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No.397【「おもてなし」が会社を伸ばす】-2006.3.15

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地方中小企業再生!≪第19号≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか? プリント メール
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2010/02/26 Friday 10:07:20 JST
【地方中小企業再生!≪第19号≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか?】-2010.2.26

 

 

前回迄のあらすじ;池瑠社長、取締役、幹部、従業員が揃う全体会議の結果、満場一致で池瑠幸一課長を社長とする新人事と経営改革の方向が受け入れられた。最終的に、再生計画をまとめ、いよいよ金融機関を交えた調整の場に入る。

私的整理の局面では、メイン銀行を中心とする金融機関の支援姿勢が必須となる。
金融機関の立場を尊重し、理解を求めるプロセスが必要だ!

~一週間後、池瑠社長、池瑠課長、谷氏が再生計画の状況を詰めている~

 

(経営コンサルタント 谷氏)
こんにちは、池瑠社長、池瑠課長、先日は大変お疲れ様でした!従業員の皆さんの一致団結した思いと、それに加えて、メイン銀行の置家(オケ)支店長と槍増(ヤリマス)氏から、“本部と前向きに協議できる。頑張って欲しい”という言葉を得られたのは大きいですね。

(経営者 池溜氏)
お蔭さまで。本当にそうですね。それに、我が息子ながら、池溜課長がしっかりと後継幹部や従業員の信望を受けている事に安心もし、次の時代に入れるという予感もします。

(中堅幹部 池溜課長)
親父に褒められたのは初めてだな(驚)。嬉しい半面、これまで親父に責任転嫁できていたけど、これからは自分が決断しなければならない…緊張感で一杯です。谷先生、今後とも、いろいろとご教授下さい。

(経営コンサルタント 谷氏)
了解しました。事業承継もタイミングだったのでしょう。再生計画と人心掌握ができた今、本当の事業再生のために、しっかりと経営をしていきましょうね。さあ、最後に、このコミットメントをしたためた再生計画を金融機関各位に合意して頂く重要な仕事が残っています。今日、再生計画を最終詰める形で、今後のスケジュールを確認します。よろしいですね?

(経営者 池溜氏、中堅幹部 池溜課長)はい!よろしくお願いします。

(経営コンサルタント 谷氏)
これまで、私の方で並行して再生支援協議会のプロジェクトマネジャーや窓口専門家の皆さんに、経過や計画を説明し、不動産の買付証明書を前提とした了解を得てきました。池溜社長、不動産の買付証明書はいかがですか?

(経営者 池溜氏)
えぇ、前回ご報告申し上げた通りに任意売却で事が進みました。 ありがたいことです。遊休不動産が55,000千円、私個人の所有不動産が30,000千円で買付証明書が得られました。任意売却に伴う諸費用は5,100千円です。ところで、先生、この資料をみて頂けませんか?
融資残高が5%のミニ銀行(地銀)の件ですが、バブルの時期に遊休不動産に根抵当権を設定されています。それに、日本信用保証協会さんも、これについては如何でしょうか?

(経営コンサルタント 谷氏)
わかりました。そうすると、こういうことですね。
・任意売却金額…85,000千円(55,000千円+30,000千円)
           ※万が一の場合の競売想定価格(59,000千円)
・売却諸費用…  5,100千円
・配分可能金額…79,900千円
・担保権等設定状況
 <順位>             <根抵当権極度額>
(1)メイン銀行(メイン、地銀)      50,000千円
(2)スーパー銀行(広域)          20,000千円
(3)サブ銀行(政府系)                  10,000千円
(4)ミニ銀行(地銀)                    5,000千円
(5)日本信用保証協会(保証)         5,000千円

特に、ミニ銀行(地銀)と日本信用保証協会(保証)が劣後になり、配分も回りませんね。この2金融機関には、30万円ずつ、解除料をお支払いすることでご了解を頂きましょう。
ところで、万が一、競売処分がなされた場合、第3位のサブ銀行(政府系)には配当がゼロになりますから、この任意売却によって、最も利益を受けるのはサブ銀行です。そうすると、ミニ銀行や日本信用保証協会以下の劣後の根抵当権者の解除料は、サブ銀行からお願いするのが一般的です。ただ、政府系金融機関はリスケジュール等以外の波風は立てない方がいいかもしれません。
池瑠社長、池瑠課長!これは、再生計画での会社と個人マネーで出しませんか?

(経営者 池溜氏)その金額ならば、大丈夫です。

(中堅幹部 池溜課長)わかりました。再生計画に経費を盛り込みます。

(経営コンサルタント 谷氏)
ありがとうございます。では、79,900千円を債務返済に充てた後、残高プロラタ式で返済していく方向で協議しましょう。
お疲れでしょうから、ここで、ちょっと、休憩しましょう。  

                                                                                                                                                   (続く)

【まとめ】金融機関への配慮をどう進めるかも鍵!
 1.私的整理の現場で不動産処分では、買付証明書が必要
 2.任意売却額は当然、競売価格(特定価格)を上回る合理性が必要。
         そして、根抵当権極度額を踏まえて、どう配分していくか?解除権をどうするか?等の金融機関への配慮が鍵になる。

最終更新日 ( 2010/02/26 Friday 10:15:54 JST )
 
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