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2013/12/25 Wednesday 13:21:17 JST

No.797 ≪そうだ、これからも「寒翁が馬」でいこう≫-2013.12.25 目加田博史

 

199793日に発行を始めて今年で17年目になります。これもひとえに読者の皆様のおかげと感謝しております。昨年の安倍政権の誕生以来、日本も世界も様々な出来事がありましたが、社会がわずかでも進化前進していることを思いますと、良い年だったと実感しております。皆さまの1年はいかがでしたでしょうか。向こう3年~4年は先進国・BRICSのリーダーが出そろい同じメンバーで世界経営が続きます。
今年最後のコラムをお送りいたします。

人間万事、塞翁が馬(じんかんばんじさいおうがうま)という中国故事があります。人間(じんかん)は世間という意味だそうです。内容は皆さま良くご存じだと思いますが、復習を兼ねて掲載します。

「国境の近くにあった塞(とりで)の近くに住んでいた翁(老人)は、何よりも自分の馬をかわいがっていた。その馬は、周りからも評判が立つほどの駿馬だったが、ある日突然、蜂に刺された拍子に飛び出してしまう。当時の馬は貴重品で、悲嘆にくれているだろうと人々が同情したが、翁は「これは何かいいことが起こるしるしだ」と言って、我慢強く待ち続けた。すると、その馬が別の白い馬を連れ帰ってきたのだ。しかも、その白馬も負けず劣らずの優駿で、周りの者は口々に「何と幸運なことか」と囃し立てたが、翁は「これは悪いことが起こるしらせだ」と自分を戒め、決して喜ばなかった。
すると、かわいがっていた息子がその白馬から落ちて、片足を挫いてしまった。人々は慰めの言葉を掛けたが、翁は「いいことの前兆かも知れない」と告げる。それからしばらくして、隣国との戦争が勃発した。若い男は皆、戦争に駆り出されて戦死した。しかし息子は怪我していたため、徴兵されず命拾いした。そして、戦争も終わり、翁は息子たちと一緒に末永く幸せに暮らしたという。このことから、世間は、良いこともあれば悪いこともあるというたとえとなり、だから、あまり不幸にくよくよするな、とか幸せに浮かれるなという教訓として生かされる言葉になり、人間万事塞翁が馬などと使われる。出典は『淮南子(えなんじ)』人間訓(じんかんくん)。

同じような故事に「禍福は糾える縄のごとし」というのがあります。禍(わざわい)は福の種をまき、福は禍(わざわい)の種をまくという意味です。禍の時はやるべきことをきちんとやって忍耐強く我慢して待ち、幸福の時は勝って兜の緒締めるたとえのごとく、冷静に着実にやるべきことを実行するのです。

徳川家康は遺訓で、次のように戒めています。「人の一生は、重荷を負うて遠き道を行くが如し、急ぐべからず。不自由を常と思えば不足なし、心に望み起らば困窮したるときを思い出すべし。堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。勝つことばかり知りて、負けることを知らざれば、害その身に至る。己を責めて人を責めるな、及ばざるは過ぎたるより勝れり。」

また、白隠禅師という座禅界のスーパーヒーローが座禅和賛で次のように詩ってういます。
「衆生本来仏なり、水と氷の如くにて、水を離れて氷なく、衆生の外に仏なし。衆生近きを知らずして、遠く求むるはかなさよ。たとえば水の中に居て、渇を叫ぶが如くなり。長者の家の子となりて、貧里に迷うに異ならず。六趣輪廻の因縁は、己が愚痴の闇路なり。闇路に闇路を踏そえて、いつか生死を離るべき。・・・」

宇宙の真理は「造化と進化」です。人知を超えた存在であるサムシンググレイト(村上和夫氏提唱)は森羅万象の造化と進化を願っておられるのだから、何事が起きようと私たちは真摯に役割を引き受けて不撓不屈の努力をしなければなりません。原因自分論の精神で「全ては私の心のままに進む」と信じて、前進し続けましょう。
良い年をお迎えくださいませ。

最終更新日 ( 2014/01/08 Wednesday 11:17:47 JST )
 
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