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No.407【新会社法を活かす】-2006.5.24
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71号-マネジメントレビューの指示を実行させる- プリント メール
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2009/05/08 Friday 10:42:48 JST
71号-マネジメントレビューの指示を実行させる-

 

A社の定期審査の場面で、社長と管理責任者がインタビューを受けています。

査 員:
直近で実施されたマネジメントレビューの記録を見せて下さい。

管理責任者:
これです。

審 査 員:
アウトプットを見ますと、2つの指示を出されていますね。「不良率を下げる」ということと、「社員のレベルアップを図るため、教育・訓練のやり方を見直す」ですね。これは、どういう意図で指示されたのですか。

社   長:
わが社の置かれている環境では、やはり製造現場の努力によってコストダウンを進めていかなくてはならない、ということです。現状では、不良品の発生が多く、これを減少させてコストダウンを図りたいと考えています。それを実行するには、現場の社員に勉強してもらわなくてはならない、と考えています。

審 査 員:
社長の考えは分かりました。それを、社員に伝えて実行してもらうためにどのように展開していますか。

管理責任者:
このマネジメントレビューの記録のコピーを各部門の責任者に配布しています。

審 査 員:
各部門、特に製造部門ではどのように取り組むべきか、指示されましたか?

管理責任者:
特に実施していることはありません。各部門に任せています。

審 査 員:
実施状況の確認はどのようにしていますか?

管理責任者:
当社では、マネジメントレビューを年1回実施する仕組みですから、次回のマネジメントレビューで確認することになります。

審 査 員:
途中のフォローは必要ないですか?

管理責任者:
必要かもしれません。

審 査 員:
実行を推進し、途中でフォローをする仕組みが、現在のやり方には欠けているかもしれませんね。社長から、会社の方向が打ち出されたのですから、この指示をしっかりと展開できるようにして下さい。

社   長:
マネジメントレビューで指示を出すだけでは実現されないですからね。やり方を検討しましょう。

社長はマネジメントレビューでトップとして、的確な判断と指示を行わなければなりません。そして、その指示は確実に展開されなければPDCAサイクルを回転させることができません。
今回はマネジメントレビューの指示を社内に展開する方法について検討します。

提案1 マネジメントレビューと経営計画書を連動させる
マネジメントレビューとは「経営計画作成プロセス」と位置づけることができます。インプット情報とは「今期の成果と反省」であり、アウトプットとは「社長の年度方針」となります。その「社長の年度方針」に基づいて、各部門が「(品質)目標」や「実行具体策」を策定することで一本筋が通った展開ができます。そして四半期チェックなどで、計画が予定通り実行できているかを確認することで実行状況のフォローができます。

提案2 社長が改善指示書を発行する
マネジメントレビューなどで社長が「改善指示」を発行することでシステムを活性化することができます。具体的に「改善指示」が社長から発行されることで、部門は取り組みをせざるを得なくなります。なかなかシステムが動かないときに社長からアクションを促すことができます。

提案3 マネジメントレビューの指示を定例会議で報告させる
マネジメントレビューの指示は最重要な指示事項と位置づけ、月度会議、幹部会議などの定例会議の場で進捗状況を報告させます。会議では、「前回議事録チェック」を行うはずですが、その場でマネジメントレビューの指示事項の進捗状況のチェックを行うことで展開は確実に進みます。

マネジメントレビューは、社長がISOシステムに関与する唯一の接点です。社長の方針を確実に社内に伝え、アクションを起こさせる仕組みを構築しましょう。

 
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