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No.388【2006年は勝負の年】-2006.1.11

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No.567 ≪一隅を照らす≫-2009.7.8 プリント メール
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2009/07/08 Wednesday 10:31:57 JST
No.567 ≪一隅を照らす≫-2009.7.8

 

「奇跡のリンゴ」という本を読んだ。ここまで壮絶なリンゴ農家がいることに衝撃を受けるとともに感動し、日本の未来はまだまだ捨てたものではないと自信を持った。
木村秋則さんという普通のお百姓さんだが、考え方の一つ一つが理にかなっており、納得できる。私だったら木村秋則さんの真似は絶対にできない。おそらく生まれ変わってもきっとできないと自信を持って言える。そして、ご家族がまた立派である。2冊目の本が日経文庫から出ているので、お読みいただきたい。

青森のりんご農家に生まれたが農業が嫌いで神奈川県に集団就職してサラリーマンになったが、実兄が体調を壊し、やむなく帰郷。それなりに努力して農業に慣れたころ、実兄の体調も回復したため、同じリンゴ農家の婿養子となる。そこで、奥様が農薬散布の都度、病気になったこともあり、従来の農法に違和感を感じていた。兄が始めた有機農法に関心をもち、リンゴを無肥料、無農薬の自然栽培で育てることを目指す。
米や野菜の自然栽培は先例があるが、リンゴの無農薬は不可能と言われていただけに参考書が全くない。最初は順調に進んでいるように見えたが、苦難の連続で9年間リンゴは実を付けなかった。
毎年、新しい発見をするのだが、リンゴは実をつけてくれない。リンゴの木も人間と同じなので、納豆や酢を与えて工夫したが、それでも変わらない。
家族は極貧を極め、子供の給食代も払えなかった。食事は雑草を料理して食べた。しかし、それでもリンゴの木は応えてくれなかった。
にっちもさっちもゆかず、深夜、岩木山深く、死に場所を探してさまよっていると、月光にてらしだされたリンゴの木を発見。
無農薬でリンゴは育たないと言われているのに、人の手が全くついていないリンゴの木がなぜこんなに元気なのか。はっとひらめくものがあり、無我夢中でその木の根本をクンクンと嗅いで、触ってみた。土が温かく柔らかい。これと同じ土を作ればよいんだと気づき、自殺しようと思っていたことも忘れて、山をおりた。
9年間花も実も付けなかったリンゴ畑に奥さんが心配そうに帰りを待っていた。
それ以来、木村さんのリンゴの木はみるみる回復し、糖度24度というとてつもない甘いおいしいリンゴになったそうだ。
従来の農業の常識を覆す自然栽培農法は肥料や農薬が買えない発展途上国でも普及しており、大きな成果を上げている。自分の信じるところを信念を曲げずにやりとおす。
とことんまで行ったところで天の計らいにより大きなヒントを得る。まさに一隅を照らすことが多くの人の支持を得て、世界中に明るい燈を照らすようではないか。

No.567  一隅を照らす-2009.7.8.pdf

最終更新日 ( 2011/09/22 Thursday 14:25:34 JST )
 
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