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No.770 ≪なぜデフレが続くのか?≫-2013.6.19 プリント メール
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2013/06/19 Wednesday 11:47:11 JST

No.770 ≪なぜデフレが続くのか?≫-2013.6.19

 

面白い記事に出会いました。日経新聞の617日付21ページのコラム「経済教室」に慶応大学の小林慶一郎教授が「長期デフレの解明は途上」と投稿しておられる記事です。要約すると、「なぜ20年間の長期にわたってデフレが続いているのか」は学問的には決着がついていない。学説や論文は数多くあるが、どれ一つ説得力のあるものはないそうです。学問的に、今回のデフレの原因が解明されていないということは、病気になる構造がわからないので治療方法もわからないというのと同じです。考えられる方法を試行錯誤しながらやっているに等しいといえます。金融政策だけではデフレ退治は限界があり、潜在成長力を高めねばならないと提言しておられます。

そのような中で、私たちは、中小企業経営を成長路線に乗せなければなりません。
中小企業の場合は、金融政策や世界経済の善し悪しの影響は多少受けますが、大手企業ほどダイレクトには受けません。基本的には内需型企業や個人がお客様ですので、そのお客様にとってなくてはならない企業になることが最も早くて確実な成長戦略です。

長年の経営で培ってきた商品やサービス、いわゆる「売り物」を磨きに磨いて、お客様がのどから手が出るほどほしい「売り物」に変えることです。価格は安いが、価値は高い。品質は良いが、値段は割安感がある。そう思っていただく売り物にしなければなりません。低価格路線だけでは、大企業との体力勝負に負けてしまいます。また、高品質高価格も大手企業の独壇場にで、中小企業の市場ではありません。
むかし、むかしにはやった考え方に「小回りがきく」というのがあります。品質はそこそこ良いのに、対応に無理がきく、融通がきく、スピードが速い、いざという時の対応が早い、なんでも相談できるようなサービスです。今のコンビニと同じで、生鮮野菜も売っているし、小分け惣菜も豊富に品ぞろえされており、24時間営業で、接客態度も心地よい、コーヒーも入れたてでおいしい、場所によってはイ-トインまでできる。価格も特売やキャンペーン価格があり、相対的に割安感があるような感じです。

かって、アメリカでカテゴリーキラーという業態が誕生しました。その時、その名のごとく、カテゴリーキラー以外は皆倒産するといわれていましたが、実際にはそうなりませんでした。スーパーもGMSもデパートもコンビニもパパママストアもディスカウントストアも専門店も皆残りました。消費者は一つだけ選ぶという選択はしなかったのです。会社も同じで、大手企業があればば他はいらないと考える人はいません。多様化した価値観を満たしてくれる多様なカテゴリーを選びます、私たちの会社の強みをそのような価値観に磨いてさらに強くすることが大事です。

しばらくデフレは続きます。少なくとも、物価が上昇に転じるまでは続きます。アベノミクスは、金融政策で円安・株高にもってゆき、輸出関連の大手企業の業績を良くすることで、社員の給与を増やし、購買を増やすことで設備投資を呼び込み企業業績を改善して、インフレにシフトさせる手法です。中小企業ははずみ車が順調に回りだすまでは、智恵をだして、成長よりも資金繰りと収益改善を優先し、景気が回復した時に成長軌道に乗れるよう備えなければなりません。

 

目加田博史

最終更新日 ( 2013/06/21 Friday 11:50:48 JST )
 
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