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No.391【今時のイギリス】-2006.2.1
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No.749 ≪社内平和は危機の前兆≫-2013.1.23 プリント メール
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2013/01/23 Wednesday 13:04:55 JST

No.749 ≪社内平和は危機の前兆≫-2013.1.23

 

顧問先のプロジェクト会議の中での学びです。私の立場はオブザーバーで、メインプレーヤーではありません。主催する会議とは役割分担が異なりますので、できる限り聞き役に徹しています。
参加予定者が集まらず、会議は予定より30分遅れで始まりました。進行担当の部長が、挨拶した後、前回議事録の確認もなく、担当の報告を命じました。
担当は勤続10年のベテラン営業マンの藤井さん(仮名)です。活動報告は要領を得ず、なかなか腑に落ちません。途中で遮るのもどうかと思い、最後まで聞きましたが、それでもよくわかりません。目的は何か、何のために活動しているのか、進捗は予定と比べてどうか、うまくいっているのかいないのか、よくわからないのです。結論的には、「前回から何もできていません」ということを、丁寧に前回報告した同じ内容を繰り返しているだけで、新しいことは何もないのです。オブザーバーの立場ではありましたが、たまらず、進行役の部長に「前回議事録を確認してください」と言いました。今の藤井さんの報告が、どの決定事項の活動報告かを確認するためです。

藤井さんに「議事録のこの項目についての報告ですね? 前回聞いた内容が多いように思いましたが、新しい情報はどれとどれなのですか?」と聞くと、「特にありません」と平気で答えます。
「では、先ほど時間をかけて報告を聞いたのは一体何だったのですか? 『すみません。年末年始で忙しくて、プロジェクトは何も活動できていません。今週から頑張って挽回します』といえば、10秒で終わったことではないですか。」と叱責しました。新入社員ならいざ知らず、ベテラン社員のすることではありません。進行役の部長に「事前にチェックしていなかったのですか?」と聞くと、「『大丈夫です』と言っていたので中身までは確認していません」とのことでした。

私は「藤井さん、皆が忙しい時間を割いて集まってきているのです。会議を行うことが目的ではないことは言わなくてもわかっていると思います。まして、できていない言い訳を聞きたいわけではないのです。もし、何もできていないならば、このプロジェクトのリーダーである部長に一言報告すべきではないですか? それとも、言うだけの価値のない会議なのですか?」と嫌味を言ってしまいました。
藤井さんは黙ってうなだれたようにしていましたが、「すみません。以後気をつけます」という言葉は最後までありませんでした。
他のメンバーからも基本姿勢や基本動作に対する苦言が相次ぎました。すべてのビジネスマンは成果を上げるために行動していますが、その前に、誠意と誠実さを求めます。それが信頼関係であり、チーム力の基本です。何も指摘せずに、淡々と進行することもできるでしょうが、本質が間違っていると思った時は、指摘しあわねば成長はありません。

社内が仲良しクラブで波風を立てないように配慮し、表面的な平和を求めてゆけば、その会社は行き詰ってしまいます。お客様から見放されるからです。社内は喧々諤々の戦争状態でも、そこでもまれた提案やサービスはお客様にとって価値あるものとなります。
ちなみに、いま、マクドナルドがキャンペーンで、注文後60秒以内に商品提供できなければ、無料バーガー券をくれます。極限にチーム力を高めないとできないことです。このキャンペーンを決定するときには、社内でものすごい対立が起きたと思います。ある種のかけともいえるでしょう。しかし、これを実行に移しているマクドナルドは一段と成長した姿を見せてくれるのではないと楽しみにしています。

 

目加田博史

最終更新日 ( 2013/02/07 Thursday 10:18:25 JST )
 
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