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No.397【「おもてなし」が会社を伸ばす】-2006.3.15

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2014/07/23 Wednesday 10:05:27 JST

No.826 ≪そうだ!安岡正篤を学ぼう その2≫-2014.7.23 目加田博史

 

昨年に引き続き、今年も奈良の世界遺産「春日大社」内の「感謝と共生の館」にて開催された関西師友協会主催の「安岡正篤教学研修会 夏季合宿」に参加してまいりました。23歳~77歳までの幅広い年齢層と金融業、通信設備業、介護施設や人材派遣などのサービス業、建設業、製造業等業種も多岐にわたり、経営者から社員まで立場もさまざまでした。講師陣も大学教授、大企業OB、春日大社宮司、論語講師、士業等様々な観点からの講義があります。講義を受けて、グループで議論し、議論のまとめを発表して共有することを繰り返します。

今年のテーマは「日本的指導者像とは」で、演題は井上昌幸氏の「安岡正篤先生の『人間学』を学ぶ」、谷崎利男氏の「日本的経営」~日本的リーダーの在り方~、香川昇氏の「人の上に立つ者の心得」~佐藤一斎の『重職心得箇条』に学ぶ~、松並孝雄氏の「論語に学ぶ指導者の心得」、三木一之氏の「『南州翁遺訓』を現代に活かす」、花山院正匡宮司の「神道について」、池田憲彦氏の「近現代天子論の試み」(1)(2)~明治、大正、昭和の御製とその背景と状況にみる~と全部で8講あり、この講義を聞いて、グループで議論するのです。

安岡教学は一貫して修己治人を目指し、それぞれが一灯を掲げて自分の周囲を照らし、万人が一灯をともして国を照らす、これを一灯照隅、万灯照国と呼び、その実践を求めています。人間を作るには学ぶ事が大事で、それは優れた人の話を聞くことである。古書良書ならさらに良い。これを聖賢の学といい、師を持つことの重要性を説いています。安岡教学では和漢の聖賢のみならず世界中の人物論を活発に行い、その業績を顕彰することも大きな使命としています。孔子、孟子、老子、荘子、荀子等の現代中国ではもう忘れられてしまった聖賢を丁寧に研究し、学んでいます。今では日本人が中国人に論語を教える時代になっています。山鹿素行に始まり吉田松陰にいたる幕末の思想家群像もよくテーマになります。

人物を知るには人物の生きた歴史や時代背景を知らねばなりませんし、時の権力者によって都合よく書きかえられるのが歴史の常ですから、古文書や文献を捜しもとめ、時の権力者によって提供された都合のよい事実だけでなく、できるだけ多くの真実を調べることも大事な勉強です。幸いにも、日本には縄文時代の文献としてホツマツタエがあり、神話の世界を表した古事記、日本書紀、続日本書紀等多くの文献が残されており、万世一系の天皇の系譜があり、これだけの長きにわたって国が納められてきたところは世界広しといえども日本だけです。そして、祭礼という形で古の教えを今に伝えているのが神社神道です。明示維新の廃仏毀釈によって神仏分離が行われ、神社と寺は別々の道を歩むことになったのですが、538年に仏教が伝わって以来、日本では神仏は一体でした。

聖徳太子が先端技術をもった新興勢力としての仏教が伝来した時、中国との関係も考慮したのでしょう、「和をもって尊し」という考え方でこれを受け入れ、共生することで国を治めてきた歴史があります。民族が独立を維持しながら存続するための知恵を日本人はDNAの中に持っているといえます。自分のためよりも世のため人のためにどうするかという価値観を生まれながらに持っているのはこのような歴史背景が遺伝子にまで刷り込まれているからだと思います。それが如実に表れたのが阪神大震災や東北大震災の時の感動的な被災者の行動です。自分が逃げるよりも住民の避難を呼びかけ続けてマイクを持ったまま津波にさらわれた女性の行動は、我先に逃げ出す国の価値観とは根本的に異なります。

最終更新日 ( 2014/07/23 Wednesday 10:05:45 JST )
 
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