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2006/06/28 Wednesday 15:05:00 JST
No.412【志が人を導き、覚悟が道を拓く】-2006.6.28

 

成功する経営ノウハウは一朝一夕にはできないもので、時間がかかります。 事業を起業したときの立志を思い出し、原点に戻ることによって、人は本来の道に導かれてゆくものです。そして、軌道に乗れば必ず訪れるのがターニングポイント、分岐点です。現状維持か現状否定か、現状維持に未来が無いことは頭ではわかっていても、なかなか、順調に推移している“今”を破壊して、新しい取組をするには勇気と覚悟が要ります。しかし、立志に戻れば答えは明白。あとはやるしかないのです。

上海レポート

久しぶりに上海に行ってきました。前回訪問したのが昨年の5月ですので、かれこれ1年ぶりの訪問となりました。街の開発は相変わらず活発で、いたるところで旧市街地の再開発が進んでいます。さすがに3ヶ月で風景が変わるといわれた5年前ほどの勢いはありませんが、行くたびに本物の国際都市に近づいています。
ブランドショップの入ったショッピングセンターがいたるところにでき、一旦センターの中に入ると、東京やロンドンといるのではないかと錯覚するぐらいに近代化が進み、目を見張るものがあります。
さすがにサービス面では課題が多いですが、それも時間の問題で解決できるでしょう。
それと、昨年までは、一人で街を歩いていると地元の人からじろじろとにらまれているような印象があり、びくびくしながら歩いていましたが、今回はまったくそれを感じませんでした。街が進化していたのです。
有人宇宙飛行に成功し、経済運営では市場経済への移行成功した自信が上海の町の人をそうさせているのでしょうか。
政治は経済に優先しますから、今後のことはわかりませんが、こと経済面においては外資から信頼される政策を採ることは間違いありません。

今回の目的は2つ。ひとつは上海で営業している理容室の今後の展開の打ち合わせ。もうひとつは蘇州にある顧問先A社の工場見学です。

理容店のその後

当社の初めての海外プロデュース事業である理容店「髪工房 藤島」はおかげさまで開業から1年3ヶ月になりますが、今年の3月に採算分岐点にのり、安定しました。
登録済みのお客様も800名以上になり、固定客による口コミが功を奏しています。
週の後半からは食事時間も取れないほど予約がいっぱいで、うれしい悲鳴を上げています。
当然の結果として、予約が入りにくくなり、営業時間外に予約をいれたり、タイトな時間調整で乗り切っていますが、予約はあくまで目安ですので、遅刻されたり、時間を間違われたり、キャンセルされたり、個人のお客様を相手にするビジネスの弊害が発生します。しかも、上海で日本人経営のハイレベルな日本人技術者を常駐させた個室スタイルの理容室は「髪工房藤島」だけです。

当初の計画では、1年で軌道に乗せて、3年以内に北京とヨーロッパ(ロンドンまたはパリ)に出店する計画でしたが、残念ながら、初期投資の回収にはいたっておらず、経常収支面で黒字化した段階で、予定より、半年近く遅れている計算になります。
しかし、法律も文化もわからない異国の市場に挑んで、ここまでの成果を挙げることができたのは、ひとえに事業化である藤島氏の努力の賜物と尊敬しています。
軌道に乗せた後は、収益拡大を図らねばなりません。収益拡大を実現するには、店舗の拡張、メニューに見直し、価格の見直し、サービスの見直し等すべての面で見直ししなければなりません。それは、現状のリズムを壊すことであり、大変つらい選択ですが、個人事業主で終わるのか、事業家になるのかの分かれ道ともいえます。
当初の事業展開のために、現状を破壊して新しい作りに入ることにしました。

工場見学

上海から蘇州までは車で約1時間という距離にあり、上海の西端という感じです。
蘇州には大規模な工業団地が2箇所あり、シンガポールが中心になって開発し、主に欧米系先端ハイテク企業が進出している蘇州工業園区と、その手法を真似て地元政府が開発した団地で、A社は前者の団地に進出しました。
団地の中に金鶏湖という大きな湖がありますが、この湖の水をすべて抜いて、中央に巨大な人口島をつくり、周囲を観光地として再開発する。
また、Garg Playerが設計した27ホールの超豪華ゴルフ場が隣接しています。工業団地の周囲は、幹部用マンションと労働者用の団地が数十棟単位で建設され、一大都市を形成しています。
5つ星のホテルも2つあり、ここが工業団地であることを忘れさせるほど行き届いた都市計画をしており、道路沿いの植栽はきれいに刈り込まれ、季節の花で彩られています。
風景だけ見れば、ヨーロッパのどこかの都市にいるようです。
A社が中国に進出したのは2003年。
最初はレンタル工場に入居して創業しましたが、翌年には今の蘇州園区に土地を購入し、2期に分けて新工場を建築しました。
購入当時は、インフラが充実しているとは言え、他の工業団地に比べると5倍近い価格だったため、多くの日本企業は進出しませんでした。
もうひとつの団地に進出した企業は劣悪な電力事情に苦しめられて苦戦している模様ですが、この蘇州園区は停電「0」という中国では考えられないインフラを持っており、今では最も人気の高い工業園区になっています。
当初A社は化成品事業だけを展開していましたが、化成品は材料と金型によって技術が大幅に異なるため、2004年に中国大手の金型企業が売りに出るという情報を入手し、社内の反対を押し切って買収し、傘下におさめました。
これにより、金型技術と化成品の加工技術によって事業に幅ができ、強力な武器になりつつあります。言ってみれば、前工程と後工程をひとつの工場内に実現したわけで、顧客企業への戦略提案力は飛躍的に向上しました。
ここまできたのも、最初はトップが15年前に銀行主催の中国視察ではじめて中国を訪れ、その可能性を直感したときから始まりました。
「中国に進出しよう」という志を持ち、「その経営は中国人で無ければならない」と言う信念から、さまざまな縁を手繰り寄せ、いまの成功を勝ち取りました。立志はここまでA社のトップを導き、これからどう発展させるか、分岐点に立っています。過去の成功を破壊して飛躍するか、過去の延長戦上に未来を見るか、後は覚悟が道を切り拓くでしょう。

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