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No.399【「顧客満足」と「顧客不満足」の差】-2006.3.29
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No.635 ≪積算発想だけでは倒産軌道≫-2010.11.10 プリント メール
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2010/11/10 Wednesday 13:30:48 JST
No.635 ≪積算発想だけでは倒産軌道≫-2010.11.10

 

原価を積み上げて価格を出すことを積算という。建設業では文字通り、設計図書を専門業者に渡して見積してもらう。それらの見積もりを合計して原価を出す。製造業では材料費や人件費、製造経費を合計して標準原価を出す。サービス業も人工工数を算出して原価を出す。それぞれの出た原価に利益を上乗せして売値を出す。これらの作業を積算という。供給側の論理を数字に現したのが、積算である。

その積算から出された価格に市場価格を見込んで、「エイヤー!」とばかりに○%引きにして見積を出す。値引きの根拠は何もない。相場価格に合わせただけである。ならば、積算のように時間とコストをかけて面倒くさいことをせずに、一式いくらと相場を入れればよさそうなものだが、そうはいかないのが会社である。一応の根拠めいた価格を出したうえで、値引きしないと納得しない。もう、30年以上前から、市場価格逆算方式が当たり前なのだが、依然として積算方式は一大勢力をもっている。市場価格逆算方式とは「市場価格-利益=原価」で、市場価格から適正利益を引いた残りが原価という発想である。これは、頭では分かっているが、なかなか実践している会社が少ない。とはいえ、中小企業が無謀な価格競争に挑戦したり巻き込まれると体力が持たないので、自分の体力や力量、技術を見極める必要がある。
勝てる市場で強い商品を持ったオンリーワン企業になることである。競争相手が少数か又はいないようなところまで改善を進めることだ。そのプロセスとして、納得づくで市場価格を受け入れることで企業努力を開始しないと、いずれ粗利益が目減りして、コスト割れする。挙句の果ては万年赤字企業に転落して、体力を落とし消滅する。
積算発想を捨てて、工夫と改善で市場価格でも利益の出る体質に転換し、オンリーワン企業を目指そう。
それが無理なら、勝てる市場に業種転換したほうが早道である。

No.635  積算発想だけでは倒産軌道-2010.11.10.pdf

最終更新日 ( 2011/10/06 Thursday 10:23:48 JST )
 
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