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No.683 ≪乗越えてゆく≫-2011.10.13 プリント メール
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2011/10/13 Thursday 10:56:13 JST

No.683 ≪乗越えてゆく≫-2011.10.13

 

日本企業の中国工場で日中の幹部が一堂に会して経営計画づくりを行いました。毎年の恒例行事なので、昨年の反省を踏まえて事前準備をいつも以上に時間をかけて具体的に行いました。優秀なスタッフが多く、要求した以上の準備を行い、中国語に翻訳して、中国人幹部にも理解できるようにしてくれました。
事前準備のためのミーティングを持ってほしいという要望があり、必要フォーマットとプロセス・フロー・チャートで説明までしましたが、このような要望が出ることは稀で、非常な意欲を感じました。

計画づくりの当日はアイスブレイクを行うこともなく、スケジュールに従って進行しました。オリエンテーション、社長挨拶、マネジメントレビューと続きます。
マネジメントレビューでは業績の今期予測、各部門の成果と反省と課題を整理し、SWOT分析で環境分析を行います。内部環境(わが社の強みと弱み)と外部環境(わが社を取り巻く機会と脅威)を分析し、そこから、攻めの戦略、守りの戦略、違いの戦略、撤退の戦略を導き出します。次に会社及び部門の方向性と他部門への要望を検討します。他部門への要望を考えることによって部門を超えた総合力を意識するようになります。

日本語だけだと、活発な議論になりますが、通訳による進行であるため、どうしても時間がかかる割には母国語のような微妙なニュアンスが伝わりにくいものです。相手に伝わりやすいように表現し、通訳が訳しやすいように小分けして話さないと上手くゆきません。ややもすると、それぞれの国の幹部同士が話を始めてしまったり、一人が通訳を意識せずに長く話したり、いろいろな出来事が発生しますが、そこは日ごろから同じ仕事に従事してコミュニケーションをとっている仲間ですので、冷静になったり、過激になったりしながら計画づくりは進みました。夕方になり、ある製品群の製造を内製するか外製するかで議論が分れました。日本側幹部の中でも意見が分かれ、日本人幹部同士の議論が通訳する事も出来ないぐらい加熱しました。中国側幹部は日本側がもめているとしか映らなかったでしょう。

そこで、1日目のミーティングを終了し、日本側幹部による徹底討議に切り替え、大いに議論しましたが、すんなり合意というわけにもゆかず、深夜、一応の着地点を見つけてその日は終了しました。その後、ホテルの部屋でそれぞれが自分の考えを見つめ直してくれたのでしょう。
次の日は順調に進み、予定時間より
3時間近く早く終了する事が出来ました。
今回の経験から、どのような場合も安易な妥協点を探って問題を先送りするより、たとえ、時間がかかっても前向きに逆境をのりこえて行くことが必要だと痛感しました。

今後、海外進出が加速するであろう日本の中小企業の共通の課題ではないでしょうか。

No.683  乗越えてゆく-2011.10.13.pdf

目加田博史

最終更新日 ( 2011/10/13 Thursday 11:08:11 JST )
 
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