トピックス
No.399【「顧客満足」と「顧客不満足」の差】-2006.3.29
更に読む...
 
Home arrow リサーチレポート arrow 地方中小企業再生! arrow 地方中小企業再生!≪第17号≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか?
地方中小企業再生!≪第17号≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか? プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2009/12/25 Friday 16:18:58 JST
地方中小企業再生!≪第17号≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか?

 

前回迄のあらすじ;臨時幹部会で、株式会社イケルの再生計画の概要が説明された。経営責任を取り、池瑠社長が取締役会長に退く出処進退が示されたとともに、池瑠幸一課長を社長に、かつ、それぞれの取締役や幹部の今後の人事等が示され、経営者の交代と経営の承継への方向性が内部決定。いよいよ全社員の前で発表されることになった。

事業再生は金融機関との折衝が成功することで終わるのではない。むしろ、少なくとも2年間は新規融資が期待できない経営環境下での、困難を伴う再生計画期間の始まりだ!

~池瑠社長、取締役、幹部、従業員が揃う全体会議にて~


(経営者 池溜氏) 
皆さん、毎日ご苦労さま。忙しい中に集まってもらったのは、ほかでもない我が社の経営問題のことです。皆さんには、かねてからの売上減少から、賞与削減を強い、かつ、仕入れや経費の大幅削減も要請し、かなり厳しい思いをさせていることで、経営者として、責任を痛感しております。
 今回、メイン銀行から公的な再生支援組織である再生支援協議会の紹介を受け、メイン銀行のご理解の下、専門家の経営コンサルタント谷先生にご協力頂き、お取引先やお客様に迷惑をかけない私的整理の枠組みによる再生計画を策定することになりました。当分の間、金融機関さんには借入金の返済を猶予頂き、企業を立て直すことになります。
そのため、経営者の責任も明確にする必要があり、私は私財を売却して、債務を一部返済し、かつ、社長を降り、取締役会長に退きます。そして、困難を伴う再生計画期間を乗り切る社長には、取締役会や幹部会のメンバーの了解も受けて、池瑠幸一課長に引き受けてもらいました。彼をリーダーにして、時代に対応できる新しい組織体制でスタートをします。これまで、取締役会の皆や店長等の幹部の皆さんと再生計画を一緒に検討してきました。これからの5年間の再生期間で、再生計画の利益次第ではもともとささやかな賞与も出せるかどうかわかりません。それでも、従業員の皆さんとより一層頑張っていきたいと思います。どうぞご支援下さい。
ここで、再生計画の策定にあたり、ご支援を頂いている経営コンサルタントの谷先生に一言お話を頂きます。

(経営者 池溜氏) 皆さん、毎日ご苦労さま。忙しい中に集まってもらったのは、ほかでもない我が社の経営問題のことです。皆さんには、かねてからの売上減少から、賞与削減を強い、かつ、仕入れや経費の大幅削減も要請し、かなり厳しい思いをさせていることで、経営者として、責任を痛感しております。 今回、メイン銀行から公的な再生支援組織である再生支援協議会の紹介を受け、メイン銀行のご理解の下、専門家の経営コンサルタント谷先生にご協力頂き、お取引先やお客様に迷惑をかけない私的整理の枠組みによる再生計画を策定することになりました。当分の間、金融機関さんには借入金の返済を猶予頂き、企業を立て直すことになります。そのため、経営者の責任も明確にする必要があり、私は私財を売却して、債務を一部返済し、かつ、社長を降り、取締役会長に退きます。そして、困難を伴う再生計画期間を乗り切る社長には、取締役会や幹部会のメンバーの了解も受けて、池瑠幸一課長に引き受けてもらいました。彼をリーダーにして、時代に対応できる新しい組織体制でスタートをします。これまで、取締役会の皆や店長等の幹部の皆さんと再生計画を一緒に検討してきました。これからの5年間の再生期間で、再生計画の利益次第ではもともとささやかな賞与も出せるかどうかわかりません。それでも、従業員の皆さんとより一層頑張っていきたいと思います。どうぞご支援下さい。ここで、再生計画の策定にあたり、ご支援を頂いている経営コンサルタントの谷先生に一言お話を頂きます。

(経営コンサルタント 谷氏)
ご紹介頂きました谷です。ご縁を頂きまして、ありがとうございます。池瑠社長からお話頂きましたように、株式会社イケルは再生支援協議会の支援の下で、再生計画を策定しています。これは、取引先やお客様に迷惑をかける俗にいう倒産とか、法的整理ではありませんので、ご安心下さい。ただ、メイン銀行も含め、5行の金融機関に借入金返済の繰り延べを要請し、ご迷惑をおかけしますので、納得の得られる再生計画を策定し、了解の下で、再生計画をスタートさせなければなりません。 その再生計画も、社長や幹部の皆さんと検討してきました。
社長からの私財提供や経営責任の明確化さらには新規事業の譲渡や本業重視の経営戦略への回帰等が決定し、金融機関が納得できる再生計画に仕上がったと思います。
再生計画は、金融機関の折衝のために必要ですが、もっと大事なことは、再生計画を策定する過程で困難の荒波を乗り越える経営者や幹部、従業員の皆さんの絆を深めることです。この後、新社長になる池瑠幸一課長から、今後の経営戦略と体制についてお話を頂きますが、どうぞご協力をお願いします。

(中堅幹部・後継者 池溜幸一課長)
池瑠です。お疲れ様です。社長と谷先生からのお話に驚かれていると思います。私たち中堅幹部もそうでした。ただ、これまでの状況から決して会社が順調でなかったことはご理解頂いていたと思います。
幸い、相談会社10社に1~2社程度しか条件に当てはまらない再生支援協議会の支援の枠組みを活用でき、谷先生もおっしゃって頂いたように、きちんと説明できる再生計画が策定できたと思います。ただ、例えば5年間という再生計画期間中は、再生計画達成のため、お互いに、厳しい価値判断基準で仕事に邁進しなければなりません。一方、私は株式会社イケルを思う気持ちは誰にも負けませんが、新社長になる身としてはわからないことだらけです。皆さんのご協力をよろしくお願いします。では、我が社の今後の経営方針や体制の概要をご説明します。
1) 今後、株式会社イケルは本業重視の経営戦略に回帰します。新規事業の「衛星放送とe-ラーニング事業の受験予備校」は事業譲渡します。
2) 株式会社イケルの経営責任を明確にするため、池瑠社長が取締役会長に退かれるとともに、役員報酬を六分の一に大幅削減されます。
3) これまで株式会社イケルで絶大なる貢献をして頂いた武取締役と藤取締役が株式会社イケルの取締役を退任され、新会社を設立。
先ほど述べた株式会社イケルの新規事業「衛星放送とe-ラーニング事業の受験予備校」を引き継いで頂きます。これから、お二人とは、新しいパートナーシップ関係です。
4) 私の社長としての経験不足分を補うため、取引先の信任が厚く、顧客も良く知っておられる川取締役に常務取締役の任を受けて頂き、また、定年退職を迎えられる其池部長には嘱託顧問として引き続き経営管理を指導して頂きます。
5) それ以外の重要な体制としては、営業統括の取締役に、村田店長。本店部長に、山野店長。課長として、尾島店長、串間店長。経理体制は、其池顧問のご指導の下、管理部門の課長として、山田係長にそれぞれお願いします。幹部陣の体制は以上の通りです。いずれも社長や常務、取締役、部長、課長を担って参りますが、責任重大です。
皆さんが働いて頂いている株式会社イケルを再び安定軌道に乗せるため、再生計画期間中のご協力を何卒よろしくお願いします。

                        ~一同、うなずく~          (続く)

【まとめ】経営者交替、企業の承継がスムースであれば、再生計画も半ば成功!
1. 新旧経営者交替の際に、現経営者の果たすべき役割は非常に大きい。中小企業の場合には、古参の幹部をどう処遇するか、されるかは大きな意味を持つ。しっかりとコミュニケーションし、新経営体制に禍根を残さないことだ。
2. 新経営者がバトンを受ける際には、経営者の“私心を捨て、職務に対する誠実さ”を旨とする。人事の背景にある経営者の心が全員の気持ちに届いた時、再生計画は半ば成功する、と言っても過言ではない。

最終更新日 ( 2009/12/25 Friday 16:22:22 JST )
 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!