トピックス
No.408【天国と地獄は紙一重】-2006.5.31
更に読む...
 
Home arrow FAX情報 arrow No.560~589 arrow No.577 ≪最近、鳥肌が立ったこと≫-2009.9.16
No.577 ≪最近、鳥肌が立ったこと≫-2009.9.16 プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2009/09/16 Wednesday 10:32:07 JST
No.577 ≪最近、鳥肌が立ったこと≫-2009.9.16

 

830の衆院選挙前に堺屋セ一氏の「平成30年」を読んだ。顧問先の社長から「古い本ですが、読まれましたか」と聞かれ、「目次だけは見ましたが、まだ読んでいません」と答えると、「よかったら読んでみてください」と上下2冊の分厚い単行本をいただいた。1997年~1998年にかけて朝日新聞に連載され話題になり、2002年に単行本で出版された800ページにも及ぶ大作である。最近読んだ本の中では村上春樹氏の「1Q84」の1000ページの次に分厚い本だったが、3日ほどで夢中で読んでしまった。
読み終えた日が、総選挙で民主党が308議席で圧勝する前日だったので、本の内容と現実がオーバーラップして夢かうつつか混乱した日が数日続いた。それほど、多くの描写は息をのむほどの迫力で現実と一致していた。ただ、今は平成21年なので10年ほど早いが、あれほど話題になった小説だけに民主党関係者の多くが堺屋太一氏の本を読んでいる可能性は高い。それほど、垣間見える政策や人事制度は酷似している。事務次官会議の廃止などはまさに小説と同じである。

官僚出身で、予測技術に長け、経済企画庁長官として政治の世界も熟知している著者だけに、官僚政治のメリットデメリットは当然把握しているだろうから、政党のマニフェストや組織戦略が一致するのは十分ありうると思うが、それでも、それが現実になるとは、すごいことである。
そして、もっとも驚いたのは、2007年に発生した石油や金属、レアメタル等の高騰による世界経済の不況と各国のその後の描写は、多少の誤差はあるものの、現実に近いものがある。あくまでも作家の想像力の産物なので、タイムマシンに乗って未来を見てきた人が書いたわけではないから、間違いや今では誰も使わなくなってしまっているものが最先端技術として紹介されたりしている部分はあるが、社会の変化については驚くほど的確で、鳥肌が立つことが何度かあった。

予測と言う意味で、驚いたのが、やはり830総選挙の時、夜8時から各局一斉に選挙報道番組を放送していたが、開票も始まっていないのに、当確がでるというすごい分析力には脱帽した。その布石は10日前の8月21日の新聞で、「民主党300議席超えか」とあり、8月25日ごろには「320議席圏内」の話題が盛り上がっていた。何を根拠にそんなことがわかるのかと思ったが、以前の出口情報だけでなく、緻密かつタイムリーなアンケートを頻繁に行うことによって、統計処理され、分析を加えた結果であることが分かった。
私の自宅にも今回の選挙に関するアンケート調査は自動音声で3回、肉声で2回あったし、関係先の印刷会社では、選挙期間中、肉声でのアンケートに使うデータが毎晩夜中の12時にメールで届き、それを数万枚印刷し、沖縄に集中しているコールセンターに届ける日が続いたそうだ。これらのデータ処理ノウハウを駆使して、開票前の当確情報を放送するというマジックにつながっていることが分かった。
しかし、これだけの情報分析力を持った機関が複数実在し、各社がその精度を競い合う中で行われる選挙で、公示前に結果がわかったり、選挙活動する前に結果が予測できたのでは何か、どこか、おかしいし、面白くないと思う。やはり、秘め事は見えないほうが魅力的だと思う。

No.577  最近、鳥肌が立ったこと-2009.9.16.pdf

最終更新日 ( 2011/09/22 Thursday 14:50:17 JST )
 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!

Parse error: syntax error, unexpected $end in /home/m2o/www/administrator/components/com_bbclone/var/access.php on line 418