No.504【人は根で決まる】-2008.4.16 |
|
|
2008/04/17 Thursday 09:26:11 JST |
No.504【人は根で決まる】-2008.4.16
庭に生えた雑草を取りながら、気づいたことがある。日当たりのよい場所で適度な水分を含む柔らかい土に生えている雑草は育ちがよく大きいが、引っこ抜くとすぐに根こそぎ抜けてしまう。しかし、固い土の上に生えている雑草は地面に這うように葉が広がり、スコップを使わないと根っこから抜けない。その根も地中深く伸びており、慎重にやらないと途中で「プチッ」と切れてしまい、根は残ったままなので、直ぐに生えてくる。したたかである。 根さえあれば、しかるべき時まで人目に触れず地中で新しい芽をはぐくむことができ、時期がこれば地上に伸びてゆくことができる。 「人間もおなじだなあ」と思った。根さえ、生きていたらやり直しはいくらでもできるもんだ。失敗したってまったく怖くない。
外から見えない根を鍛えることが、人間が生きてゆく上で一番重要なことなのである。 身だしなみや学歴や役職のように誰でもそれなりに努力すれば機械的に手に入るような見えるところには気を使っているが、志や価値観といった外からは見えないところには意外と無頓着な人が多いのは不思議としか言いようがない。根を鍛えていないのである。最近では、化粧も満員電車の中で済ます若い女性が多いが、このような方は人生に成功しないこと間違いなしである。
根の鍛え方 根はその人の人本骨柄であり、これを鍛えるには良い習慣を身につけることが大事である。 1番目はすべてのことに感謝すること。 今朝も目を覚ますことができた。ありがたい。病気になった。ありがたい。これで、病気の人の気持ちがわかるし、病気にならない予防ができる。目標が未達成だ。ありがたい。考え方とやり方を変える良いチャンスだ。 2番目は、トイレ掃除である。 最も人がやりたがらない仕事を進んで行うことを下座行という。トイレがきれい会社は業績も社員のモラールもお客様の信用も高い。トイレ掃除が出来ればどんな仕事もみなワクワクドキドキの楽しい仕事に変わる。 3番目には複写はがきである。 ご縁のある方のお名前を借りて書かせていただく自分へのはがきであり、自分を磨き人生を刻む作業をするのが複写ハガキである。毎日、人生日記として複写はがきを書く人は1枚1万円の財産を築いている。そして、手書きの手紙をいただく人は1枚10万円の資産を持っているのと同じである。 四番目には起きたら、出会う人皆に笑顔で元気よく挨拶することである。 もちろん、家族が一番、ご近所が二番、職場が三番になるだろうが、先手先行で挨拶する。 五番目には、読書である。 月刊「致知」や神渡良平氏の著作をお読みになることをお勧めする。社会の木鐸として有名無名の方々の生きざまが大いに参考になるはずだ。
|