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No.831 ≪好調企業の秘密≫-2014.8.27 プリント メール
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2014/08/27 Wednesday 13:39:05 JST

No.831 ≪好調企業の秘密≫-2014.8.27 目加田博史

 

今朝、那覇市倫理法人会のモーニングセミナーで講話をさせていただきました。テーマは「好業績企業の共通項」~なぜ、あの会社はうまくいっているのか~で、顧問先の中で好業績をあげている企業の共通項を話しました。会場では話せなかったことをこの場を借りてお伝えします。
顧問先の業績の推移を鳥瞰して思うことは、「好業績をあげている企業の共通項は一緒だな。まるで2300年以上前に孟子が語った言葉と同じ事が起きている。歴史のどこかで、絶体絶命の会社存亡の危機を迎え、さらに、泣きっ面に蜂のごとく、次々と困難が襲いかかっている。それを逃げずに正面から受け止めて、真摯に反省して、悔い改めて、乗り越えている」ことです。

孟子は次のように言っております。
天の将(まさ)に大任を是の人に降(おろ)さんとするや 必ず先づその心志(しんし)を苦しめ その筋骨を労し その体膚(たいひ)を餓やし その身を空乏(くうぼう)し 行ひその為すところに払乱せしむ。」
(天が大きな仕事をさせようと思う人に行うことは、まず最初に、心が折れるような困難を与え、志をなくさせるような挫折に遭遇させる。さらに、体を酷使させフラフラにし、とことん貧乏を味わわせ、やることなすこと悪い方向に行くように、行動が空回りするような苦労を与える)

「心を動かし、性を忍び その能はざる所を曾益(ぞうえき)せしむる所以なり。 人は恒(つね)に過ち、しかる後に能く改む。 心に困しみ、慮に衡(はか)りて しかる後に作(おこ)る。」
(それは、その人の心を鍛え、耐える力を身につけさせて、能力を開花させることで、大任が果たせる環境整備をしているのだ。人はつねに過ちを犯した後でしか悔い改めないものだ。心に苦しみをかかえ、弱さを自覚することでその人は成長する)

「色に徴(あら)はし、声に発し しかる後に喩(さと)る。 入りては則ち法家、払士(ひっし)無く 出でては則ち敵国、外患無くば 国は恒(つひ)に亡ぶ。 然る後に憂患に生き、安楽に死するを知るなり。」
(苦しさのあまり、苦悶の表情が顔に表れ、悲痛な叫び声を上げるところまで追い込み、それを乗り越えて初めて使命を与えるのです。国家も同様で、内政では法に照らして諫言する人がなく、外交では敵国や外患が無ければ国は内部から腐り滅ぶものだ。)

数点の事例をお話します。
ある会社では、バブル崩壊後、年商に匹敵する戦略的な大型投資の結果、7年間も赤字に苦しみ、遊休資産の売却や個人資産の放出等できることは何でも行いました。仕事のやり方を全て見直し、絶対の自信を持っている商品をお客様に認知していただけるよう営業方法を改め、物流体制を改め、事務システムを改善して、いつの間にか他社のまねのできないような会社になりました。当日の早朝にオーダーを受けて、量販店の開店と同時に納品が完了し、PB商品を中心に独自仕様の商品を数多く開発し、お客様の粗利益改善に大きく貢献したのです。その後、年々成長を続け、今では一人当たり利益額は約200万円、自己資本比率は約50%の優良企業となりました。

ある会社は、工場で社員の死亡事故が発生してしまいました。工場長や社長は警察の事情聴取をうけ、長期間拘束されました。言われの無い暴言も甘んじて耐え忍び、遺族に対してはできる限りの破格の誠意を示しました。最初はかたくなだった遺族の方とも今では社員以上に親しい関係になりました。事故以降、今でも、月命日はもちろんのこと、事あるごとに訪問し仏前に膝を屈しています。労働基準監督署からは生産工場のモデルといわれるぐらいに指導に忠実に従い、工夫に工夫を重ねて、面倒がらずに当たり前にできるように徹底してゆきました。職場環境の整備をどんどんと進め、他社からはやりすぎだといわれるほどの徹底ぶりです。この事故以降、改善の成果が表れ、業界新聞で注目されるほど業績は好調に推移しています。

ある会社は、経営管理が不在で、ドンブリ勘定に近い状態で月商近い累損を持っていましたが、仕入先メーカーの指導で改善を進め、累損解消に成功しました。まだ財務が脆弱でしたが、さらなる発展を期して新社屋を建設して業容拡大に向かっていた時に、月商に匹敵する回収不能の不良債権が発生しました。弱い財務が一気に悪化し、債務超過に陥ってしまったのです。関係者に知られないように融通手形まで発行してやりくりしていましたが、ついに金融機関からは取引停止に追い込まれてしまいました。再度メーカーの協力を得て、経営を徹底的に見直し、改善すべきものは改善し、全ての物を変えてゆきました。会議の早朝会議に変え、朝型の文化を根付かせました。もともと営業力や商品力のある会社でしたので、復活するスピードは著しく、あれよあれよという間に業績が好調になりました。今では一人当たり利益も約300万円、自己資本比率も約50%となり、継続的に好調を持続しています。

いずれの会社も、危機存亡の時を迎えて、悔い改めて、経営の原点に戻り、原理原則に従い、不易と流行を徹底的に推し進めていった結果だといえます。苦境や困難はさらに大きな仕事をさせるための天の慮りなのだと改めて思いました。まだ、その時期に至っていない好調企業は、天のお眼鏡にかなえば、さらに発展する機会としての苦境が与えられるでしょうし、その器にない企業にはそれなりの困難が訪れる事でしょう。

「苦難は幸福の門」とは倫理研究所の創始者 丸山敏雄氏の言葉です。

 
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