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No.392【お客様を増やす方法は足元にある】-2006.2.8
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織り成す経営~企業承継期の経営-2012.2.24 プリント メール
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2012/02/24 Friday 12:47:01 JST
21世紀経営クラブ【織り成す経営~企業承継期の経営】-2012.2.24

第8号 「企業承継期!柔軟なものづくりの姿勢で自力本願の経営を!」

筆者は今年51才を迎える、家族4人のどこにでもいるミドル世代です。かつては、中型二輪の免許を持ち、中型バイクを乗り回していましたが、経営コンサルタントの激務のせいか、あるいは所帯を構えて落ち着いたせいか、ちょうど30歳頃にバイクを手放し、約20年が過ぎました。
以来、公私ともに、自動車ばかりですが、昨年後半、ふと大型二輪に挑戦する気持ちが芽生え、免許を取得。HONDACB1100ccに乗ることを決めました。身長が163センチしかない私にとって、重量が軽く250キロ以上になる大型バイクは、車格も大きいため、それこそ「大きいし、足が両足つくのかな?自分の背丈じゃ、乗るとバランスが悪いんじゃないかな?」なんて、思いもあって、思いの先にある別の世界だったと感じます。

ところが、20103月に発売されたCB1100は、いろいろな本物を見てきたミドル世代からみても、全体が“美しい”空冷バイク。さらには、シートの地上高が765ミリと低く、私のような身長が低いミドルが跨ってもしっくりきます。トルクフルな走りで、かつ日常使う40100キロあたりの速度でゆったり走れるようにセッティングされている配慮がいいですね。どうやら、私のように過去バイクライフを楽しみ、手放している元ライダー、大型バイクが重すぎるのがなんとかならないか、といったライダーがターゲットのようです。
こんなことばかり書いていると、復活ライダーの買物記と思われかねません。
何が申し上げたいのか、というとお察しの通り・・・“潜在需要を発掘した商品が購買を産む”、“柔軟なものづくりの視点が必要”ということです。
報ぜられるところによると、私が中型免許を取得した約30年前は、251cc以上のバイクの国内販売台数は約10万台。その後、15万台ぐらいに最盛期を迎えたものの、日本経済の凋落、2008年のリーマンショック後、2011年は約21千台まで急激に落ち込んでいます。最盛期の7分の一なのです。
HONDAは、この激変する経営環境の中で、日米両国のバイクの生産を熊本県の大津工場に集約し、マザー工場として合理化を図っています。しかし、それでも現在の生産能力(計画)50万台に対し、需要がそれですから、年間生産台数が約20万台にとどまっているとのこと。
そこで、従来のものづくりの視点を大きく変える起死回生の製品がこの春に登場します。それは、HONDAの中型400ccVT400s)のバイクの販売価格を2万円ほど下回るNC700X649,950円~)の発表です。
つまり、排気量の大きい車が相対的に小さい車の価格を下回るということ。それは、エンジンの高回転・高出力等のスペック追求のものづくりの呪縛から抜けた新しいソリューション提案であり、ユーザーのライフスタイルに訴求する柔軟なものづくり姿勢への転換でしょう。一方、戦略的コストダウンのために、円高で苦しむ製造業の逆転の発想で、輸入部品の利用比率を数%から約40%まで高めているとされます。

個人的には、このNC700Xを選択しなかったものの、CB1100ccと比較したのは事実です。しかし、高級品であるハーレーダビットソンやBMWは、途中から選択肢を外しました。まさに、新しい需要を拓く、ブルーオーシャン戦略の一例かもしれません。

今回は、私ごとで大型バイクのことから紐解きましたが、私一人がHONDAを買ったからとしても、グローバル企業HONDAには影響はありません。
しかし、日本の唯一のマザー工場である工場の生産計画からの稼働率が40%と報ぜられているのを知ると、“工場が海外に移転するかもしれない。すると、地域の雇用は失われる・・・”と思い、私の今回の購買行動は、地域社会に少し貢献できるのだと、少し嬉しい気持ちがあります。(この社会性の選択めいた論理を、家内に対する言い訳に使っています)。

今回は、“TPPで開国を!“といった議論に本日、見解を述べるものではありませんが、日本のGDPに占める輸出依存度は約15%(韓国は約40%)であり、内需型経済です。この内需型経済の再構築にもしっかりと向き合わなければなりません。とにかく、明確に言えることがあります。それは、中小企業が本拠を構える地方では、“雇用の維持”、“雇用の創出”が原点であり、その上で、対象とするお客様のニーズや思いに応えられるよう、経営者や従業員がグローバルな視点で経営革新を考え、自らのお客様に創り手の思いを、誠実さと熱い気持ちでお客様に伝えようということであり、我々、消費者もそれぞれの立場や視点で考えて、応えていくことが大事だろうと思うのです。(そう、まがったキューリやでこぼこの小さなジャガイモを本当に買うところからでも・・・)
最後に、企業承継期の企業のライフサイクルを考えてみます。創業者の時代は、成長~安定期。しかし、後継者の時代は衰退期でした。ここで何もしなければ、老衰または退場です。経営者と後継者では体験域が異なります。
だからこそ、HONDAのモノづくりの柔軟さに学び、応援したいと思います。
4輪自動車から、大型2輪バイクへ”・・・4輪はドライバーがいなくても、安定。しかし、2輪バイクは、ライダーがバランスを崩せがば転倒です。
後継者はそんな時代に生きている。お客様に応援して頂けるよう、時代の変化に目を離さないで、身軽にスムースに対応する自力本願の経営が重要です。

21世紀経営クラブ 株式会社オリナス    谷口行利
Homepage http://www.orinas.co.jp/  
E-mail;  

最終更新日 ( 2012/03/07 Wednesday 10:16:15 JST )
 
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