トピックス
No.384【活気に湧くロンドン】-2005.12.7
更に読む...
 
Home arrow FAX情報 arrow No.0530~0559 arrow No.555 ≪笑顔は仕事だ≫-2009.4.15
No.555 ≪笑顔は仕事だ≫-2009.4.15 プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2009/04/15 Wednesday 10:30:24 JST
No.555 ≪笑顔は仕事だ≫-2009.4.15

 

非常に有能で結果を出すのだが、いつも難しい顔をしていて、とっつきが悪く、コミュニケーションをとる為にはそれなりの決意をして臨まないとできない人がいる。
いかにも機嫌の悪そうな顔で対応されると言いたいことの半分も言えない。結局、必要な事だけを事務的に伝えて終わりにする。それも、いつ、何を伝えたかを記録なり記憶なりしておかないと容赦なく鋭い突っ込みや叱責が入る。こんな人が職場にいると、とても疲れる。


私の顧問先でも何人かいる。私たちはそれなりに訓練を積んでいるし、場数も踏んでいるが、なかなか慣れるものではない。月に数回訪問した時だけなので、不在の時は正直言ってほっとする。コミュニケーションを取らずに疎遠になっていると、益々関係が悪化するので、極力自然体で接するようにしているが、「会いたい、話したい人」には程遠いので、コミュニケーションの頻度はどうしても少なくなりがちだ。ましてや、気難しかったり、不機嫌だったりするとなお更、頻度が落ちてしまう。能力が劣っている場合は、対処のしようもあるが、大抵の場合は能力も実績もあり、意識も高いので厄介だ。

あるとき、このようなタイプのAさんとじっくりと話しこまなければならない時があった。怖い顔で、部下のちょっとしたミスにも激怒し、人間性を否定するような悪言を発するので、部下がノイローゼになってしまったのだ。結局、彼の部門に配属すると続かないので、彼が変わるか、会社を変わるかの選択を迫ったのである。
彼は「給料もらって仕事をしているのだから、ミスがないのが当たり前で、あれば注意するのは当然じゃないですか」という。
「あなたは管理職だ。部下を育てて業績を上げる義務がある。部下が育たないのは会社の大きな損失だ。君のいうミスどころの話じゃない。部下を育てるには、部下がついてゆこうという気にさせなければできない」と説いた。
「勿論です。私もそうしていますよ」と反論する。「ならば、なぜ、君のところに配属する社員は続かないのだ」と私。「それは部下のレベルが低いからですよ」と彼。「もっと、話ができる雰囲気を作ってくれないか。叱るばかりでは人は育たない。褒めることも必要だ。笑顔はもっと大事だ」と私。「何で、できの悪い部下のご機嫌取りをして、笑顔まで出さないといけないのですか」と彼。
「それは仕事だからだ。笑顔は君の重要な仕事なのだ。君が得意先に営業に行って、大きな実績を上げる以上に重要な仕事なのだ。人が育たないと企業はいずれ行き詰まる。人を育てるのは厳しさだけではだめだ、優しさも必要だし、人柄も必要だ。部下が安心して話ができる安全を確保してあげないと、部下はいつも針のむしろの上で失敗を許されない緊張感でいっぱいだ。そんな環境で能力は決して開花しない」と私。

結局、彼は折れてくれたが、まだ笑顔は作り笑いの段階である。笑顔は仕事だ。それも重要な仕事なのだと気付いてくれたことには感謝している。

No.555  笑顔は仕事だ-2009.4.15.pdf

最終更新日 ( 2011/09/22 Thursday 11:30:26 JST )
 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!