トピックス
No.386【感動的な明太子】-2005.12.21
更に読む...
 
Home arrow リサーチレポート arrow ビジネスコミュニケーションシリー arrow 2009.05~一言コメントを実行しましょう!!
2009.05~一言コメントを実行しましょう!! プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2009/05/01 Friday 09:42:27 JST
上に立つ人のビジネスコミュニケーションシリーズ~一言コメントを実行しましょう!!

 

今回は来期の経営計画を作成したA社のケースを取り上げます。30人の社員が勤めるA社では毎年、社員全員で経営計画書を作成する事が恒例となっています。計画作成当日はあらかじめ社長が作成した社長方針の発表、今年度の成果と反省を踏まえ、方針に基づいた経営計画の策定を各部門別(総務、営業など)の計画、個人別の計画を1日かけて作成していきます。場面は計画作成に入る前に、今期の成果と反省の発表(振り返り)を行うところです。

B社長
皆さん、今日は集まっていただき有難うございます。今日は一日かけて来期の計画を全員で作っていこうとおもいます。今期がまだ終わったわけではないですが、皆の頑張りのおかげで、今期の着地(業績)も見え、目標に対して結果を残す事が出来そうです。全社的には今期の成果として・・(中略)・・反省としては・・(中略)・・、このような成果と反省を踏まえ、来期の社長方針を作成しました。それぞれの立場から来期はどのような行動をとって行くのかを考えてもらいたいと思います。
司会C
B社長ありがとうございました。経営計画作成に入る前にこれから、部門別、個人別の成果と反省の発表に入ります。各部門メンバーは前にでて発表をお願いします。最初に営業部から、部門別、個人別の成果と反省を続けて発表してください。
営業部長D
営業部の発表に入ります。今年度の目標に対して売上達成率95%、粗利達成率90%となっています。今期末まで残り1ヶ月弱の残りとなりますが年間目標は達成できる見込みです。部門の成果としては・・・・・・、反省は・・・・・です。
司会C
有難うございました。それでは個人別の成果と反省に移ってください。
営業Eさん
営業部Eです。今年度は年間の累計売上目標に対し、現時点で達成率99%、粗利目標に対し95%です。年度末には売上、粗利ともに目標を上回る見込みです。(周りから拍手が起こる)ありがとうございます。
個人的な成果は昨年より更に売上が伸ばせたこと、反省は粗利が取れなかったことと発注ミスが増えたことです。
司会C
ありがとうございます。それでは、今期活動を進めていく上で、上手くいったこと、上手くいかなかったことなどに関して、ノウハウや裏話がありましたら一言、コメントをお願いします。   
営業Eさん
そうですね、・・・上手くいった理由は昨年の反省であげた商品知識の未熟さを克服しようと勉強したこと、また先輩や上司に相談できたこと、また、この2つを実際の商談にいかせたことが今期目標を達成可能にした理由だと思います。発注ミスが起こったのは、注文数増加に対応できていなかったことです。
司会C
Eさん、ありがとうございました。(全員から拍手)では次の方発表をお願いします。・・(中略、その後も他部門も含め社員全員から、それぞれの思いでコメント発表が続く)・・ありがとうございました、以上で個人の成果と反省の発表を終わります。    
B社長
ちょっと、一言いいかな?・・皆さん、ありがとうございました。最初に発表してもらったEさんだけなく、社員全員の発表を聞いて、普段聞くことがない個人個人のいろんな思いが聞けて、とても嬉しく感じています。皆さんも普段わからなかった他の人の事が聞けてよかったんじゃないかな?と感じています。来年度もまた、今期の結果を糧にしていろんな事に取り組んでください。
司会C
それではこの後、計画作成に入りたいと思います。・・

今回、取り上げたA社は業績面で持続的な成長はしてきたものの、一方で、これまで社内コミュニケーション向上には特に力を入れていませんでした。業務が忙しくなる中で、お互いコミュニケーションがとりづらくなってきたので、現在、社内環境を見直しの一環として、再度、お互いの意見交換をする事に取り組んでいます。
今回のケースでは一人一人が今期の結果(成果と反省)だけではなく、上記で取り上げたEさんの様に、結果に対する要因(「上手くいった理由は~」)を一言コメントとして全員の前で発表しています。その内容は活動結果である数字(目標の達成、未達成)の部分だけでは推し量れない個人の努力の部分であったり、また伸び悩んでいる理由であることが多く、以前のA社では主に数値部分に当てていたスポットを、それ以外の部分に当てることでその努力や悩みを全員で共有する事を進めています。
社員全員で結果の裏側にある個人の努力や行動を共有する事は、お互いをより知ることが出来たり、また認め合ったりと人間関係や職場環境を良くする事ができます。逆に、逆説的になりますが、それぞれが自分の思いを外に出さず、自分だけで理解してれば良い、となると個々が孤立してしまったり、都合の良いように解釈したり、組織としてバラバラの方向に向かってすすんでいく可能性があり、結果とてギクシャクした人間関係や業績に響いてくることも考えられます。

具体的行動提案:「一言コメントを実行しましょう」 
(1)個人目標の結果、また成果と反省を書かせる。
(2)社員を集め共有する場を持つ(全社的や部門別、あるいは四半期毎や年度など、人数や時期は自社の規模に
   合わせ行う)。
(3)成果と反省の後に、一言コメントを参加者全員に発表させる(長くても1分ほど)。
(4)発表の際は批判などを避ける為、運営ルール(下記参照)を利用し、司会やまた他の人がルール徹底係を
   勤め、自由に意見が言える雰囲気作りをする。 
≪運営の基本ルール(サンプル)≫
・人の話を良く聞き、さえぎらない
・話は短く、長くても1分以内
・私語を慎む(気づいたら注意する)
・ミーティング中は役職関係なし
・全員参加&全員発言
・発言者ではなくアイデアに意見する
・マイナス発言は厳禁
(5)発表の後には、目標を達成している、していないに関わらず必ず拍手をおくる。
   (優劣をつける事が目的ではなく、個人の思いを共有し全員で前に進む事を目的とする。)

☆一人一人の考えや思いを仲間で共有する事で組織としてまとまり、個人、企業、ともに成長しましょう。

最終更新日 ( 2009/05/01 Friday 09:45:06 JST )
 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!