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No.381【「人はコストではなく資源だ」】-2005.11.16
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No.743 ≪組織のアンチエイジング≫-2012.12.5 プリント メール
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2012/12/05 Wednesday 11:50:28 JST

No.743 ≪組織のアンチエイジング≫-2012.12.5

 

2011年における日本の平均年齢は44.8歳で、モナコの49.4歳、ドイツの44.9歳に次いで、世界で3番目にたかかったのですが、2012年の予測をみると、なんと45.4歳となり、ドイツの45.3歳を抜いて、世界第二位となりました。ちなみにモナコは49.9歳です。WHO5月に発表した世界保健統計によると、2009年における平均寿命は日本の83歳で世界第一位。モナコは82歳で3位、ドイツは80歳で20位でした。出生率は日本、ドイツとも1.4人と175位の低さです。モナコは1.5人で160位。肉体年齢がそのまま若さと比例するとは限りませんが、やはり、一つの目安になることは間違いありません。ちなみに、先進国及びBRICSNIESの中で平均年齢が低く、出生率が高いという国を見てみると、出生率の高さではインド、アメリカ、フランス、平均年齢の若さではではインド、ブラジル、シンガポールになります。

平均年齢が高く、平均寿命が長い、出生率が低い日本は、良く言えば、ベテラン人材による効率の良い生き方をしているため、生産人口に依存しない成熟した社会を構成している証拠ともいえますが、マイナス面で見れば老化に伴うさまざまな問題をはらんでいるともいえます。
出生率の高さは将来人口の大きさを意味し、平均年齢の若さは生産力の高さを示しているといえます。日本はどのように出生率を高めるか、若い人材をどのように世界中から受け入れるかが平均年齢のアンチエイジングにつながると思います。若い力をうまく制御しなければ暴走する危険性もはらんでいますが、若い力はそれだけでパワーとなります。それをどのように社会の中で生かすかが、社会という組織の強さであり、ノウハウと言えます。価値観も風習も信仰も異なる人たちをオルガナイズすることは社会の持っている柔軟性と文化の力です。

翻って、これを会社に当てはめてみましょう。会社と人間の唯一最大の違いは寿命に限りがあるかないかです。それ以外は、国も社会も会社も違いません。会社の平均年齢の若さは、その会社の生産力の潜在力を示しており、新入社員の採用は出生率と同じで将来人材の豊富さを意味しています。一般的に、会社の平均年齢の高さは、体と精神の硬化を伴います。体も硬くなり動きが鈍くなりますが、頭も硬くなり発想の柔軟性に欠けてきます。良いアイデアが出ても新しいことは面倒だし、今までの失敗体験がよみがえり、守りに入りビビってしまいます。組織自体の動きが鈍ります。この老化による硬化を防止するのが、固定観念を持たない新入社員の増加による平均年齢の低下です。入社したての社員は、なんでも素直に聞き、実行してゆきます。もちろん失敗もありますが、まずやってみようという精神は旺盛です。

国も会社も組織をアンチエイジングするには、ウルマンの「青春」の詩のように心の持ちようが最も大事です。若い人材を採用する若さや柔軟性が必要です。業績が厳い時には採用を絞るという当たり前の判断がはたして正しいのか、常識を疑ってみることも必要です。組織は馴化しますので、限られた経営資源でも機能するようになります。しかし、いつまでも馴化効果だけに依存していると、組織に厚みがなくなり、もろくなってしまいます。
組織のアンチエイジングを進めましょう。

 

目加田 博史

最終更新日 ( 2012/12/19 Wednesday 14:12:30 JST )
 
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