トピックス

No.388【2006年は勝負の年】-2006.1.11

更に読む...
 
Home arrow FAX情報 arrow No.770~799 arrow No.786 ≪問題解決の奥義≫-2013.10.9
No.786 ≪問題解決の奥義≫-2013.10.9 プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2013/10/09 Wednesday 16:13:24 JST

No.786 ≪問題解決の奥義≫-2013.10.9  目加田博史

安岡正篤氏は問題解決にあたって「長期的にみる」「根本的にみる」「多面的にみる」と3つの視点を提唱しておられます。

ある顧問先で品質不良の問題が発生しました。ある製品の樹脂成型の過程で気泡が入るのです。
責任者である技術者は過去の事例を参考に4MMANMATERIALMACHINEMETHOD)で問題を分析しました。具体的には製造者の力量はどうか、金型はどうか、機械はどうか、材料はどうか、製造方法はどうかとチェックして、必要な対策を打ちました。ところが、なかなか改善しません。今度は、気温と金型の温度と材料の温度と気泡の発生する場所のデータをとり分析しました。膨大なデータからはこれといった傾向性や相関性は発見できませんでした。営業部門からはお客様に提出する報告書の作成を要求されますが、調査過程を描くことはできても、原因が特定できないので、対策を明記することができません。技術者は夜も昼も機械につきっきりで原因究明に当たりました。

このような状況を見ていた経営者は、金型に問題があるのではないかと直感して、金型を製作した会社に金型を持ち込み、職人に見てもらったところ、あちこち点検した後で、金型をなでまわし、道具を使って金型を修理したそうです。一見、どこを修理したのかわからない程度の修理です。その金型を持ち帰り成形機に取り付け製造したことろ、気泡は見事になくなっていました。

技術者は「気泡ができる可能性が一番高いのは金型ですので、一番最初に入念にチェックしましたが、なにも異常はありませんでした。だから、金型以外の要因で発生していると思ったのです。金型は電子顕微鏡でチェックしてもわからない異常が職人の研ぎ澄まされた指で発見されるようなことはよく聞きます。金型は問題ないという固定観念が問題解決を遅らせてしまいました」と述懐していました。

今まで問題なく製造できていたものが、ある日を境に不良が発生しだしたのですから、考えられる可能性をチェックし、対策しても不良が止まらないならば、技能者や経験者、協力会社も巻き込んで、多くの知恵を借りる必要があります。

問題解決には「岡目八目」ということわざがとても有効です。「岡目八目」とは当事者は目先のことで頭がいっぱいで、大事な問題に気づかないけれど、傍観者はたちどころにそれに気づくことができる事を言います。堂々巡りの循環論を断ち切るのは当事者ではなかなかできないものです。問題解決にあたって、「長期的にみる」「根本的にみる」「多面的にみる」の3原則を活用しましょう。

 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!