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No.388【2006年は勝負の年】-2006.1.11

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No.740 ≪KFSで核心に迫る≫-2012.11.14 プリント メール
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2012/11/14 Wednesday 11:32:08 JST

No.740 ≪KFSで核心に迫る≫-2012.11.14

 

経営戦略を立てるにあたって、よく使う手法として、SWOT分析やBSCPPM、経営理念、ビジョンづくり等いろんなやり方があります。経営者やビジネスマンにとって、手法を沢山知っていることと、使えることは違います。どちらが重要かといえば、もちろん使いこなしです。手法は目的に対する手段であり、道具です。道具である以上、自由自在に使いこなせて始めて道具足り得るのです。私は車の運転免許を持って約40年近くなりますが、車は持っていませんし、運転もしません。だから、移動手段としての道具としては未熟で危険なのです。だから別の手段、たとえば、足で歩く、バス、電車、飛行機、タクシーを利用します。

日頃から、基本通りに正しく、使いこなせているものが道具として役に立ちます。知識だけで実践していないものは役に立たないばかりか、場合によっては危険でさえあります。経営においても同様で、少なくてもよいので、便利な手法は日ごろから使いこなしてゆきましょう。
私が顧問先で事業戦略を考える上で良く使うのは、BSCSWOT分析とKFSPPMです。中でもKFSKey Factor for Successの略で事業成功のカギと呼ばれ、わが社の事業の本質的な成功要因は何かをつかむ手法です。手法といっても、チェックシートを埋めれば答えが出てくるという簡単なものではなく、自分の頭でとことん考え抜かないと出てこない厄介なものですが、一度、頭の中にKFSフォーマットが出来上がるとそれほど難しい手法ではありません。

さらに言えば、これが正解だというものもありません。結果的に検証してみるとこれが正解と言えるのではないかという正解はあっても、行動する前にわかっている正解などありません。
最近出版された大前研一さんの「企業参謀ノート」(プレジデント社)はKFSについてわかりやすく解説されていますので、ご紹介しましょう。携帯電話会社のKFSの変遷について、携帯電話が発売された頃のKFSは「小型軽量化」、阪神大震災を教訓に普及期ともいえるころのKFSは、「通話圏の広さ」、普及に弾みがついた2000年ころのKFSは「使用者数」、さらにKFSは「通信料の安さ」、「スマホ対応」と変化して現在にいたっており、「刻々と変わるKFSについて、敵対する企業よりも早く、『見込み』を立て、かつ、そのKFSにおける優位性を確保することに血道を上げなくてはならないのだ」と言っておられます。

いつも、頭のどこかで、わが社のKFSは何なのか、自問自答して戦略を検証する姿勢が必要です。一般的には発想の切り口として、「原料調達」「生産設備」「設計・デザイン」「生産技術や特許」「品ぞろえ」「販売力」「サービス」という風に事業の川上から川下に当てはめてみることが分かりやすいかもしれません。
たとえば、あなたの会社が請負施工中心の地域中位の建設業であるならば、KFSはスペック品質を確保した施工生産性の高さとなるでしょう。材料調達や設備、設計、工種の幅、営業力、アフター等の要素はどこでも提供可能だし、それほど差別化できる項目にはならない。請負施工中心ならば、やはり施工品質、施工生産性に他社を圧倒する「すごさ」を開発しなければなりません。
あなたの会社のKFSを考えてみてください。

 

目加田 博史

最終更新日 ( 2012/11/28 Wednesday 10:34:16 JST )
 
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