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No.316【ゆでカエル】の教え -2004.8.11 プリント メール
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2007/06/11 Monday 13:49:25 JST
No.316【ゆでカエル】の教え -2004.8.11

 

目加田経営事務所が幹部研修を行う時は必ず「幹部10のミッション」を輪読しています。
その中の1節に

『大きな仕事は大胆に、小さな仕事は細心に、いつ死んでも後悔しない仕事をすること 』
というくだりがあります。
大きな仕事は皆が注目し、自分でも「やりがい」や「ほこり」をもてますから、なんとか成功させようと事例研究したり、手法開発したり、相当な力を注ぎこみます。だから、それほど大きな事故やトラブルはおきません。
しかし、小さな仕事は、簡単でなれた仕事であるがゆえに、新しい手法の導入を検討したり、入社して初めて受注した仕事のように一所懸命に取り組むことはありません。持てる力の半分以下の力しか出していない場合が多いものです。したがって、事故、トラブル、クレームも起こしやすいのです。
小さな変化や、いつもと同じ仕事にこそ、細心の注意を払い、最大限の力を注ぎ込まねばならないのです。
同様に、企業経営における平和な日々は、非常に危険なことです。緩慢な変化には妥協がつき物で、企業に変革がおきません。
「これぐらいはいいだろう」
「そのうち、元に戻る。君は大げさに騒ぎすぎだ」
「いざというときは何とかするさ」
平穏な日常を最大の危機感をもってしっかりとマネジメントすることこそもっとも重要なことなのです。
同じように、大きな仕事は大胆をもって望まねばなりません。大きな仕事を細心に取り扱ってはとんでもない事態を招いてしまいます。

例えば、毎日のように世間を騒がしている「三菱自動車」「UFJ」は肉を切らせて骨を切るほど大胆な捨て身の経営姿勢が問われているにもかかわらず、そこまではなかなか出来ないようで、やることなすことが後手後手に回り、どんどん深みにはまっているようで気の毒です。
創業者の岩崎弥太郎さんが生きておられれば、どのような判断を下すでしょうか。
岩崎弥太郎さんなら『反社会的な企業に成り下がってしまった以上、お客様に迷惑をかけないようにアフター部門だけ残して、潔く一旦解体する』と決断するのではないかと想像しますが、皆様はいかがお考えですか。

企業が経営変革を迫られたとき、急激な変化によるショックや反発を和らげる意味で「ソフトランディング」とか「現実的対応」をとることが多いと思いますが、これも非常に危険だということは「三菱自動車」「UFJ」「雪印食品」等をみるとよく分かると思います。
社員に良かれと思って、波風を立てないことが自らを死地に追いやっている場合が多々あるのです。
やらざるを得ない改革ならば、覚悟をきめて、毅然とした態度で、思い切り楽観的に、大胆に、ドラスチックに、ドラマチックに一気呵成にやりきってしまうことが経営者の本質だといえます。
人気の絶頂期にハッピーリタイヤメントし、その後、一切業界にカンバックしない「山口百恵」さんの「潔さ」は、その瞬間で時間が止まったままで、永遠に心の中に生き生きと残っています。
経営とはかくありたいものです。

勉強熱心な読者の皆様は「ゆでカエル」のたとえをご存知でしょう。

【ゆでカエルの実験】

深めの鍋をコンロにおき、半分ぐらい水をはり、その中に、カエルをいれます。
カエルは環境が変わったので、びっくりして逃げようとしますが、鍋の深さが高いので、なかなか飛び出ることが出来ません。
すぐにあきらめてじっとしています。
そこで、ガスコンロに火をつけて、とろ火で煮込んでゆくのです。最初、逃げようとしていたカエルも、次第に水温があがると、ぐったりとして逃げる元気さえ無くしてしまいます。
ついには力尽きて、腹を上にして死んでしまいます。

その1:水に入れた場合
316.gif
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カエルはびっくりして飛び出してしまうのです。
危機一髪! 危機感を持ってとっさに行動するため、火事場の馬鹿力と同じく、平常では考えられないすごい力が無意識に出てくるのです。


ゆでカエルの教訓

環境が変化しているのに、いつもと同じ行動では命を落としてしまうのです。そして、重大な危機を察知したときにはすでに行動をおこすだけの体力を消耗しており、体が動かなくなってしまうのです。
カエルは水だから安心だとタカをくくっています。普段と変わらない環境(例えば水温:25度前後)は常に変化しており、暑い日が続くと水温も27度から30度まで上昇します。しかし、数日するとまた平温にもどります。
少し冷たい風が吹くと水温もさがり23度前後になります。が、数日するとまた平温にもどります。
問題はなぜ水温が上がっているのか、下がっているのか、原因が分かっておれば怖いものはありません。
ゆでカエルもまた同じように、なんとなく水温が上がってきたけれど、いつもの変動だと思い、あわてて行動をおこすことも無く平常どおりでした。
しかし、実際は誰かがコンロの火をつけたので、気温は変わらないのに水温が上昇し、湯気が立ち上りだしたのですから、平常ではありません。
同じ30度の水温でも、気温が35度あれば湯気は立ちません。しかし、気温が25度であれば、湯気が立ちます。明らかに、いつもと違う何かが起きていたのです。
変化しているのに気づかない鈍感は命取りです。
また、たとえ気づいても原因追究しようとしない無知怠慢も命取りです。
いまの環境変化は安全範囲内なのか、異常なのか、良く観察して、自社の業績に与える影響を冷静に分析することです。

『大きな仕事は大胆に、小さな仕事は細心に、いつ死んでも後悔しない仕事をすること』

 
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