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2006/11/29 Wednesday 13:53:28 JST
No.434【ルール3.解決策は社内に有り】-2006.11.29


マクロとミクロの視点
ゴールデンルールの3番目は、「解決策は社内に有り」です。市場は常に豊穣なので、豊かな恵みを収穫できない原因は自分自身のやり方に問題があるということは誰にでも理解できることだと思います。

例えば、建設業界。
構造不況業種といわれ久しい業界ですが、誰に聞いても厳しいとしか言いません。
しかし、本当に厳しいのか、どの程度厳しいかは十人十色、千差万別の状況にあります。
マクロで見れば、5年前(H14年)と比べてH18年の見通しは93%(7%の減少)にすぎません。
その内訳は、建築106.9%、土木78.5%となっています。建築はなんと成長しているのです。
建築の内訳をみると、公共建築は51.9%、民間建築は114.4%、建築のうち、住宅だけ見ると公共住宅で67.6%、民間建築は105.1%で、実は成長しているのです。
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マクロで見る限りは、建設市場は成長を持続しています。
しかし、ミクロでみればさまざまな声が聞こえてきます。民事再生法を申請し借金棒引きで財務的に身軽になった企業が、受注で大暴れして価格破壊をしている。債務コストがないだけ、価格は安く押さえられるというなんとも皮肉な話です。

A社は従来の仕事のやり方をがらりと変えて、公共工事から脱却して、民間工事一筋、なかでも共同住宅に特化して非常に好成績を挙げています。
お客様(業界では御施主様)の目線に立って、お客様が求めるサービスを展開しているので、営業マンがいなくても仕事が途切れることが無く、いつも仕事が多すぎて困っているのです。
どのように、品質を落とさずに成長を持続するかが課題です。
一方、B社は廃業するにも借入金の精算ができないので、赤字覚悟の安請負でも仕事を取らざるを得ない。受注すればするほど赤字が累積してゆく地獄にはまり込んでいます。このようなひどい状態の時におきるのが不良債権、いわゆる不渡りの発生です。無理な受注をしているため、与信を確認したり、支払い条件を確認せずに、仕事に入っているのです。

ルール1は「市場はいつも豊穣だ」
ルール2は「原因自分論」
ルール3「解決策は社内にあり」
ルール4「あらゆる仕事はサービス業につながる」
ルール5「ビジョンは実現する」
ルール6「未来は変えられる」

マクロの統計数字が示すように「市場は豊穣」なのです。その豊穣な市場から、豊かな果実を収穫できるか、それとも、骨折り損のくたびれもうけになるかは「原因自分論」で決まります。
環境が悪いわけでもなく、社員が悪いわけでもない。ましてやお客様が悪いわけはない。悪いのは自分の仕事のやり方だけなのです。
ならば、豊穣な市場から豊かな果実を収穫するにはどうすればよいのでしょうか。
そこで登場するのがゴールデンルール3「解決策は社内にあり」です。
答えを外部に求めているかぎり問題は解決することはありません。
他人が問題を解決してくれるわけではないからです。トップはじめ、幹部、社員、関係先が一丸となって取り組まなければ問題は解決しません。
私たち経営コンサルタントが問題を解決するときも、顧問先の社員やスタッフの力を借りなければ何もできません。
現場の第一線で問題が発生しているのですから、問題の解決策も第一線に必ずあります。答えは社内に存在しているのです。
ただ、気づかなかったり、無視したりしているだけなのです。

C社では定期的に全社員参加でワークショップを開催します。50人未満であれば全社員参加でのワークショップは大変効果的でお勧めです。
緊張をほぐすために、「自動車」や「椅子取りゲーム」、「人間磁石」「100円じゃんけん」のようなアイスブレイクを行い、部門、年齢、性別、性格もばらばらにして、チームビルディングを行い、現場の問題をカードブレーンストーミングで議論してゆくのです。問題が出揃ったところで、テーマ「顧客満足度の高いHAPPYなC社を創る」を投げかけて、解決すべき課題を絞り込み、課題解決のために、KJ法を応用したカードファシリテーションで問題解決を図ります。
問題解決を具体化し、行動計画に落とし込むために、期限を3ヶ月以内に限定した検証可能な目標を設定し、目標達成のための具体策作りをコミットメントリストという手法を使って行います。
その具体策にはメンバー皆の名前が必ず載るようにし、全員参画のアクションプログラムを作成します。
1回目のワークショップでは社運をかけた戦略的な目標は出てきませんが、現場でしかわからないテーマがいっぱい出てきます。C社の場合、相互のコミュニケーションがうまく取れていないので、どうすればよいかと議論して、互いのことをもっと知ろうと社内報を発行することになりました。
他にも、さまざまなテーマが取り上げられますが、社員がそれぞれの立場でそのテーマの解決のために努力し、具体的に行動することによって解決してゆき、期限までの目標を達成してゆきます。
皆が達成する中で、自分たちのチームが未達成だと悔しさが出てきて、今度こそ、達成するという意気込みがでてきます。
それに、当初は子供じみたテーマやすぐに実現できるテーマを取り上げますが、次第に本質的なテーマへの取組が出てきて、大いに活性化します。
基本テーマが顧客満足度を高めることなので、社員の議論が本質からそれることはありません。
だから、どのような稚拙なテーマであれ、会社批判であれ気にすることはありません。
何度か会を重ねることによって、本質にたどり着きます。
一人の目で見るよりも、みなの目で本質に迫る方が早いし、正確で、何よりも楽です。しかも、動機付けも同時に出来上がっていますから、具体策の実行も思いのほか確実で早いのです。自分達で決めて、自分達で実行し、自分達で目標を達成する悦びをかみしめられるのですから、最高の動機付けです。「解決策は社内にあり」
社員の力を最大限に引き出し、本質に迫り、問題を解決することに力を注ぎましょう

 
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