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No.809 ≪トップ・リーダーの心得≫-2014.3.26 プリント メール
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2014/03/26 Wednesday 13:41:12 JST

No.809 ≪トップ・リーダーの心得≫-2014.3.26 目加田博史

 

20年続いてきたデフレの時はだれもが果てしなく続く消耗戦に嫌気がさしながらも、これといった解決策もないまま、ひたすら努力を傾けるしかありませんでしたので、比較的平和な安定が広がっていたように思います。20121226日に発足した安倍政権のアベノミクスのリフレ政策の実行により、大手上場企業、中でも輸出企業を中心に大きな変化が起き、平和な安定は戦略的成長にむけて戦国時代となりました。

一方、世界主要国のリーダーも明確になり、それぞれが長期政権が約束されている中で、世界の枠組みにも変化が起きてきます。
このような時こそ、トップリーダーの器量や力量が問われます。最新のビジネス理論も大事ですが、人物分析が中心の古典もしっかりと学んでおきたいものです。古典といえば歴代総理の指南役と言われた安岡正篤氏がおられます。安岡正篤氏の著作には古典の読み方、解釈の仕方がわかりやすく書かれており大変参考になりますが、それでも難解な表現が多く辞書を片手に読まないとわかりません。安岡正篤氏の研究の第一人者といえば、神渡良平氏ですが、漢文や文語体に弱い戦後生まれの現代人にとって、さらにわかりやすく解説し表現しておられますので、神渡良平先生の著作から入ってもよいかと思います。

安岡正篤氏の人間学講座「干支の活学」のなかに、「史記」の中の「呉起と田文」という節があります。すでに、よくご存じだと思いますが、今のトップ・リーダーにとって非常に役立つと思いましたので、原意に忠実に紹介します。

「孫子と並び称される呉子(名は起)は魏の名君文候(紀元前445年~396年)に重用された名将であるが、文侯がなくなり、国を挙げて不安であった時、彼はひそかに自ら宰相になることを期待していた。しかし、案に相違して田文が衆望によってその任についた。おさまらないのは呉起で、とうとうある日、田文に詰問した。
『三軍に将となり、士卒を勇んで死に赴かせ、敵国をして敢えて我が国を窺わせぬことにかけては君と俺とどっちだ』田文は言った、『君に及ばぬ』。『官民を治め財政を充実することにかけてはどうだ』『それも及ばぬ』『諸外国を操縦する外交手腕にかけてはどうだ』『それも及ばぬ』『しからば三者いずれも俺におよばぬのに、どうして君は宰相となっておれるか?』その時、田文はいった、『それでは尋ねる。主なお若く、国を挙げて不安で、大臣連もしっくりせず、政府に民衆の信頼もないこの重大時局に、宰相の大任ははたして君に属すべきか、俺に属すべきか』。呉起はしばらく黙考しておったが、おもむろに言った。『それはやはり君だ』」

みなさんはどのようにお感じになりましたでしょうか。技量も重要ですが、その前に必要なことは人間力だということを紀元前450年ごろにはすでに解き明かされているのです。
私は、良いことも悪いことも納得がいかないことも怒り心頭に達することも、あらゆる状態を全て正面から受け止め、覚悟を持って、経営してゆくことが王道だと再認識しました。小賢しく立ち回って小さな成功を手に入れても所詮うたかたの泡にように消えてしまうと思います。困難な道ほど正しい道はないと実感しました。

最終更新日 ( 2014/04/09 Wednesday 14:48:29 JST )
 
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