トピックス
No.385【ラーメン店に学ぶ「貧すれば鈍す」】-2005.12.14
更に読む...
 
Home arrow FAX情報 arrow No.0290~0319 arrow No.318【景気回復期に打つべき手】-2004.8.25
No.318【景気回復期に打つべき手】-2004.8.25 プリント メール
ユーザ評価: / 0
悪い良い 
2007/06/07 Thursday 14:50:10 JST
No.318【景気回復期に打つべき手】-2004.8.25


日本の景気回復を象徴するように、オリンピックで日本勢のゴールドラッシュが続いています。
世界の桧舞台で活躍できる日本人選手が増えた要因としては、科学的トレーニング法の研究とトレーニング施設の充実が上げられます。

戦いに勝利するためには「肉体」と「技(技術)」と「精神」の3つのバランスが必要ですが、その中で基本となる肉体の鍛え方が随分と変化したものだとおもいます。
根性と忍耐と精神を鍛えるために、練習の目的と成果の因果関係を検証することなく、うさぎ跳びや腕立て伏せをしていた時代から、このスポーツに必要な筋力を付けるために最も合理的な練習メニューと栄養学との組み合わせで科学してゆく時代に進化しています。

技(技術)は日本人特有の研究熱心さから数多くの技術がうまれています。これは産業においても同じように国民性を反映しているのかもしれません。
「本番(プレッシャー)に弱い」といわれ、最も苦手とする「精神」も、メンタルトレーニングで克服しつつあるように思います。
精神をコントロールすることはひとつの技術として定着しつつあります。今はやりのコーチングやカウンセリングもコントロール技術の一つです。

景気とメダルとの因果関係はあるか?

日本の経済成長率とオリンピックは関係が有るか調べてみたのが次の表です。
今回はオリンピックが始まり29回目になりますが、日本がオリンピックにはじめて参加したのは1912年のストックホルムが最初で、日本はメダルを取れなかったようです。
1964年の東京オリンピックは戦後復興のシンボル、先進国の仲間入りとしての大きな意味のある大会でした。
そのときのメダル数は金が16個、経済成長率は名目で17.6%といまの中国の成長率の比ではありませんでした。日本の高度成長がいかにすさまじかったかが伺えます。

表 オリンピックメダル数と成長率の相関性?
318.gif
オリンピックでの金メダルの数と経済の好調さは多少なりとも相関関係にあるようです。
1990年にバブルが崩壊して、低迷していた経済成長率も勢いを増しており、オリンピックでも「お家芸」といわれる体操や柔道、水泳といった競技で金メダルラッシュが起きているということは経済においても同じような軌跡をたどるように思います。

デフレは終焉するか?

景気が回復基調にあるということはデフレが終息することになるのか? 答えはノーです。
バブル崩壊以降の激しい破壊的なデフレではないにしても、デフレ基調は続きます。
21世紀経営クラブで提唱しているデフレの定義を思い起こしてください。
デフレとは「買い手(需要)<売り手(供給)」の関係が成立するときです。第3次世界戦争が起こるよう要因でも発生しない限り、インフレにはなりません。
1989年11月9日のベルリンの壁崩壊によって生じたアメリカ1極体制になって以来、パワーバランスは構造変化していません。
従って、デフレ基調は続くことを意味しています。景気がよくなることによって、物価や金利が上昇するのでデフレがソフトになるでしょうが、「買い手<売り手」の構造が変化するには米共和党政権が続く限りまだまだ時間がかかります。

景気回復期における打つべき手

ソフトなデフレ期における経営のポイントは「お客様から選ばれる会社、商品、社員」づくりの徹底です。そのために「お客様とはどのような人か?」を徹底的に知り抜かねばなりません。
従来のあいまいなお客様理解では振り落とされてしまいます。なぜなら、破壊的なデフレ期を勝ち残ってきた企業同士のレベルの高い第二ステージでの競争が始まっているからです。
「すべてはお客様の満足のために」次の4点を中心に会社を回してゆくことが景気回復期の打つべき手です。
3182.gif
全ての項目に「ITを活用して」と入れているのは、ITを活用できない企業は情報社会では存在できないからです。家業や生業であればITを活用しなくても成り立つでしょうが、企業になるとそうか行きません。
ここでいうITLANWEBは当然のことながら、携帯やグループウェアを駆使して情報分析する技術を指します。営業日報は帰社しなければ入力できない状態では情報鮮度は落ちてしまいます。
紙媒体でしか情報共有できないようでは先が思いやられます。
データファイルと紙ファイルの両方を管理しないと目的が達成できないようでは21世紀のソフトデフレを生き抜くのは難しいでしょう。
ハードな精神論はもちろん必要ですが、ソフトな論理構成やビジュアルな提案力がお客様や社員をひきつけるものです。
根性でやってこられたのは20世紀まで、21世紀は根性+IT武装が必要です。

1.ITを活用してエンドユーザー満足度を高める

バブル崩壊以降、中抜きによる流通改革が進行しましたが、エンドユーザーをお客様と認識している企業はまだまだ少ないのが現状です。
エンドユーザーをお客様としてみるということは営業日報、窓口での電話応対を文字データベースにし、エンドユーザーのニーズや問題点を把握し、ソリューションを提案する体質に転換することが重要です。

2.ITを活用して社員満足度を高める

エンドユーザーの満足度を高めるのは第一線の社員ですから、社員のモチベーションややる気を引き出す工夫が必要です。
多様な価値観をもった社員の満足度を高める上で決め手になるのが、風通しの良さと論理的で透明な評価システムです。
何でもいえる社風、新しいチャレンジや前向きな失敗を歓迎する社風は挑戦意欲を掻き立てます。

3.ITを工夫して仕入を工夫する

ライバル会社と共同でネットワーク上に、運営会社を設立して、仕入ボリュームを確保した上で、共同購買やネット仕入を行う。このような芸当はIT活用を抜きにしては考えられません。

4.ITを活用して売り物を磨く

他社との差別化を徹底するためには、商品に関するデータベースが充実していなければうまく行きません。あらゆる部門のあらゆる社員がお客様や代理店、新規顧客、メールやホームページ、パブリシティ、業界資料から入手したデータを共有する仕組みが必要です。そのデータを定期的に分析し、設計に織り込み、他社に無い魅力を加味し続けるのです。

 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!