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No.388【2006年は勝負の年】-2006.1.11

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No.769 ≪望遠鏡と顕微鏡の経営≫-2013.6.12 プリント メール
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2013/06/12 Wednesday 14:02:11 JST

No.769 ≪望遠鏡と顕微鏡の経営≫-2013.6.12

 

足元景気や営業現場においては依然としてコストダウンの大合唱で、デフレは続いていますが、610日の内閣府発表によると、1-3月のGDP成長率は4.1%だったそうです。統計は絶好調とぼちぼちと最悪を足して3で割ると相当良くなったとなりますが、必ずしも全体が良くなっているわけではありません。絶好調は特色のある大企業、ぼちぼちは普通の中堅企業、最悪は下請型中小企業といったところでしょうか。
消費税増税の条件の一つとなる景気弾力条項は名目GDP3%、実質GDP2%程度で、実際には2013年の4-6月の指標で判断すると安倍総理は発言しています。結論が出るのは810日になりますが、ほぼ、増税は間違いないのではないかと思います。

望遠鏡は遠い景色(未来)を見るときに使います。顕微鏡は足元の微小な景色(現実)を見るときに使います。
望遠鏡で明るい未来を創造するために、三本の矢の三番目である成長戦略の第三弾が発表されました。第一弾の金融緩和の威力が強烈だったこともあり、第二弾の行政出動も順調で、第三弾も大いに期待され健康、エネルギー、次世代インフラ、観光の4分野を成長分野と設定して、2030年までの17年間で443万人の雇用を創出しようと意欲的です。金額にすると1200兆円もの富を生み出す計画です。
人口減少に歯止めをかけて、再成長させる第二次「坂の上の雲」ビジョンです。

国際的にも例を見ない壮大な社会実験といえるアベノミクス的成長戦略を期待している人は多い事でしょう。
現実には既得権益集団とのせめぎ合いが熾烈で、絵にかいたような手は打てないでしょうが、挺身して頑張ってほしいと思います。「古事記」にでてくるオオクニヌシの国譲りのように、将来のための布石をいまこそ大胆に打っていただきたいと願っています。

当面はアベノミクスが目指している名目GDP3%成長でデフレ脱却でしょうが、日本の未来のためには生産人口の成長が不可欠です。そのためには、生産人口が増える政策を果敢に実行に移していただきたいものです。待機児童解消はとてもわかりやすい指標です。話せる英語人口の拡大もこれに匹敵する効果があるでしょう。外国人が間違いなく増えてゆきます。
高品質低価格のエネルギーと医療、安心安全な食料生産を生産性向上で改善することも必要です。そういう意味で、今回は除外されましたが、混合診療の解禁と株式会社の農業進出の解禁はぜひ加えてほしいものです。健康・医療の分野で財源を逼迫させている保険中心主義から混合診療を解禁することで大きな改善ができます。また、農業分野にける株式会社の参入も食料自給率の改善や農産物輸出大国への道を可能にしてくれます。TPPが始まれば避けて通れない道ですので、今から練習する方がメリットがあります。

これらを考えると、望遠鏡でみる景色はそれほど明るくはないことが見え隠れしているので、今まで以上に、顕微鏡でみる景色(現実)を自助努力で改善することが必要になってきました。
自助努力は他を凌駕する高品質高生産性による高収益企業体質づくりです。下請けなら生産性と管理力で利益を出し、元請けなら高付加価値で利益を出すことです。規制緩和の追い風が弱まりましたので、向かい風に対応すべく、少し、スピードアップが必要になってきました。

 

目加田博史

最終更新日 ( 2013/06/21 Friday 11:50:11 JST )
 
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