トピックス
No.387【今年の出来事】-2005.12.28
更に読む...
 
Home arrow FAX情報 arrow No.0290~0319 arrow No.309【部下の声に聞く耳を持つ】-2004.6.23
No.309【部下の声に聞く耳を持つ】-2004.6.23 プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2007/06/25 Monday 10:55:16 JST
No.309【部下の声に聞く耳を持つ】-2004.6.23

 

人間の顔は耳が二つに口が一つあります。耳は人の話を聞くためにあり、口は自分の考えを伝えるためにあります。従って、2回聞いて1回話すのがちょうど良い加減なのですが、人の上に立てば立つほど、どうも逆になっている場合が多いように思います。
今からでも遅くありません。気づいた瞬間から考えを変えて、行動を変えましょう。

人の上に立てば立つほど、中身を充実させてゆかねば、人はついてきません。部下の話を聞くことから始めましょう。
本当の改善提案や勇気を奮って発言した問題提起、前向きな不平不満、経営陣への批判攻撃、業績が上がらないことへの言い訳もあれば、開き直りもあるでしょう。
これらの声に耳を傾け、彼らの腹の中にあるガスを抜き取り、代わりにトップの思いや熱いビジョンを詰めることがとても重要な仕事だと言えます。

本来なら「実るほど頭を垂れる稲穂かな」のことわざのように、権威も権限もダントツのトップになればなるほど、人の話に耳を傾け、多様な考え方や価値観を寛容に受け入れることが出来るようにならねばなりませんが、なかなか、難しいことです。

良寛和尚の自戒30か条
いくつになっても必要な自戒をご紹介しましょう。

1. 言葉の多き 
2. 口の早き  
3. あわただしくものをいう  
4. ものいいのくどき
5. さしで口  
6. おれがこうした、こうした 
7. 人のものいいきらぬうちにものをいう
8. わがことを強いていいきかさんとする
9. 人の話の邪魔をする  
10.鼻であしらう
11. 酒に酔いて理をいう
12. おのが意地をいい通す
13. あやまちを飾る
14. 引用のおおき
15. 好んで唐言葉(外来語)をつかう
16. 田舎者の江戸言葉
17. 学者くさき話  
18. 風雅くさき話  
19. 悟りくさき話  
20. 茶人くさき話
21. たやすく約束する  
22. 人にものをくれぬ先に何々やろう  
23. くれて後、そのことを人に語る  
24. 返らぬことをくどくど口説く
25. 推し量りごとを真事になしていう  
26. 己が氏素性の高きを人に語る
27. ものの講釈したがる  
28. おかしくなきことを笑う
29. 子どもをたらし、すかしてなぐさむ  
30. 憎きこころもて人を叱る


皆さんはいくつ実行できていますか。私は自戒30か条のうち、出来ていないことの多さに愕然としてしまいます。いつも気をつけているつもりでも、いつの間にか「慢心」「尊大」になってしまうものです。まるで、生活習慣病のようですね。

収穫逓減の法則
作物に肥料を沢山与えれば、その収穫は確実に増えるが、与える量を増やしてもその増加率は低減してゆくという法則です。肥料を与えるという方法以外のやり方を開発しなければ増加率は維持できないのです。水耕栽培はその解決方法のひとつとして開発されたのです。
部下との関係も同様で、給与や待遇を増やすという方法は大変有効な改善方法ですが、それだけに頼ってしまうと、効果は逓減することを理解しなければなりません。そのときに、部下の話を聞くという別の方法を取り入れると、逓減法則を乗り越えて、成長を持続できるのです。

鶏はえさを与え続けると卵を産まなくなる
いつでもえさを食べられると思ってしまった鶏はえさを食べなくなり、卵も産まなくなります。動物には種の保存、すなわち、子孫を残すという遺伝子が生まれながらにビルトインされています。子孫を残すために食べることに執着するのですが、与え続けられるとその本能も薄れてくることを意味しています。
麦は予定された時期に踏まれることにより、大きく成長することが可能ですし、天敵を入れた水槽に入れられた魚は生命力が強化されます。いずれも、生きる本能を刺激した結果です。
人も同様に、予定された時期に必要な訓練を受けることにより将来の成長を確実にします。
早すぎても遅れてもうまくいきません。そのタイミングは本人とのヒヤリングで分かるものです。

メンタルヘルスとしてのインタビュー
現代人はことさらストレスに弱いようで、すぐに精神を病んでしまいます。うつ病になったり、不安症候群やパニック症候群といった、一見「なまけ病」に見える心の病で悩んでいる人があまりに多すぎます。自分の意見や考え方を吐き出すことが出来ずに自分ひとりで悩んで、将来を悲観し、襲ってくる不安に対処できずに病気になってゆきます。
企業の予防策として、カウンセリングという方法がありますが、カウンセリングに対する偏見もあるため、トップヒヤリングやインタビューという方法はとても効果的な方法なのです。
○仕事で困っていることはないか
○家庭はうまくいっているか
といった世間話でよいのです。腹の中に溜まったストレスの塊を取り除く機会を作る必要があります。

内部告発の予防策
いま話題の企業は三菱自動車ですが、少し前までは、「雪印乳業」や「日本ハム」「浅田養鶏場」、枚挙に暇がありません。間違ったことは正さねばなりませんが、そのほとんどは間違いを犯す前に未然に防止できるものばかりです。そして、これらのほとんどは社員による内部告発です。内部告発のほとんどは経営陣と幹部と現場社員との意思疎通が機能しなくなったときに起きています。
現場社員とその上司である幹部との間に意思疎通が機能不全になったときに、そのパイプを修復して正常化できるのはトップだけです。トップによる現場社員のインタビューがこれらの課題を未然に防ぐことが出来るのです。現場とトップがつながっていることが実感できれば、大きな変化が起きることは間違いありません。

今回の「部下の声に聞く耳を持つ」を含めて、トップのあるべき姿をまとめました。

1. 顧客満足と社員満足を経営理念に明記する…FAX情報NO.279

2. 右腕と左腕を持つ(但し、印鑑は渡すな…FAX情報NO.279、297

3. 引退年齢を宣言する(若さ保持と労害予防)…FAX情報NO.279、282

4. 報酬は高く(月300万円)、生活は質素に、社内一の長労働時間(16時間/日)を維持する…FAX情報NO.279

5. 異業種、異能人、異邦人と交流し、プラス発想と多面的思考法(塞翁が馬)を鍛える…FAX情報NO.280、NO.281

6. 全体最適のためには積極投資する(限度額設定)…FAX情報NO.280、298

7. 見栄をはらず朝礼暮改すべし(柔軟性の欠如は大敵)…FAX情報NO.280、305

8. すべての制約をはずす(方針制約、市場制約、工程制約)…FAX情報NO.280、306

9. 辛辣コンサルタントを持つ…FAX情報NO.280

10. 夢とロマンを具体的に熱く語る

11. 部下の声に聞く耳をもつ(耳はふたつで口ひとつ)…FAX情報NO.309

 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!