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No.405【会社の元気は社員のやる気づくりから】-2006.5.10
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45号-ISOのマンネリ打破は品質方針の活用で!- プリント メール
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2007/03/12 Monday 10:24:07 JST
45号-ISOのマンネリ打破は品質方針の活用で!-

 

ある企業の更新審査(3年間の運用の効果を判定する審査)の社長インタビューの場面です。
審査員:今後の課題は何ですか?

社 長:少しマンネリ気味ですから、品質管理責任者である常務に改善するように指示しています。
審査員:マンネリの改善のために、どういう取り組みをして欲しいという社長からのリクエストは出しているのですか?
社 長:いえ、特には。常務にお任せです。
審査員:そうですか。それでは、質問を変えますが、品質方針は最近見直しましたか?
社 長:マネジメントレビューで見直しをすることになっていますから、見直しました。
審査員:結果はどうでしたか?
社 長:「今までのままで継続して行こう」と「マネジメントレビュー記録」にこの通り記録してあります。普通、品質方針はそんなに変えるものではないですよね。
審査員:そうではありません。必要な変更は積極的に行わなければ、ISOのシステムは良くならないですよ。品質目標の達成状況はどうですか?
社 長:達成状況は100%です。今後はマンネリでない新しいテーマに取り組むように指示しなければなりません。どのように指示したら良いかと考えているところです。
審査員:「こういうテーマを取り組んでくれ」と示すことが、品質方針の役割なのです。言い方を変えると「ISOのシステムを使って、仕事の進め方や顧客満足をこのようにしたい」という社長の思いの表明が品質方針です。これだけ、経営環境の変化の大きい時には、方針の変更も大いに必要ですから、今度の見直しでは、突っ込んで検討してみて下さい。
社 長:分りました。

運用期間が長くなり、1回目、2回目の更新を経験する企業も多くなってきました。そういう企業の課題の1つは、「ISOのマンネリ化」です。そしてそのマンネリから脱却する一番のポイントは品質方針です。各社とも、システム構築時には、社長が苦労して品質方針を作成したと思います。また、企業によっては、従来からある「経営理念」などを品質方針と位置づけた場合もあるでしょう。今回は品質方針の見直しについて検討します。

症状1:品質方針のマンネリ化がISOシステムのマンネリ化につながっている
ISOのシステムの導入時点では品質方針も形式重視で作成する場合が多いでしょう。他社の事例や参考書を参考にしたり、コンサルタントから「こう書いたら良いですよ」とアドバイスされた通りに作成したケースです。診査の場面でも、規格がチェックするケースがほとんどですから、その内容が果たして、今の状況に適しているかは企業で検討しなければ役立つツールにはなりません。マンネリ品質方針の下では、品質目標も、毎年同じテーマで設定するというマンネリISOにつながります。

症状1の解決策:
ISOマンネリ症に陥っていると判断できる場合には、先ず品質方針を発展的に見直していくことを提案します。品質方針が変われば、品質目標のテーマも変わり、システムの改善を始めるきっかけがうまれます。

症状2:品質方針が抽象過ぎて、何に取り組んで良いか分かりにくい
品質方針が「誠心誠意頑張る」というように抽象的に書かれていたり、規格の言葉がそのままかかれている品質方針の場合は具体的に何を社長は社員に求めるかが分かりにくい状況となります。こういう状況ではどのようにシステムを改善したり、どのような目標を目指したら良いかが不明確になります。

まとめ
品質方針は、経営理念や社是社訓のように、未来永劫変わらずに掲げるものとは違います。品質方針は、社員に対してどういうテーマに取り組んで欲しいかということを伝えるコミュニケーションツールであり、社長しか使えない強力な改善ツールです。有効に機能するよう見直しをしましょう。

最終更新日 ( 2007/03/12 Monday 10:47:37 JST )
 
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