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No.395【そこまでやるか・・・徹底した歓迎】-2006.3.1
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37号-ISO運営の推進エンジンをつくりましょう- プリント メール
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2006/07/14 Friday 13:32:07 JST
37号-ISO運営の推進エンジンをつくりましょう-
ある会社の更新審査(3年間の運用の効果を判定する審査)の場面です。
審査員は社長及び品質管理責任者に対してインタビューを行っています。


審 査 員:ISOに3年間取り組んできて、手ごたえは如何でしょうか。ISO導入の当初の目的は達成できていますか?
社   長:ISO導入当初は、新鮮な気持ちで取り組み沢山の成果が出たのを実感できました。幹部の役割が明確になり、リーダシップを発揮して会社のスピードが速まったなどの成果です。
審 査 員:なるほど、それは素晴らしいですね。最近の状況はどうなのですか?
社   長:それが、マンネリと言いますか・・・。運用に停滞感を感じます。
審 査 員:品質マニュアルの「5.5.3内部コミュニケーション」の項目を読みますと、「品質保証委員会」を必要に応じて開催し、この場でISOについて検討や情報交換を行う、と規定されていますね。この「品質保証員会」はこの1年間ではどれくらいの頻度で開催されましたか?
管理責任者:この1年では1回開催しました。前回の審査で不適合が1件発生したので、その対応のために集まり検討をしました。ISO導入当初は、文書の検討など議題も沢山あったので頻繁に開催していましたのですが。
審 査 員:1回ですか。ISOについて、その他のコミュニケーションの場はありますか?
管理責任者:特にありません。各部門に任せています。
審 査 員:ISOに関して、コミュニケーションを行うことがあまりに少ないと感じます。社員がISOの重要性を認識し積極的に取り組む姿勢がないことには運用もマンネリになってしまいますよ。そして、ISOの重要性を社員に認識させるのは管理責任者だと規格でも規定しています。ISOの運用が停滞しているのは、管理責任者の問題です。対応方法を検討して下さい。
管理責任者:分かりました。検討します。

ISO導入当初は、審査になんとしても「合格」しなければならないという緊張感もあり、会議を頻繁に開催しながらISOの勉強に熱心に取り組んでいたでしょう。しかしISOの導入後2年、3年と経過すると各部門の自主性やISO事務局任せになり、決められた会議も開催されていない事例が多く見られます。それでは、せっかく導入したISOが活用できません。今回は、ISOの運用を継続し改善を進めている事例をご紹介します。

【A社の事例】
審査機関の審査の時には、不適合などの強制力のある改善要求が出されますが、それ以外にも推奨事項、観察事項などの改善の機会に関する情報が出てきます。さらに口頭によっても細かな課題がコメントされる場合がよくあります。A社では、それらを題材に月1回、社長、管理責任者、部門責任者が出席したISO会議で根気よく1年かけて検討し、改善を積み重ねています。
審査機関の審査の時には、審査員に厳しく審査し改善の機会を見つけることを依頼し、積極的に改善につながる情報収集を収集しています。

【B社の事例】
製造業のB社では、ISOを現場に定着させていくことに重点をおいています。そのためには作業標準や作業手順書が現場に理解され活用されるようにすることがポイントとなってきます。ISO導入当初にプロジェクトメンバーで作成した作業標準や作業手順書は現場とは乖離している箇所が散見されました。それを幹部が各作業班と一緒に読み合わせを行い、各作業班が理解できない表現や現場との不整合を直し、「現場が自分たちが作ったルール」にする作業を行っています。1年間で各作業班が一巡できるように計画的にミーティングを実施しています。

【C社の事例】
C社では、週1回社長以下幹部が一堂に会する幹部会議を実施しています。この幹部会議はISO導入以前から開催していたものですが、ISO導入以来、この幹部会議にISOの必要なコミュニケーションを全て取り込みました。そしてこの幹部会議で決定したことを必ず議事録に残し、必要な品質記録は全て記録することが実行されています。幹部会議に取り込むことで、ISOが経営活動から乖離することなく活用できています。

【まとめ】
3社の共通しているのは、「ISOの推進エンジン」を会社に作っていることです。そのエンジンが継続的に機能しているので、浮かび上がってくる改善点をつぶし継続的改善を実現することができるのです。

最終更新日 ( 2006/07/18 Tuesday 13:29:16 JST )
 
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