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61号-ISOが効果を出さない理由- プリント メール
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2008/07/11 Friday 10:08:00 JST
経営に役立つISOシリーズ 61号-ISOが効果を出さない理由-

 

ISO9001の認証取得をしており、今回更新審査を迎えたある建設業の会社での審査機関の審査の場面です。審査員は社長と管理責任者に対してインタビューをしています。

審 査 員:

早いものでもう更新審査を迎えましたが、これまでの運用は御社の期待に応えるものでしたか?
社   長:
良い点もありますが、不満な点も多いのです。「ISOに取り組めば会社は良くなる」、といううたい文句を聞いたからISOに取り組んだのですが効果は十分ではないと思っています。
審 査 員:
具体的にはどんな点が不満ですか?
社   長:
ISOをやると、目標管理ができる、営業活動が上手く進み仕事が増える、等々の効果を期待したのです。
審 査 員:
皆様のシステムを見せて頂くと、社長が今おっしゃった目標管理プロセスや営業活動プロセスに関する手順は品質マニュアルを見ると、ほとんど明確には書かれていませんね。何かほかに手順書などのシステムがあるのでしょうか。
管理責任者:
いえそれは、ありません。手順は品質マニュアルに書かれているだけです。
審 査 員:
手順がないから上手くいっていないのではないでしょうか?現在上手くいっているならば、その通り継続していけば良いでしょう。しかし、上手くいっていないならば、そこを変えなければならないのではないでしょうか。御社の場合は効果を出したいと思っている課題について、手を打っていないので期待に沿う効果が出ていないと考えるべきです。
社   長:
私たちはISOを導入すれば、目標管理や受注管理が上手くいくのだと思っていました。
審 査 員:
残念ながら、社長は少し思い違いとしておられるようです。ISOは万能薬ではありません。手順を全社に徹底したり、どこに問題があるかが社長や管理責任者に分かるようにする道具と考えるべきです。
社   長:
当社は目標管理プロセスと受注管理プロセスの手順をもっとしっかり構築して実施すべきということですね。

ISOは効果が出ない、という声をよく聞きます。ISOはどうして効果が出ないのでしょう。その理由を考え、その対応を検討します。


重要プロセスの管理のためのツール(仕組み)をISOに組み込む
会社が効果を出すことを期待している受注管理プロセスや目標管理プロセスなどはISOの規格には詳しく規定されていません。それは、各社がそれぞれ独自の手順(仕組み)を持っているはずで、それを組み入れるべきだからです。


<各プロセスに対する規格要求事項>
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現在のISOのシステムにおいて、重要なプロセスのパフォーマンスが十分でないならば、手順(仕組み)が十分でない可能性が高いです。
手順(仕組み)を早急に組み入れましょう。

会社内にまだ手順が確立されていないならば、プロジェクトを立ち上げ構築しましょう。(受注管理システム、目標管理システムなど)

まとめ
5.4.1品質目標や7.2.3顧客とのコミュニケーションなどの企業にとって重要なプロセスについて規格要求事項は詳細には要求していません。それは各会社毎にオリジナルのシステム(ノウハウ)があるべきだからです。もしそれを組み込んでいなければ、ISO審査で不適合は出ませんが、会社の期待する効果は出ません。是非システムの見直しをしましょう。

最終更新日 ( 2008/07/11 Friday 10:13:23 JST )
 
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