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No.399【「顧客満足」と「顧客不満足」の差】-2006.3.29
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No.295【今時のイギリス】-2004.3.17 プリント メール
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2007/06/25 Monday 13:57:06 JST
No.295【今時のイギリス】-2004.3.17

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1 経済動向

(1)イギリス VS 米国-生産性比較
先進経営研究所によると、米国と比較してイギリスの生産性は悪化していると報じられています。労働者一人当たりの付加価値で計測した生産性の指標によれば、1990年代の中頃までは、米国との生産者格差は縮小していましたが、それ以降は、再び両国の格差は広がっており、1990年時点とほぼ同じ生産性格差のレベルにまで悪化しています。その生産性格差の内訳をみると、サービス産業において、最も顕著に見られ、イギリスの金融業においては米国のおよそ半分の生産性に留まっています。ホテルや中食産業においても米国に比べ生産性が低く、卸売りや小売業においてもその生産性格差は大きいと報告されています。このように、イギリスの各産業において、生産性を高められるような技術や経営ノウハウの分野にビジネスチャンスがあるのかもしれません。

(2)家計支出は交通費がトップ
英国統計局の調査によると、全体的にみて、家庭における週あたりの支出の最も大きな割合を占めているのは、交通費の59ポンド20ペンス(約1万1800円)。続いてレジャー費は56ポンド40ペンス(約1万1200円)、食費は42ポンド70ペンス(約8400円)、光熱費や住宅維持費などは36ポンド90ペンス(約7200円)となっていると報告されています。交通費が支出のトップにきているのは、自動車、特にマイカー使用が多い上に高いガソリン代、加えて鉄道料金の高さなどを反映しています。民営化したにもかかわらず、こと鉄道料金は依然高く、日本の鉄道会社の運営方法や姿勢をぜひ活用してほしいものです。

(3)対イギリス直接投資の現況 -その1-
イギリスの投資貿易局の報告書によると、2002-2003年にかけて対イギリス直接投資のプロジェクト数は709件を数え、投資受入国として、ヨーロッパでトップの地位をキープしています。その内訳をみると、米国が283件でトップ、次いでカナダの73件、ドイツ50件、日本49件、フランス45件、中国の22件と続いています。雇用創出効果としては、米国が17,217人でトップ、日本は6位で1,108人とイギリス労働市場に寄与しています。イギリス対内直接投資の動向は前年に比較して減少しており、これは主に、M&Aの分野での投資減が影響を及ぼしています。

(4)好調、エンジニアリング業界
エンジニアリング会社における生産及び受注は、今年の第1四半期において過去7年間で最高の伸び率を示したことがわかりました。エンジニアリング雇用者連盟によると、前期の四半期の1%から今期の四半期は14%も生産が上昇したことを報告しています。しかしながら、設備投資に関しては依然停滞気味であることにも言及しています。

(5)大気汚染状況-NO2(二酸化窒素)濃度-
イギリス環境局によると、1976年以来の観察の結果、大気中のNO2(二酸化窒素)の年平均濃度は最近の12年間で45μg/m3 前後に数値が落ち着いていますが、全般的には明確な傾向が見受けられないと報告されています。一部では、産業からのNO2濃度は減少している一方で、道路交通からのNO2濃度が増加していることに起因しているという見解を示しています。自動車関連産業でNO2削減につながる技術が日本から輸入されれば、道路交通からのNO2濃度が削減できるのかもしれません。

 ビジネス

(1)アメリカ生まれのスターバックコーヒーとイギリスのライフスタイル
日本では、街の至るところにローソンやセブンイレブンをはじめとしたコンビニエンスストアーが生活の一部として浸透しています。イギリスにおいては、コンビニエンスストアーは、ほとんど見かけることはできません。その代わりにスターバックコーヒーがあらゆるところで活況を呈しています。とりわけ、ロンドン、バーミンガム、マンチェスターなどの大都市においては、数十メートル間隔でスターバックコーヒーのお店が並んでいることを見かけることも珍しくありません。ファーストフード感覚が浸透している日本のスターバックとは異なって、イギリスではのんびりくつろげることがスターバックコーヒーのコンセプトのひとつ。店内はゆったりとした大きなソファーや新聞がいくつも置かれており、ある人は分厚い小説を片手に、ゆったりとカプチーノを飲みながらくつろいでいます。イギリスのスターバックコーヒーにはコンセントが店内に数箇所設置されているため、あるひとは、コンピューターを持ち込んで、資料作りにいそしんだりもしています。いずれにしてもイギリス人のゆったり、のんびりとしたライフスタイルにマッチしています。それが、ここイギリスでは、スターバックコーヒー活況の原因のひとつになっているような気がします。イギリスの顧客のこころを掴むには、この「ゆったり」「のんびり」がキーワードのひとつなのかもしれません。

(2)イージージェットが携帯電話市場を視野に
航空料金のディスカウントで有名なイージージェットの創設者ハジロアノウ氏は、「格安」の「イージー」ブランドを活かすことによって、携帯電話市場にも参入する計画があることを示唆しました。
同氏は、1992年にタンカー会社「ステルマルシッピング」を最初に創設し、1995年に「イージージェット」を創業しました。その後、レンタカー会社「イージーカー」、消費者クレジット会社「イージーマネー」社を設立。その他に、割安な「イージーホテル」、「イージーピザ」、「イージーシネマ」、「イージークルーズ」といった会社の設立も計画段階に入っています。

(3)各国の起業家風土の比較 -その1-
早稲田大学アジア太平洋研究センターの報告によると、起業家になる前の経験企業数は日本が2.2社と、韓国の2.1社にほぼ等しいことが伺えます。これは長期希望勤務者が日韓両国で多いことを裏付けています。一方、イギリスは、3.1社でドイツと同じ数値を示しています。アジアの経済国である日韓に比べてドイツとともにイギリスも短期勤務の傾向が見受けられます。ちなみに米国は3.7社と最も起業前の経験会社数が多く、米国特有の短期契約の慣習が見て取れます。

(4)UK 起業家紹介
テレコムプラス社Telecom Plus
テレコム業界のベテラン、チャールズ・ウィゴデル(Charles Wigoder)は、ロンドンシティーのアナリストになる前は、会計士として働いていました。1988年にセルラー・コミュニケーションズ(Cellular Communications)を立ち上げ、後に名義変更されたピーポルズフォン(Peoples Phone)をボーダフォン(Vodafone)に77百万ポンド(約154億円)で売却しました。しかし、ウィゴデル氏はリタイヤするにはあまりにも若かったため、即座にピーポルズフォンの古き同僚とともにテレコムプラスを立ち上げました。北ロンドンを拠点に、通常の電話会社から電話、インターネット、携帯電話、ガス、電力サービスの総合公共サービス企業に変化を遂げました。それによって、他の競合会社より顧客当たり、年間500ポンド(約10万円)の節約を実現させ、拡大に成功しました。その象徴とも言える商品、スマートボックス(Smart Box)は、無料で電話線に接続し、最も安い電話料金を探すことができるようになっています。ウィゴデル氏は現在テレコムプラスの株38百万ポンド(約76億円)を所有しています。また、同社の売上は20012002年には約33百万ポンド(約66億円)に跳ね上がり、さらに2003年には58百万ポンド(約116億円)にも及んでいます。
https://www.telecomplus.co.uk/store/index.taf

最終更新日 ( 2007/06/25 Monday 13:59:02 JST )
 
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