No.773 ≪あ、熱中症≫-2013.7.10 |
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2013/07/10 Wednesday 15:13:36 JST | |
No.773 ≪あ、熱中症≫-2013.7.10
1731人。これは2010年に発生した熱中症による死亡者数で、最高記録です。352人は生産年齢(18歳~65歳未満)で20%に当たり、生産年齢の中でも加齢とともに死亡者数は増加してゆきます。 2010年とそれ以外の年では何が違うのか、明確な関連性がわかっています。2010年の猛暑日(気温35度以上)は56日、熱帯夜(気温25度以上)が13日あり、猛暑日と熱帯夜の日数と死亡者は完全相関しています。 私たちの子供のころは、熱射病はありましたが、熱中症という概念がなく、なぜ、熱中症が増えてきたのが不思議でした。 気象庁がホームページで発表している1883年からの気象データを分析すると、地球温暖化がくっきりと出ています。大阪市の1883年の最高気温は30度前後でしたが、ここ最近は35度前後になっています。ここ130年の間に5度も上昇していることになります。一方、体温は低体温化が進んでいますので、リスクはますます高くなる一方だといえます。 ビジネスの殆どは屋外での活動を元に成り立っています。営業活動しかり、建設現場しかり、農作業しかり、物流業務しかりです。暑い時に動くわけですから、体温は上昇し、熱中症のリスクが上がります。
目加田博史 |
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最終更新日 ( 2013/07/10 Wednesday 15:14:10 JST ) |