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No.560 ≪だれもやらないからイノベーションがおきる≫-2009.5.20 プリント メール
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2009/05/21 Thursday 10:43:16 JST
No.560 ≪だれもやらないからイノベーションがおきる≫-2009.5.20

 

日経ビジネスの巻頭言を飾っている「有訓無訓」というコーナーをいつも楽しみにしている。一世を風靡した「時の人」が今だから話せるエピソードを語るのだが、読みながら「そうだったのか」とか「そう!その通り」、「なるほどなあ」と感心することばかりである。
25年前に読んだソニー創業者の井深大氏のエピソードで印象に残っているのがある。トランジスタラジオ開発に関わるイノベーションについて語っておられるのだが、改善をより突き進んだ革新についてわかりやすく述べておられるので、お伝えしたい。


「インベンション(発明)とイノベーション(革新)は発音は似ていても相当な違いがある。インベンションはエジソンが電灯を考え付いたように原理そのものから新しいものを作ることだが、イノベーションは商品性や製造法にさらに磨きをかけることである。いまどき、次から次へと新発明が飛び出す時代ではないので、イノベーションこそ大事である。
テープレコーダーで会社の基盤を作り、次の飛躍のために取り組んだのがトランジスタラジオであった。当初は真空管をトランジスタに変えて作ろうとしたが、すでにその方法はアメリカに先発企業がいることがわかった。誰もやらないことをやろうと思っていたので、大ショックを受けて、学生時代に読んだ雑誌の中に登場した腕時計のようなラジオを思い出しこれを作ることにした。ポケットに入るトランジスタラジオは夢物語でしかなかった時代に、これを作ろうと決めて、突進した。
当然、大きさが違うので、スピーカーやトランスや抵抗、コンデンサーなどの部品は全部小型化しなければならない。部品メーカーはこの世に存在しない部品を作ることになるので渋ったが、なだめすかして完成させた。その製品は飛ぶように売れて行った。今から思えば、当たり前だが、当時にすればとんでもない事に挑戦した事になる。ソニーを飛躍させる事になったラジオのイノベーションは雑誌で読んだ夢物語なしには誕生していなかった。だから、イノベーションには夢が必要なのだ。」

ラジオを開発する過程で、当初は真空管からトランジスタを使ったラジオを作ろうと思っていたので、トランジスタの性能だけを考えればよかった。
しかし、先発で開発している企業がわかった段階で、この開発を、ポケットサイズに変更したのであるからすごい。全く異質な製品開発と同じで、すべての部品を新規に設計し直さなければならないし、部品メーカーにコンセプトを納得させるだけでも大変な作業を要しただろう。たとえ先発企業があってもデザインや他の性能を差別化すれば事足りるという発想が出てきても不思議はないが、いきなり、ポケットサイズを目指した。夢に見た夢物語を現実にしたいという思い。
この思いがあったからイノベーションが起きたのだろう。
同じやるならだれもができないと思っていることにチャレンジすることがいかに大切かを気づかせてくれるエピソードである。

No.560  だれもやらないからイノベーションがおきる-2009.5.20.pdf

最終更新日 ( 2011/09/22 Thursday 14:05:12 JST )
 
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