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2007/06/25 Monday 11:51:48 JST
No.301【景気回復は「本物」だ】-2004.4.28
「景気回復が本格化している」ことについては議論が分かれるところですが、私は「本物」だと確信しています。少なくとも、当社の顧問先においては、景気回復基調による現象がみてとれます。

しかし、一般的にはまだまだ、一部の特殊な企業のハッピーな現象という捉え方が実感のようです。

最新の「日経ビジネス」(2004426日)の「ビジネス世論」(P169)のコーナーで、「景気回復は本物か」についてのアンケート調査結果が掲載されていました。(調査期間:330日~46日 調査対象:男性427名、女性22名、不明2名) 
 「回復してきたと思う 44.6 %
 「思わない 55.4 %

*「思う」と答えた主な理由
①自社の業績が回復したから
②繁華街に来る客が増えてきたから
③仕事量が増えてきたから
④知人からリストラの話を聞かなくなったから
⑤従業員が増えたから

*「思わない」と答えた主な理由
①経費削減の要求が強まったから
②依然として自社の業績がよくないから
③知人からリストラの話を聞く機会が増えたから
④従業員が削減されているから
⑤給料が減ったから

あまりに長く続いたバブル崩壊後の不景気(約13年)しか経験していない方は、にわかに景気が良くなったからといっても実感が無いでしょう。
生死の境をさまよった日本企業は景気が回復したからといって、大幅昇給したり、福利厚生を充実させたり、経費チェックを緩めたりすることはありません。会社業績に貢献できない方のリストラは今後も続くでしょう。
だからといって、景気回復していないという認識のままで仕事をすると大変なチャンスを逃してしまいます。いかなる風も全て推進力に活用できるヨットのように、細心の準備を怠りなくしておけば、変化は即、チャンスなのです。

業績向上には、(1)心血を注いで血のにじみ出るような自助努力によって経営改善を実現し掴み取った自力本願の業績向上と、(2)景気回復(他力本願)の業績向上があります。
自力本願経営は景気の好悪にかかわらず、いつの時代においても不可欠ですし、繁栄企業の必須条件です。不断の努力を継続している企業にとっては、今回の景気回復は恵みの雨となり、大ブレイクを起こすでしょう。待ちに待った絶好のチャンス到来です。

7月の参議院選挙、11月のアメリカ大統領選挙、2008年の北京オリンピック、2010年の上海万博と大型プロジェクトが目白押しで、世界経済、ひいては日本経済を活性化させる上において十分な要因があります。
世界トップクラスの日米両国が選挙に勝利するために、景気刺激策をとらざるを得ない環境の中で、中国という巨大市場が着実に成長軌道に乗っていることです。上海万博後のリセッションに警鐘を鳴らすエコミストの方がおられますが、その頃には全く別の経営環境になっていることでしょう。
中国の発展は世界中の素材産業、機械産業、エネルギー産業、食品産業、流通産業の発展に寄与するでしょう。問題はこれらのチャンスをモノに出来るかどうかは企業の固有問題に起因していることです。
もう既に、素材産業においては品薄感が漂い、既に値上げや出荷制限が始まっているのですから。

日本の高度経済成長時代の価値観と同様に、中国都市部の人々は未来の豊かさは永遠不滅のものと確信しています。中国13億人幸福プロジェクトは動き出したばかりですから、紆余曲折を経ながら前進するでしょう。
だから、今回の景気回復は「本物」だと思うのです。

社員の定着は企業の盛衰を決める
今後、需要が徐々に増えてゆく中で、問題になってくるのが「ヒト」です。
いつの時代もいかなる企業においても「人材不足」は永遠のテーマです。たとえ、デフレ時やリストラ中においてさえ、「人材不足」は企業の悩みの種で、いつも「人材」を求めています。
それが、景気回復によって、ますます厳しくなるのは容易に想像できると思います。
企業はヒト次第ですから、いかに人材を多く集めるかが、今後、ますます深刻な経営テーマになることは間違いありません。
ほんの数名でよいのです。社長の右腕と左腕となる「人材」を育成又は確保し、各部門を任せられる部門経営者(人材)候補又は予備軍を育成・確保しなければなりません。
巨人軍のように他球団の全ての4番打者という最高の「人材」を金にモノをいわせて獲得しても、必ずしも業績は向上しません。「人材」の能力を存分に発揮させるマネジメントとシステムが必要なのです。もし、このようなシステムとマネジメントが存在しているなら史上初の10連敗というような惨敗は無かったでしょう。

優秀な社員の定着率を上げる
次に必要なことが優秀な社員の定着率を高めることです。「定着率が高いこと」=「良い会社」という物差しにならないのはもちろんのことです。
しかし、社員の定着があまりにもよくないと、下痢症状と同じように体力を消耗してしまいます。ノウハウやモラールという栄養分が社外に流出しますから、良いはずがありません。
快食、快眠、快便は健康の源泉と言われるように、生き生きと仕事をして、利益留保で体力を温存し、有害社員や不良債権、不良在庫、不良システムを捨て去り、新しく導入することが重要です。
下痢は有害毒素だけでなく、栄養分まで排出し、なおかつ体力にダメージを与えるから問題なのです。
社員が辞める本当の理由は誰にも分かりません。(もしかして本人も分かっていないかも)
下表は、ある人材派遣会社で、人材登録面接の時に、転職理由を聞いたときのランキングです。

*退職理由ランキング
1
人間関係が難しい
2
評価されていない
3
仕事が面白くない
4
待遇が悪い(給与が低い)
5
将来性がない

コミュニケーションによる「信頼関係の構築」が出来ていないことによる理由が上位を占めます。
決して給与が低いからではないのです。

優秀な社員であればあるほど、高い問題意識をもっていますし、批判的な見方をします。自分の才能を活かせる場を真剣に考えていますから、才能を伸ばせると思える上司や仕事・職場であれば、周りがはらはらするほど叱られても平気です。
ところが、どんな良い仕事をしても無関心で、褒めることも無ければ、業績を落としても「くよくよするな。誰にでもあることだから」と慰めるだけなら、仕事に生きがいなど感じられません。

マジックフレーズ 「君ともあろうものが」
前職で、私には荷が重過ぎるぐらい大きなテーマを任された時に、ちょっとした気のゆるみから失敗をしてしまったのです。
上司は鬼瓦のような顔で
「君ともあろうものが、このざまはなんだ。顔を洗って出直して来い」
真剣に叱り、口もきいてくれませんでした。しかし、うれしくて、今でも感謝しています。
「君ともあろうものが」という言葉は、私を信頼し理解してくれているから言える言葉です。
もし、「しょうがないよ。こんな難しい問題をここまでよくがんばった」と言われたなら、ベストを尽くしていない自分を発見できなかったでしょう。
 
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