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120号-役立つISOにするために-2013.6.21 プリント メール
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2013/06/21 Friday 11:43:29 JST

21世紀経営クラブ【経営に役立つISOシリーズ 120-2013.6.21

-役立つISOにするために-

食品製造業A社は、ISO9001の認証取得以来、2回目の更新審査を迎えました。管理責任者が審査を受けています。

審 査 員:
今回は2回目の更新審査ですので、決めた通りやっているかという確認は行いますが、有効性が高まっているかという点を重点に審査させて頂きました。

管理責任者:
有効性という言葉はもう少し分かり易く説明してもらうとどういうことなんでしょうか?

審 査 員:
御社のマネジメントに対してISOは役立っているか、機能しているか、ということです。別の言い方をすると、方針、目標の達成にISOは役立っているかということにもなります。

管理責任者:
なるほど、分かりました。今回の審査ではどうだったでしょうか?

審 査 員:
それぞれの部門での取り組みは徹底度が高まってきていましたので、御社に役立つ活動となってきていると感じました。

管理責任者:
ありがとうございます。

審 査 員:
しかし、今後の課題も見えてきました。ISOの規格のそれぞれの項目、例えば内部監査とかプロセスの監視・測定という各項目については仕組みはあり、活動もあるのですが、目的に合った活動になっているかというと改善の余地がありました。

管理責任者:
どういうことでしょうか?

審 査 員:
例えば、内部監査を実施していましたが、何を目的に実施したかを社員にお聞きしても明確な答えはありませんでした。プロセスの監視測定や顧客満足度調査についても同様です。ISOの規格が要求していることをカバーした仕組みが出来上がっており、その通り実施もされていましたが、目的が明確でないので御社の役に立っているとは言い難いという事です。社長や管理責任者の間では明確なのかもしれませんが、それぞれの部門では理解されていませんでした。

管理責任者:
なるほど、目的が明確でない中で活動が行われているということですね。

審 査 員:
そうです。ISO導入間もないころは、決めたことを徹底することで、ある程度ISOの効果が出ていたと思います。しかし、更新審査も2回目の頃になると、目的と活動がマッチしないとさらなる効果というのは出てきません。例えば、内部監査では、規格では「品質マネジメントシステムが効果的に実施され、維持されているかを明確にするために内部監査を実施」しろ、と書かれていますが、御社では、それは具体的に言うと何のためなのかを明確にすることで内部監査が生きてきます。不良品を減らすためなのか、リピート受注を増やすためなのか、ということです。

管理責任者:
分かりました。でも何から手をつけたらよいでしょうね。

審 査 員:
先ずは、今度の内部監査で、今の仕組みについて「目的は何ですか?」と確認していったらどうですか?明確でないもの、部門では理解していない項目について見直していったらよいと思います。内部監査の目的も明確になりますし、ISOの課題も見つかるはずです。

管理責任者:
ありがとうございます。取り組んでみます。

ISOに取り組んでいるけれど、何のためかが明確でない事例が散見されます。頑張ってやっていても会社の役に立っていなかったり、効果がなければ、ISOに対するやる気自体もダウンし活動が形式主義に陥ってしまいます。先ずは内部監査の目的の明確化から始めましょう。

以上

根橋弘行

最終更新日 ( 2013/06/26 Wednesday 14:44:12 JST )
 
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