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No.381【「人はコストではなく資源だ」】-2005.11.16
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40号‐ヒト(人的資源)の育成を進める- プリント メール
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2006/10/13 Friday 10:46:18 JST
40号‐ヒト(人的資源)の育成を進める-

ある建設会社の更新審査(3年間の運用の効果を判定する審査)の場面です。
審査員は社長に対してインタビューを行っています。

審査員:人的資源についてお聞きします。ヒトの面ではどのような課題がありますか?

社 長:人数的には当面足りています。しかし、質的には不満足な状態です。

審査員:質的には不満足とはどういうことでしょうか。

社 長:今いる社員にレベルアップを計って欲しいということです。当社はこれから民間分野の仕事を積極的に取っていきたいと思っています。
そのためには、能力向上を図らなくてはなりません。

審査員:例えばどのような能力ですか?

社 長:例えば営業部ですと、今までは物件情報を摑んだら、受注予定の元請企業に行って営業すれば良かったのです。しかし、これからは発注者(エンドユーザー)のところに行って仕事を頂く営業を行うことを目指します。そのためには発注者のニーズを摑み、提案する能力が求められます。

審査員:なるほど。先ほど見ました「マネジメントレビューの記録」でも、「各部門で社員のレベルアップを図れ」という指示を出されていましたが、そういう意味だったのですね。

社 長:そうです。しかし、なかなか上手く進まないですね。マネジメントレビューでは指示を出しているつもりなのですが・・・・・。審査員:具体的な指示が必要かも知れませんね。教育訓練の計画は立てられているのですか?

社 長:計画は立ててはいるのですが、うまく進められていません。

審査員:それでは、各部門の審査で何故進められないか見ていきましょう。

どの企業も、人的資源(ヒト)の育成は最重要課題の1つです。ISOを運用しているほとんどの企業が、人的資源(ヒト)が最も大切であると答えます。しかし、そのための運用を十分していない企業が多いのも実情です。今回は人的資源のレベルアップのポイントを検討します。

1.求められる能力を出来る限り具体化しましょう
例えば、タクシーの運転手は2種免許を持っていれば仕事はできますが、それで十分でしょうか。お客様の求めている時間までに到着できるような道路の知識や乗っている時間を快適に過ごさせてくれる気配りのできる運転手さんを顧客は望むとした場合、資格以外のそういう能力を具体的に表すことが必要です。

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2.これから求められる能力を明確にしましょう(経営トップのニーズの明確化)
ISO導入時には、現在やっている仕事やそれに求められる能力を明確にする作業を行います。しかしそれで終わっていては、人材のレベルアップはできません。経営トップが今後望む社員に対するニーズを明確にしましょう。
           
                           <タクシー運転手に今後求められる能力 例>

①外国人客に対応できる語学力(英語、中国語)
②次回も指名される顧客満足を与えられる(指名率○○%)
③ホテル並みの基本動作を身につけている(敬語、挨拶)  等等

3.まとめ
  規格「6.2.2力量、認識及び教育・訓練」では「~要員に必要な力量を明確にする」ことを要求されています。各社員に対して求める能力を今より更に具体的にすることがISO活用につながります。求められるものが具体的でオープンになっていれば、社員1人1人は自分の取組む課題を理解することができます。是非ご検討下さい。

 

 

 

 

 

最終更新日 ( 2006/10/13 Friday 10:49:52 JST )
 
(C)2005 建設業経営コンサルタント 目加田経営事務所 組織活性化、売上げ向上、コストダウン、ISO取得支援、ビジョン策定のお手伝い 沖縄 大阪 京都. Powered by Mambo. Designed by MamboTheme - Mambo professional templates!