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No.389【ワクワク・ウキウキ・向上ノウハウ】-2005.1.18
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2007/10/24 Wednesday 09:58:04 JST
No.480【計数音痴では幹部は務まらない】-2007.10.24

 

「計数が苦手だ」という幹部は意外と多い。なぜ、これほど多いのかと思うが、ほとんどの方は数字を日常活動で使っていないことによる苦手意識と言えます。
このタイプの幹部の方の日常会話を聞いていると面白いことがわかります。

あいまいな表現がおおくて、会話の中に数字が出てこないのです。

「このところ、我が部門の業績は、いまいち、パッとしない。既存得意先はまあまあだが、新規が全然とれていない。もうすぐ半期決算を迎えるがかなり厳しい状況になるのは間違いない。もっと気合いをいれて頑張ろうではないか」

業績が悪いということはわかるが、どう悪いのかがわからない。既存得意先と新規開拓の分析を行っているようだが、いいのか悪いのか判然としない。これでは部下も何をすればよいのか、いつまでにどれぐらいやればよいのかわからないので、結局、ムードだけは意欲的になるだろうが具体的な改善にならないのはよくわかるだろう。だれでも、他人の言動や他部門の問題点はよくわかるもので、どうすればよいかもわかっている。ところが、いざ、自部門のことになるととたんにわからなくなるから面白い。

先ほどの幹部の発言を次のように言い換えたらどう感じるだろうか。

「9月末での我が部門の業績は、単月で、対目80%、昨対で85%、累計で対目70%、昨対80%と大きく目標及び昨年実績を割り込んでいる。
これを得意先別にみると、既存得意先は、単月対目102%、昨対110%、累計対目100%、昨対105%と好調に推移しているが、問題は新規開拓で、単月対目で50%、昨対50%、累計で対目55%、昨対60%と大きく出遅れている。
商品別にみると、上位ランキング商品はどれも累計実績で目標の110%以上達成しているが、今季投入した新商品が目標の30%以下と苦戦している。10月は当社の半期決算なので、何としても累計で目標達成をしたい。
ついては、10月は新規開拓に力をいれて、10月の新規開拓目標の2倍を目標にしなければ、累計で達成することは難しい。
担当別、得意先別、商品別分析表を配布するので、各自、行動計画を3日後に私まで提出してくれ。累計目標達成のために頑張ろう」

具体的なイメージがわいてくるので対策が立てやすいのがおわかりでしょう。
日常会話がファジーな表現でムードに訴えているのが多いのではないでしょうか。
今一度、見直してください。

【計数感覚を身につけるもっとも効果的な方法】

(1)年間30万円以上自己投資に使う。
計数感覚を身につけるには、自分の財布に直結するのが最も効果的です。だから、幹部なら年間30万円以上、トップなら年間100万円以上を自分に投資するとを決めることをお勧めします。毎月25000円、自分に投資して、どれだけ利回りがつくか自分で実験してみることです。
自己投資によって、年収ベースで10万円の増収になったのなら、利回り33.3%というハイリターンを確保できたことと同じ結果になります。
自己投資するなら、英語を勉強するのか、本を買うのか、セミナーに出るのか、海外旅行に行くのか、得意先の接待交際費に使うのか、方法はさまざまですが、効果が一番高いものを考えて選ぶはずです。それも、長期回収思考か短期決戦型かによって判断も変わります。
自分が自分に投資するのですから、これほど
明確な結果はありません。もし利回りが低いのなら原因が何なのか、検討するでしょうし、次の対策もおのずと導き出されます。

(2)得意先の株主になる。
次にお勧めするのが、上場しているライバル、仕入先、販売先の株式を買って株主になることです。1部上場株式だと安いもので100円台からありますから、最低単位の1000株でも10万円と少額で自己投資としてなんとかなる金額です。
株主になると、投資した会社によっては4半期決算報告を送ってきますので、会社が取ろうとしている戦略が見えてきます。何度末には株主総会にでて、経営陣が株主とどのような関係を築こうとしているか体験できます。
また、優待券を発行する会社もありますので、思いがけず得した気分になる場合もあります。
幹部として一番勉強になるのは、世界経済、国内経済、政治の判断との関係に関心をもたなければ株価の決まる仕組みがわからないので、いやでも勉強せざるを得ないことです。
幹部会で全員がそれぞれの得意先の株主になり、誰が一番利回りが良かったかコンテストするのも面白いかもしれません。

(3)財形貯蓄をする
もし、あなたの会社が確定拠出型年金401kを導入しているならそれを活用する方がよいかもしれませんが、採用企業のほとんどが上場大企業ですので、中小企業や小規模企業ではあまり現実的ではありません。そこで、お勧めするのが財形貯蓄です。給与から天引きして貯蓄に回すことです。いつの間にか、退職金以上にたまっていることもあって、是非とも取り組んでみてください。
なぜ、財形貯蓄が良いかというと、振り込まれた給与(営業でいえば回収した売掛金)で生活しなければ借金しないといけなくなることが実感としてわかることです。
資金繰りが生活(または経営)の基本であることがいやが応でもわかってきます。しかも、それによって蓄積されたお金が家族共通の夢のために使うことができるため、団結力が高まること受け合いです。
たとえば、マイホームの頭金を5年で作る。5年以内に家族そろっての海外旅行を計画する等、楽しみながら計数を身につけることができます。
財形をすることによって、生活が規則正しくなるのと、期限約束をコントロールできることです。

自分の財布に直結することによって、もっと有利な方法はないのか、もっと節約できるものはないか、人生においてもっとも大切なものは何なのかと探究心が旺盛になり、時間のとらえ方が変わってきます。
唯一の限りある資源である時間をうまく使って、自分のビジョンや資産だけでなく、会社の業績や部下の能力を無限に伸ばしてゆくことができるのが計数管理です。

数字は幹部を豊かにしてくれる大切な武器です。大いに楽しみながら活用しましょう。

 
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