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地方中小企業再生!≪コラム≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか? プリント メール
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2010/03/26 Friday 14:09:41 JST
地方中小企業再生!≪コラム≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか?

 

Ⅰ.昨今の地方中小企業再生の現場から。

経営コンサルタント谷氏が今、株式会社イケルの再生支援に取り組んでいます。そのポイントとして、事業DD(ビジネスモデル)を推進していく上で、経営者交代(バトンタッチ)がスムースに運んだ点や事業のリストラクチャリングの協議が進み、ビジネスモデルの再構築ができる点、中小企業再生支援協議会の金融機関調整機能の枠組みに乗った点、実質債務の圧縮のための担保不動産処分が、債権者に確約できる点などがあるでしょう。特に、私的整理の局面では、金融機関に代表される債権者は再生計画に“合意”するために、確実な裏づけを必要としています。
つまり、一般的な経営改善計画のように、“不動産を売却します”とか、“経営体制を見直します”といった対策の方向性を示すだけでは納得できないのです。
例えば、不動産の路線価が下がっていく現状では、重要な担保の不動産についても、不動産鑑定や担保設定を踏まえた“売却”価格で綱引きが行われ、一方では買手にリーダーシップを握られがち。結果、商取引上、こう着状態や破談に陥ることもザラ。だからこそ、処分の確実性を証明するため、不動産の買付証明書の入手は重要です。また、“経営が困難になった理由”を明確にし、経営責任を打ち出すことは前提です。
株式会社イケルのように、後継者が内部にいて、バトンタッチできるのが理想ですが、そうでない場合、地方中小企業ではオーナー経営者が降りるとなり手がいない、という局面もあるため、経営責任の取り方は、個人資産の拠出や個人所有不動産の任意売却、役員報酬の返上や大幅削減、開かれた取締役会の導入などさまざまです。

Ⅱ.経営力は1TM、5Sの着眼から!

リーマンショックが起きる前ぐらいまで、私的整理の企業再生はどちらかと言えば、財務リストラクチャリング中心だったと思います。しかし、現在は、明らかに、事業 リストラクチャリング、ビジネスモデルの再生にシフトしています。
では、ビジネスモデル再生の着眼は何でしょうか。
まずは、1T3Mを挙げたいと思います。

“T”は、テクノロジー・・・固有技術やノウハウ、知的資産です。
“M”は、3つありますが、マーケット(対象市場)、マネー(資金・投資回収事業性)、マン(人材)です。
 経営理念や社是を実現するために、人材が組織化され、持てる固有技術を活かして、対象市場に、資金を投下し、事業を継続させることにリーダーシップやチームワークを発揮していくということです。
逆に診れば、私的整理の局面では、経営資源がもともと限られている地方中小企業では、さらに経営資源が限られてきます。1T3Mが経営戦略上、曖昧になり、膨張していることが多いのです。だからこそ、全社員一丸の組織と体制を整え、市場を絞込み、その市場での顧客様の拡充と満足を得るために固有技術を活かしきり、フリーキャッシュフローが得られるように事業性を検証するという原理原則に立ち戻ることが重要なのです。そのためには、経営層自らが襟元を正し、5Sの行き届いた社風を構築し直すことです。ご存知のように、5Sは“整理、整頓、清潔、清掃、躾”の意です。例えば、“躾”なら、今日も一日仕事をさせて頂ける感謝の気持ちを表現するため、会社の門や事務所で“入退室一礼”を実践することが、仕事への感謝、会社があることへの感謝、顧客様への感謝につながります。
“整理”は要るものと要らないものを分け、要らないものを処分すること。“整頓”は要るものがすぐに取り出せるようにすることです。事務所や倉庫、社用車を観て、在庫管理の状態はどうか、カタログが日焼けしていないか、古くないか。月次試算表のあるなし、月次試算表があっても、仮払金のオンパレードでは、“取引”の尻がぬぐえていないのと同じ。事業リストラクチャリングもいわば“整理整頓”です。
“清掃”も当たり前のことですが、お掃除専門業者などに委託をしたり、新人や若手社員がやることといった状態になっていると、きれいとかあるべき姿への“異常”に気づかなくなるものです。
 良き人を止むる業を“企業”と申します。“企業は人なり“・・・私的整理の局面を迎えたとき、その原点に立ち返り、経営層自らが5Sに忠実な人材となり、”背中“で全従業員を引っ張ることが重要です。
 ある再生局面にあるサービス業・・・部門にあるレジスターから経営陣が小金を仮払い出金することが起きています。従業員も“見倣い”ます。5S意識から再生しなければ、本当の意味での事業再生は無理でしょう。

最終更新日 ( 2010/03/26 Friday 14:12:22 JST )
 
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