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2006/06/01 Thursday 12:32:23 JST
No.390【人は能力が及ばなくなると「逃げる」「言い訳」をする】-2005.1.25
会社の方針に従って、一所懸命にやっているのに、まったく評価されない。目標は達成できていないので文句は言えないが、昨年と比べれば、雲泥の差だ。皆も必死でやっているのがわかる。

しかし、上司は上司で自分のことを棚に上げて、部下の批判ばかりする。
「昨年が悪すぎるのだから、今年がよいのは当たり前だ。今年は目標を達成しないと評価できない」
だからなんとか、目標に近づこうと、せっかく、仕事を取ってきたのに、やれ「価格が安い、勝手に仕切りをくぐるな」とか、「こんな厳しい条件でよくとってきたな」とか、「採算が合わない。これじゃ赤字だ」と難癖をつけられる。
挙句の果てに、「目標も達成しないでこんなに早く帰ってきていい気なもんだ」と皮肉を言われる。
それじゃあ、帰ろうかなと思ったらもう一件の精神で営業して遅く帰ってきたら、「君たちの帰りを待って伝票を〆かねればならない私の立場にもなってみろ」といわれる。
『いい加減にしろ』とのど元まで出ているが口に出すと余計ひどくなるのでじっと我慢しているが、あほらしくて、こんな会社でやってられない。ええいっ!やめてやる。
このような気持ちになったことが無い人は皆無かもしれませんね。
多かれ少なかれ、現場の第一線に身を置いた方は、よく似た経験をしておられることと思います。私もそうでした。「そんなに言うんだったら、自分でやればいいだろ」って気持ちになるのです。
自分を正当化するために逃げと、言い訳ばかり考えて不満がたまってゆきます。そのときは、頭に血が上っていますから、何を言っても効果はありません。

上司だって暇ではありませんから、本当にできない人にはこんなに時間をかけてアドバイス(?)しません。無駄とわかりながらいうのも疲れますからね。
でも、本当は、もっとできる能力を持っているのに、力を発揮していないから、言われているということがわかるには時間が必要です。
あるとき、尊敬する部長と数名のメンバーとプロジェクトを組んで、あるクライアントの大規模な市場調査をしたときのことです。
指示された内容でいくら調査をしても、インタビューデータと統計資料との整合性が取れず、核心をついたレポートになりません。
納期に間に合わせるために、2週間にも及ぶ合宿が始まりました。食事に出る時間も惜しんで、事務局がスーパーで買ってきて段取りするのです。会社の風呂に入って、スーパーの食事を同じメンバーで食べるので、イライラが募ってきます。
10回ほど部長にレポートを出したでしょうか。
なかなかOKが出ません。付箋がいっぱいついています。やるだけやったという自負もあり、納得できなくてついに口に出てしまったのです。
「部長、私のレポートがそんなに気に入らないのなら自分で書けばいいじゃないですか」
「なに~! もう一度いってみろ。やることもやらないで開き直るつもりか」
「開き直りじゃないですよ。何を求めているのかはっきりいってくださいよ。何を書いてよいのかわからないんですよ」
「君なあ、はじめからレポートを書き直すのが面倒くさいから、私の付箋の場所だけ書き換えているだろ。だから、文章の整合性も迫力も何も無い。核心からどんどんずれていっているのに気がついているのになぜ書き直さないんだ」
「部長、無茶言わないでくださいよ。もう2週間も徹夜同然なんですよ。限界ですよ」
「それは君だけじゃないだろ。それに君もプロだろ。泣きごとを言うな。やればできるのに、やらないから、いっているんだ。(沈黙・・・)いや、わかった。もういいよ。帰って」
「そんな風にいわれて帰れません。やりますよ。」
「いや、いい。ここは私がやる」
それ以後私がこのレポートを触ることはありませんでした。結局、部長が最初から分析しなおして、レポートを書き上げたのです。
クライアントへの報告会の後の打ち上げのときに部長に謝りました。
「いや、気にするな。君のせいじゃない。わたしがもっと分析視点を明確に伝えるべきだった。君にまかせっきりにしたのが悪かったよ。君も大変だったろうけど、いい勉強になっただろ。」
と逆にねぎらってくれ、自分の未熟さが情けなくて、悔しくて、とても恥ずかしかったです。
仲間が逃げたり言い訳をしだすと能力の限界を感じているメッセージです。
 
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