トピックス
No.392【お客様を増やす方法は足元にある】-2006.2.8
更に読む...
 
Home arrow リサーチレポート arrow 地方中小企業再生! arrow 地方中小企業再生!≪第03号≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか?
地方中小企業再生!≪第03号≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか? プリント メール
ユーザ評価: / 1
悪い良い 
2008/05/30 Friday 10:48:10 JST
地方中小企業再生!≪第3号≫~あなたの会社の経営力は大丈夫ですか?

 

前回のあらすじ;地方中小企業の経営者 池溜(いける)氏はメイン銀行での借り換えがうまくいかず、逆に再生支援機関の紹介を受けた。
対応に窮した池溜(いける)氏は、経営コンサルタント谷氏の話を聴くことにした。
そして、谷氏は、3ケ月間の元本返済停止を要請し、再生計画を早急に作成しようと言うのだった。

金融機関は担保だけでなく、キャッシュフロー主義へ面舵をきっている!
特に、あなたの会社の営業キャッシュフローは大丈夫ですか?_
 

(経営コンサルタント 谷氏) 
おはようございます。早速、前回の続きを進めましょう。決算書及び科目明細、固定資産の減価償却一覧、税務申告書を3期分、定款、会社案内等の書類はご用意頂きましたね。

(経営者 池溜(いける)氏) 
はい、こちらです。よろしくお願いします。

(経営コンサルタント 谷氏) 
少し拝見します。バランスシートで純資産が5000万円程の債務超過になっていて、今期の経常利益は500万円ほどの赤字ですね。金融機関は5行で、どうやらメガバンクからの融資はなく、地方及び広域銀行と保証協会の5行ですね。あれれ・・・減価償却費が少ないですね。   あっ、そうか!其池経理部長が、赤字を抑えるために減価償却費を500万円ほど計上していないと言われていましたね。すると、実質赤字は1000万円ですか。すると、前期の黒字というのも、減価償却費はどうなんですか?其池部長。

(経理部長 其池(それいけ)氏) 
はい、申し上げにくいのですが、やはり、550万円ほど未償却なんです・・・。つまり、前期も実質、赤字になります。金融機関への返済の延滞だけはなんとか避けてきました。

(経営者 池溜(いける)氏)
なんだと!どうして、詳しく説明しなかったんだ。

(経営コンサルタント 谷氏) 
まあまあ、今、そんなことを言っている場合ではありません。社長、ということは、実質、5期連続赤字ということですね。それで債務超過5000万円というのも財務評価をすると拡大しそうだ。金融機関も借り換えに応じない・・・急がないといけないですね。
社長、この5期実質赤字の原因はなんでしょうか。
(経営者池溜(いける)氏) 
えぇ、5年前に、これから教育産業が有望だと考え、取締役会での協議が十分でないまま、新規事業をスタートさせました。衛星放送と
e-ラーニングをミックスした受験予備校のFCに加盟しまして、その教室の不動産投資とか 人件費などの運転資金で1億円ほど長期資金を借り入れました。ただ、私も小売業を長くやっていて、お客様が共有できるかもと思い始めたんですが、なかなかいい講師の確保や事業PR、運営体制が十分でなく、講座の申し込みも未達成が続き、収益が上がっていないのが現状です。
(経営コンサルタント 谷氏)
試算表などをみると、独立採算制もできていないようだ。5年間も、営業キャッシュフローの源泉である営業利益が出ていない。つまり、営業キャッシュフローの中で借入金の元本返済ができないという状態に陥っている。一過性の赤字か、恒常的な赤字か?事業性も含めた分析をしっかりする必要がありますね。さらに、金融機関に提供している担保物件(経営者個人所有物件も含む)の評価も含めて、与信面はどうかもポイントです。

 いずれにしても、現在のメイン銀行の融資姿勢が明らかに変わり、お聴きしている範囲では、債務者区分が変わり、優秀支店から本部の管理に移管される段階かもしれません。つまり、御社でも売掛金が取れなくなると、担当から上司や取締役、本部に管理を移すでしょう?それと一緒なんです。

表;債務者区分と金融機関の組織対応例

債務者区分
借入金元本の返済状況

金融機関担当部署

正常先
A

業績良好で財務も問題ない債務者支店融資第1課

要注意先
B

業績低調で延滞など今後注意する債務者支店融資第2課

要管理債権先
B'

要注意先で要管理債権がある債務者支店融資第2課マネジャー

破綻懸念先
C

今後、法的・形式的破綻が懸念される債務者本部法人支援部

実質懸念先
D

法的・形式的に実質破綻に陥っている債務者本部法人管理部

破綻先
E

法的・形式的経営破綻の事実がある債務者本部法人管理部

この債務者格付けは、2期連続債務超過ならば、延滞がなくても、BCで評価されるようになっています。債務超過でなくても、赤字になるとBの評価を受けます。取引銀行の経営体力にもよりますが、幸い、メイン銀行さんは自己資本比率の優良な地方銀行。一方、メガバンクだったとすると、債権を債権買取会社(サービサー)に売却して、クールな債権回収が始まるんです。お話を伺うと、まだまだ支援をして頂ける状況ですね。御社の場合は、ここが踏ん張り時です。
金融機関が不良債権とみなさないよう、納得される再生計画を策定する必要があります。金融機関に借入金元本のリスケジュールや債権放棄その他の対応をお願いするわけですから、経営責任を求められますが、社長よろしいですか?
そして、緊急取締役会を招集して下さい。私が詳しく会社の状況を説明します。  
                                     (次号へ続く)

    0_1.gif

最終更新日 ( 2009/05/29 Friday 10:33:08 JST )
 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!