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No.538【赤字の正体】-2008.12.10 プリント メール
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2008/12/10 Wednesday 09:32:40 JST
No.538【赤字の正体】-2008.12.10

 

先の見えない時代は計数をしっかりと押さえないと会社がもたない。

公務員だったT社長は、父親の急逝で負債を抱えた小さな運送会社の経営を引き継ぐことになった。

最初は、経営のいろはも分からず、ただがむしゃらに働いた。早朝配送や深夜引取りにも対応し、依頼されれば引越しからごみ処理まで、お客様に喜ばれる事なら何でも喜んでやった。
その結果、口コミでお客様もふえて、車もフル回転で売上も増えた。しかし、赤字だった。

愕然としたT社長は、思案の末、数字がわからないとダメだと気づき、数字の勉強を猛烈に始めた。経営から営業・人事労務に至るまで経営管理に必要と思われるさまざまなセミナーに参加し、さまざまな書籍を購入して、ついには会計士の資格が取れるほど数字に強くなった。
すると、見えないものが見えてきて、わからなかったことが分かり、赤字の正体がつかめた結果、利益が出だしたのだ。
“こんなに仕事をしているのに、なぜ、赤字になるのか”という素朴な疑問がとけたのだ。 
からくりはこうだ。
○受注が増えると売上も増えるが、固定費はそれ以上に増えたので赤字になっていた。
○売上高に見合った固定費でやりくりしておれば利益が出るのだが、忙しくなると仕事をこなすだけで精一杯で、手持車両以上の仕事量になるとレンタカーを借りたり、傭車したりするため、同じサービスの提供が難しくなり、サービスの質が落ちるのだ。
○すると、当然のことながら、クレームが発生し、クレーム対応のために別の仕事に穴をあけ、この穴を埋めるために、さらに外注や傭車を使いコストアップになる。
○しかも、お客様要求を満たす外注先でないとさらなるクレーム発生となるので、利益度外視でやらざるを得ず、赤字になっていた。
○事故が多いと当然、保険料も上がるため、固定費が上がってしまう。

赤字の正体は皮肉にも供給能力以上の大量の仕事を受注したことだった。

T社長は、早速行動を開始した。
お客様は同じ料金を払うなら、「きれいな車」で、「テキパキしたドライバー」、「お客様への的確な報告・連絡・相談」、納品時の「スピード」と「正確さ」のレベルが高い会社を選ぶことが分かってきた。
ドライバー教育が利益の基本と判断し、基本動作を中心に教育をはじめた。
大きな声で元気よく挨拶し、制服・制靴・制帽、ネームプレートをきちんとつけ、身だしなみをきちんとする。運転マナーを徹底する。
そして、全車両に無線を設備し、お客様にお届け報告をはじめた。
1年もしないうちに、黒字に転換した。すべてを計数で把握しよう。

 
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