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No.486【55歳から始める創業】-2007.12.5 プリント メール
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2007/12/05 Wednesday 11:19:27 JST
No.486【55歳から始める創業】-2007.12.5

 

かねてより、「社長は老害を防ぎ、会社を存続させるためには引退年齢を宣言する」ことをお勧めしています。
この考えは今も変わっていません。

問題は引退後にやりたいことを具体的にビジョンとして持たねば大きな失敗をします。

私自身のことでいえば、42歳で創業した時に、やりたいことがいっぱいあったので、「人生は二度なし」ですのでできるだけやりたいことを実現して人生を終えようと思うと、50歳で社長を交代し、その後はやりたい事に専念する事を計画しました。

そうすると50歳までにやらねばならないことがたくさんでてきて、会社を大きくして、世界の主要都市に事務所を設立して、店頭公開を実現して、後継者を育成しようと思っていたのですが、欲張りすぎて、思い通りにはゆきませんでしたので、社長交代年齢を延長しました。出来れば60歳までには第2の人生をスタートしたいと思っています。

自分の引退年齢を設定する目的は、期限を切ることによって、後継者を見定めて育成するという意識を明確に持つことです。惰性で社長を続けていると老人特有の「わがまま」「いらいら」「忘れっぽい」「決断に時間がかかる」「ケチになる」「臆病」といった経営にとっては致命傷となる性癖が出てくるのです。

経営コンサルティングのなかでも顧問先の社長に引退宣言を半ば強要していました。
しかし、ここで、問題が発生したのです。
現役から引退する前後になると痴ほう症やうつ病のような症状が出る人が出てきたのです。
病状が出たから引退せざるを得なかったともいえるのですが、引退しなければならないと強迫観念に襲われたので病状が出たのか、因果関係は明確ではありませんが、共通しているのが

1.創業者である
2.仕事が人生、人生のすべては仕事中心で回っている
3.自分の考えや信念が明確で融通が利かない。
4.一旦言い出すと梃子でも動かないし、人の言うことを聞かない。
5.いつも眉間に縦じわがあり笑顔が少なく、褒めることが少ない。
6.自分に厳しく、人にも厳しい。
7.遊びができない。
8.趣味は仕事。誰よりも朝が早く、誰よりも遅くまでいる。
9.頼まれると断れない

ことが多いのです。
なんとなく自分のことを言っているのではないかと思われたあなた、あなたも予備軍かもしれませんよ。

このような創業者は死ぬまで仕事をした方が良いことがわかったのです。
しかし、ゴーイングコンサーンとして永遠の命を与えられている会社は創業者個人の思いを尊重しすぎて汚点を残したくない。後継者にスムーズに引き継ぎ活力をみなぎらせたい。
死ぬまで仕事をする⇔スムーズな後継
を実現するためには、55歳やからの新創業を行えばよいことに気がついたのです。
3度の飯より好きで始めた創業者は、生まれた時から会社の跡取りだった2代目や3代目と全く異なる特性があるのです。
引退宣言のバージョンがひとつ増えました。

引退してから何をするかを決めるのではなく、何をやりたいから引退するんだというポジティブな発想が前提になっています。逆にいえば、やりたいことがないなら引退する状況ではないのです。60歳になったから後継者にバトンタッチするという発想では、会社から邪魔者扱いされて追い出されるようなネガティブな心理になり、決して本人にも家族にも会社にも良い影響はありません。

30歳まえに創業して、遊びもせずわき目もふらずに仕事一途に30年以上社長として経営を行ってきた人が、引退後に何をしたいといってもイメージできません。仕事や会社が人生そのものなのですから、「仕事を離れなさい」といわれると大きなストレスとともに、心の病になったり脳の病になったりする危険性が一気に高まります。仕事以外に関心のない人に、「ゴルフをやりなさい」、「盆栽をやりなさい」、「趣味を作りなさい」という方が無茶です。このような方は仕事をすべきなのです。

そこで、お勧めしているのが、55歳からの第二の創業です。
三度の飯よりも好きな仕事を引退後にもやるのです。
畑違いでもかまわないし、別の土地でもかまわないし、本業の関連ビジネスでもかまいません。もう一度、会社を大きくするのです。
そして、今の会社はしかるべき後継者に譲り、口を出さないことです。見てしまうと、後継者のやることなすこと、不満だらけです。たとえ口に出さなくとも顔に出ていますから、雄弁に不満を物語っています。後継者にするとやりにくいことこの上なしです。
「言いたいことがあったら言ってよ」
「別に、何もないよ」
「・・・」
「・・・」
見えないところで頑張っておれば、御互いに謙虚に話し合うことができるので、是非ともお勧めします。

ただ、相続だけは、早めに着手しておいてください。

 
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