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No.408【天国と地獄は紙一重】-2006.5.31
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56号-「計画」を生かしていますか?- プリント メール
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2008/02/08 Friday 11:12:30 JST

経営に役立つISOシリーズ 56号-「計画」を生かしていますか?-

 

ある製造業での審査機関の審査の場面です。審査員は、製造部の部長に対してインタビューをしています。

審査員:現在、設計・開発を行っている商品はありますか?
部 長:あります。2つの新商品を設計・開発中です
審査員:それでは、その新商品の設計・開発の計画を見せて下さい。
部 長:これです。
審査員:皆さんの場合、新商品開発にはどれくらいの期間がかかるのですか?
部 長:約3ヶ月間です。市場調査や顧客への調査もありますし、基本設計後のレビュー、検証、妥当性確認では時間をかけてチェックをする必要があるのです。新商品の投入にはコストと時間をかけなければ良い物ができませんし、新商品が売れるかどうかは会社の命運を大きく左右しますから。
審査員:この計画書は2007年11月1日に作成されたようですが、現在は、設計・開発の工程はどこまで進んでいますか?
部 長:この商品は、第二段階の詳細設計に入ったばかりです。
審査員:そうですか。今日は2008年2月8日ですが、この設計・開発の計画では、検証が終わっている予定になっていますので、少し遅れている様ですね。
部 長:そうです。基本設計の後のレビューで、製造の技術的な問題があることが分りまして、やり直しを何回も行ったのです。こういうことは我々の場合よくあることです。計画通りにはなかなか進まないものですよ。
審査員:設計・開発には色々な要素を考慮しなければならないでしょうから、大変難しいことは分かります。この場合は、設計・開発の計画の見直しが必要ですね。
部 長:そうです。これから計画の修正をやろうと思っているところです。色々業務も忙しいですから、ISOばかりやってはおられないのですよ。
審査員:設計・開発は会社の命運を握っているという話を先ほどお聞きしました。設計・開発の計画を作っている意味を考えて、タイムリーに更新する様、運用の仕方の検討が必要ですね。
部 長:分りました。検討します。

ISOでは、色々な場面で、「計画」の作成を要求しています。
例えば、「品質目標」(実施計画)、「教育訓練の計画」、「製造やサービス提供の工程の計画」、「設計・開発の計画」、「内部監査の計画」等々です。これらは、PDCAサイクルを確実に回す為の大事な初めの一歩です。

しかし、各社の運用状況を見ると、計画は規格が要求しているから作っているけれど、あまり役には立っていない、という話を聞きます。今回は、計画を生かす方法を検討します。

Ⅰ.ISOの各種計画は役立っていますか?
  ISO活用度は各種の計画の活用状態に表れます。一度チェックして見てください。

内  容
規格が要求しているから作成しているだけの計画が多い
計画は一度作成するだけで、見直すモノはほとんどない
どうしてこんな計画を作成しているか意味の分らない計画がある
記入の仕方が難しい計画がある
作成が面倒で、あとから間に合わせで作成している計画がある

Ⅱ.計画の様式を見直しましょう!
先のチェックで1箇所でもチェックが入っているとISOが形骸化している危険信号です。自社にとって作成しやすい「計画」にリニューアルしましょう。形式は各社がやり易い方法を取ればよいのです。例えばチェックリスト形式なども1つの方法です。


Ⅲ.チェックの仕組みを作りましょう!
せっかく作った「計画」は生かされなければなりません。「計画」を作成する目的はPDCAを確実に回すことです。トヨタ自動車では、「計画は変更するためにある」と言うそうです。必要な対策を常に打つということです。それぞれの計画の実行状況のチェックを行い(C)、対策を立てる(A)ことを進めましょう。

最終更新日 ( 2008/02/08 Friday 11:13:58 JST )
 
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