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No.813 ≪仕事のできる人はコツを知っている≫-2014.4.23 プリント メール
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2014/04/23 Wednesday 13:19:56 JST

No.813 ≪仕事のできる人はコツを知っている≫-2014.4.23 目加田博史

 

30年前、私の尊敬する先輩コンサルタントの森さん(仮名)は、恐ろしく仕事ができる人でした。経営診断、社員教育、経営支援、講演と手帳は1年先まで予定で埋め尽くされ真っ黒でした。経営診断は依頼先企業のトップや幹部のインタビュー、裏付け調査、資料分析、現場視察が必要です。経営支援は年間契約でクライアントの会議や提案を行いますが、その価値は事前準備の質できまります。当時はもちろんインターネットもパソコンもスマホもありませんでした。事前準備は膨大な書庫に籠り文献を読みあさり、関係機関に出向いて閲覧し、業界情報の専門家にあってインタビューしたり資料収集するのです。

その間隙をぬって、社員教育や講演があります。主催セミナーは毎月数本ありましたが、そのほとんどは宿泊セミナーで、受講生と寝食を共にします。「幹部候補生スクール」という7回シリーズの連続セミナーの講師やコーディネーターも務めていました。引合い対応もしなければならず、多忙を極めていました。

森さんのサブになって、その指示の的確さに感動すら覚えました。経営診断の事務局3社、経営支援7社、社員教育2社、セミナー3本。私の手帳はあっという間に真っ黒です。指示された期日までに準備しなければなりません。始発電車で出社し、最終電車で帰宅しても間に合わないときは会社に泊まり込んで仕事をしました。地方出張の時は大量の資料持参ですので重いこと重い事。紙は本当に重いのです。
出張の時が一番の息抜きでした。結局、1年に休日は4日しかありませんでした。サブはまだ肉体労働で、指示された内容を準備するだけですが、チーフは調査分析し、判断し、改善案を立案しなければなりません。講師として講演しなければなりません。森さんはいつ寝ているんだろう。

しかし、森さんは悠然と仕事をしていました。私のミスも想定内でリカバーできるように準備をしていました。一つのプロジェクトが終わると「目加田君なあ、今回の調査レポートはここがよかった。どこが悪かった」とコメントをくれて食事に誘ってくれます。決して、ワンパターンの仕事をしませんでした。私の目から見ると、よくもこれだけのアイデアが出てくるなと感心しながら見ていました。

「どうしてこれだけの仕事を的確にこなせるのですか」と聞いたことがありました。すると、森さんは「ひとつは判断基準を明確に持つことだよ。判断基準とは原理原則のことだ。人間が仕事をしている以上、森羅万象に基本があり、原理原則がある。それをしっかりと学ぶこと。そして、経験を積んで知見に変えること。もうひとつは時間を味方につけることだ。追われるのではなく追いかける。そのためには先手先行で行動することだ。この仕事は誰に頼めば間違いがないか、頼める人を沢山作ることが大事だよ。三つ目には判断する時は集中すること。作業は細切れの時間でもできるが、判断は集中しないとできないからね。」

この教訓は私の中で生き続けています。仕事の優先順位や重要度の判断、人間関係の判断や感情の処理などとても役立っています。
森さんはいつも当事者意識を持ち人のせいにすることはありませんでした。引き受けたときから問題意識をもって調査に入り、資料収集を情報センターに依頼し、関連情報を電話で収集していました。そして、自分なりの仮説を立てて、ビジョンやストーリーはA案、B案、C案の三案を準備していました。このクライアントを繁栄させるためにはどうすればよいか、四六時中、頭のエンジンが音を立てて回っているようでした。おかげでお客様からの紹介で仕事が切れることはなく、社内でもトップクラスの実績を維持していました。
仕事のできる人のコツは突き詰めれば3つだったのです。

最終更新日 ( 2014/04/23 Wednesday 13:20:14 JST )
 
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