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No.402【すごい成果がでる決め方のノウハウ】-2006.4.19
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2013/10/02 Wednesday 16:20:29 JST

No.785 ≪増税は真の顧客と出会う絶好の機会≫-2013.10.2 目加田博史

2013101日、安倍総理は消費税の3%増税を決断されました。様々な国際会議で安倍政権のアベノミクス戦略の承認を受ける中で、1000兆円にのぼる借入金を抱える日本国の財政再建はその必要条件でした。他国と異なり、国債の外国人比率が少ないのでいくら借入金があっても国民に対する借入金だから問題ないという議論もありましたが、国外から日本の信用度を見た場合のことであって、国内的には貯金や資産が消滅するかもしれないという大問題です。だからと言って、目先の景気優先で改革を先送りして子孫に負債を押しつけるのは現代に生きる私たちの怠慢でしかありません。企業も国民も増税は歓迎しませんが、痛みを受け入れる気持ちは皆が持っています。問題は使い方です。

H23年度の日本国のBSによると、総資産は629兆円ですが、借入金は923兆円あります。450兆円の債務超過です。しかも、借入金も債務超過額も年々増加の一途をたどっています。小泉政権のころと比べての債務超過額は倍増しています。収支を見ても、収入が50兆円に対して、支出が100兆円もあります。支出のうち、借入金(国債)の利息が20兆円、年金等の社会補償費が30兆円です。企業であればとっくの昔に破たんしているます。このような状態で、公務員の年収は下がったとはいえ、民間企業よりはるかに優遇されており、簿外の独立行政法人に天下りして帳簿上に現れないだけです。

財政破綻している状況を改善する方法は、企業であれば、粉骨砕身・刻苦勉励して昼夜をいとわずに「収入を増やす」行動をする、不要不急の資産を売却してキャッシュフローを確保する、最大の経費である人件費の内、賞与や給与をカットし支出を減らす、但し、安易に人員削減せずに知恵と工夫で乗り切ります。国は「古事記」にもあるように、16代仁徳天皇が国見儀礼のとき民家から炊事の煙がでていないのをみて、その貧しさに心を痛め、3年間の徴税や労役を中止して、自らも質素を心がけ、社殿が雨漏りしても修理もせず我慢し、民とともに暮らし、3年後には民家のかまどから炊事の煙が上がっているのをみて、暮らしぶりが改善されたのを機に徴税と労役を再開した話があります。これほどの感性と行動力が政治や行政には必要だと思います。

増税の当座は、需要の先食いで受注低下が発生しますので、消費税5%のまま据え置き、増税分は値引きすることで競争力を付けようとする企業が必ず出てきます。しかし、これは目先のことだけ考えて価格でしか勝負できない企業のやることで、永続を目指す企業のすることではありません。価値で勝負しなければ、いずれ淘汰され消滅します。どうすれば付加価値を付けることができるか、生産性を上げることができるかが企業の生死を分ける生命線です。基本は「ヒト」です。考え方を変え、行動を変え、性格を変え、運命を変えるのは「ヒト」です。3人よれば文殊の知恵といいます。皆でしっかりと話し合い、知恵を出し合いましょう。

盤石な財務力と潤沢な資金に物を言わせ、力任せの経営をする企業に将来はありません。ましてや、中小企業はまずそんなことはできません。大企業といえども、売上不振だからと言って、いままで定価で販売していた商品を30%引きで販売したのでは本当の信者顧客にそっぽを向かれ価格志向の高いバーゲンハンターだけで経営するようなものです。いままでどれだけ多くの企業がこの経営判断ミスで消滅又は衰退したことでしょうか。

今のような時期は、苦しくとも、社員・仕入先が信頼の絆で結ばれ、パートナーとして相互に認め合い、価値を認めてくださる真のお客様を出会う絶好の機会といえます。これも神の慮りと受け止め、自らを変化させてゆきましょう。

最終更新日 ( 2013/10/02 Wednesday 16:20:50 JST )
 
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