです。今までも、これからも、私たちがかって経験したことのないような出来事が起きてきます。その時に冷静に対処できるのは物事の本質を身につけているか否かです。一方で、歴史は繰り返すという真理もあります。過去の歴史に学ぶ、人類の英知に学ぶことも合わせて進めてゆきたいものです。

最終更新日 ( 2014/12/10 Wednesday 12:03:35 JST )
 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!