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No.431【市場はいつも豊穣だ】-2006.11.8 プリント メール
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2006/11/08 Wednesday 11:29:02 JST
No.431【市場はいつも豊穣だ】-2006.11.8
儲かるビジネスと儲ける企業

会員企業を訪問してトップや役員と面談したときによく聞かれる質問があります。
「皆さんは経営コンサルタントとしていろんな国や企業を見ておられるから、これから何が儲かるかわかるでしょう。何をすれば儲かりますか?」
「儲かるビジネスはありません。あっても長続きしません。儲けるビジネスと儲ける企業はいつの時代にもありますけれどもね」
「そんなもんですかねぇ。どこかにあるように思うんですけどね」
「社長のやっておられる今の仕事も儲かっているじゃないですか。何もせずに勝手にもうかったわけではないでしょう?血の汗流して今の栄光を掴んだはずですよ」

構造不況といわれる建設業で他者に真似のできないやり方で躍進し、受注がありすぎて困っている企業がたくさんあります。
医療財政のひっ迫で、保険に依存せず、マーケティングをしっかりと行い、自由診療で成長している企業があります。
学校、医療、農業、通信等の規制緩和で新規参入して急成長している企業があります。先週お伝えした携帯電話の番号ポータビリティもこの関連のビジネスです。

一方で、建設業で公共工事のみに依存して、利権や談合でやってきた企業は塗炭の苦しみを味わっています。廃業したくても廃業させてもらえない現状があります。また、従来の規制にしがみついて、打つ手もなく意欲も失い、景気が回復して もとの栄華が戻ってくるまでじっとガマンして、ジリ貧になってゆく企業があります。
この違いはいつの時代も起きている現象です。
かってのチャレンジャーが成長し、業界の中で力を発揮すればするほど、保守派に変わってしまいます。生活者から遊離して、輝きを失ってゆく姿は今も昔もかわりません。

今では見る影も無くなった「天下のダイエー」ですが、私が社会人生活をスタートした京都の食品会社では、ダイエーのバイヤーは自社の社長以上に怖い存在で、権限がありました。
バイヤーの機嫌を損ねると会社の明日が見えなくなるぐらい影響が大きかったのです。
バイヤーの指示で社内の生産方法や社内システムも人事もすべて変わってゆきました。
その権力の源泉は、ダイエーが主婦の店という屋号で、アメリカ流のセルフサービス、低価格を掲げて、当時の相対販売、変動価格、高価格が常識の百貨店や商店街の販売方法に挑戦し、それが、生活者の圧倒的な支持を得て急成長してきたからです。

ダイエーの成功をみて、さまざまな企業がスーパー業界に進出、創業し競争しながら切磋琢磨し、莫大な市場が創造されました。
スーパーマーケットは儲かるビジネスだと思って参入した企業はさしたる工夫や努力もしなかったので次第に淘汰されて消えてゆきました。
儲かるビジネスではなく、儲ける会社だけが生き残ったわけです。
儲けるためには、お客様(生活者や取引先の会社)のニーズを掴み、他社に無い特色を打ち出し、そして磨いて磨いて底光りを発揮するほどに磨き上げなければなりません。
努力を惜しんだり、慢心に至った時点で会社の寿命は燃え尽きているといっても過言ではありません。常に、お客様の目線を意識して、お客様に支持されるように、自らの商品や仕事のやり方を見直し、否定し、新しく創造してゆかねば儲ける企業にはなりえません。
そうすれば、「市場は常に豊穣だ」という私たちの提案する原理原則が理解できるのです。
その豊穣な市場でなぜ収穫できないか?
なぜなんだろう?と自問自答するところに企業の成長が有るのです。同時に「市場は常に無常」です。つまり、変化こそ常道なのです。
平家物語の冒頭にある「祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり」とまったく同じです。
取り巻く環境が常に変化している以上、環境適応するには会社も自分も変わらなければならないのはいうまでもありません。ではどう変わるか?もちろん、お客様の目線に合わせて、お客様のニーズを掴んで、お客様に支持されるように・・・
ではお客様とはいったい誰なのか?
意外と「お客様」の定義ができていない企業が多いのには驚きます。「お客様」を再定義して、その「お客様」が要求するニーズを明確化するだけでもその企業は成長を約束されるに違いないでしょう。
後はやるかやらないか、経営者の決断だけです。

景気回復が57ヶ月と戦後最長だった「いざなぎ景気」をぬいて、記録を更新することが決定的になってきました。

「いざなぎ景気」は1965年11月から1970年7月まで57ヶ月続きましたが、その間、日本はGNPで西ドイツを抜き、世界第二位に躍進しました。
庶民は3C生活(カー、クーラー、カラーテレビ)に入り景気回復を実感できました。同時に公害も深刻になり、繁栄の反動が出てきた時代でも有ります。「いざなぎ景気」の平均成長率は11.5%と高く、最近のBRICSの成長を彷彿とさせます。

今回の「平成景気」は2002年2月から始まり、2006年10月で57ヶ月を迎えました。
これからも景気は持続するでしょうから、戦後最長になることは確実です。
しかし、平均成長率は2.4%と低く、「いざなぎ景気」の時の3Cのように生活水準の向上や豊かさの実感を伴っているとは言い難い状況であることは間違いありません。
給与の目減りや働き方が変わってきたために、年収格差が拡大し、より一層激しい格差社会になったとも言われています。

この平成景気でも儲かるビジネスがあったのではなく、儲けた企業があっただけなのです。
儲かるビジネスは儲けるノウハウがあって始めて有効なのです。
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